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暴れる君の傍らで  作者: かかち
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初登校

悪魔と天使………ざっくり言ってしまえば『善悪』の存在。



この考え方は、多少の偏りや形の違い入れど……どの国、地域、文化圏でも存在する。



まだ化学が未発達な時代………化学の目がまだつぶられていた時代では、今の俺たちよりも多くの物が『目に見えない存在』だったのだ。



しかし、その時から続く『見えない何かを在ると仮定する』文化は長い時を経て………



「タケ〜、あちーからコンビニ行こーぜ。アイス食おーぜ。」


「ワイもコンビニ行きてぇ………、てかあの天使どもこっち見てんぞぉ。気持ちわりぃなぁ。」



大きく見開かれた化学の目と………なんなら今この瞬間の俺の視界にも堂々とその姿を写してしまうようになった。



「……おっ、目を合わせたら逃げ出したな。やっぱあいつら弱いし、ださい………我ら『悪魔』が1番よっ!」


「ワイの眼光にビビり散らかしとったなぁ……ホンマに腰抜けばっかやわぁ。」



6月………梅雨の合間に刺す太陽が、湿った空気を温める。


今日はこの時期にしてはかなり暑い………


そして今年は……いや、今年からわ………



「なぁタケ。お前あの天使のケツ見てただろ?………良くねーぞ、我がいるのに浮気か?正気か?」


「マジかよタケェw、天使も狙うとか悪食だなぁw」



「見てねえし、狙っとらんわっ!!!!」



今年からは、この暑さと………こいつらのダル絡みにうんざりする夏を過ごす事になるだろう………………

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