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「道?」


「次元を通り抜ける道。魔法で作り出すんです。それは超高級魔法で作り出せる魔女はほとんどいません。私は作り出せるんですけどね」


またドヤ顔。なんか可愛い。


「それであの時代のフランス、なのかな? とここに道を作ったと」


「そうそう、追われて急いでいたので慌てて道を作ったんです。つながる場所や時代をきちんと設定しないままに。すると、えっと、あなたのお名前は? 奥田まさとさんですか、そのまさとさんがいた場所につながって。私が来るよりも早くに、まさとさんがこっちに来てしまいまして。だから戻ってまさとさんの意識をとばして元の場所まで送り返して、その後また私がここに来たんです」


「意識をとばして?」


「はい。そのまま送り返すと騒がれると思いまして、意識をとばしたんです。人間はいろいろと面倒ですからね」


あのとき急に眠くなったのはそのせいか。


いや待てよ。


彼女、なんか気になることを言ったな。


「人間はって言ったけど、君は、えっとミミって言う名前なのか、そのミミちゃん、人間はってどういう意味だ?」


「そのままの意味ですよ。私は人間じゃありませんから」


「えっ、人間じゃない」


「そうですよ。私は人間じゃなくて、種族が魔女なんです。人間とは能力がまるで違いますけど」


ちょっとびっくりした。


魔女とは人間の女が魔女になるもんだと思っていたからだ。

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