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意外な訪問者におれは少なからず動揺し、なにも言わずに少女を見た。
顔立ちから判断するに、年齢は十四歳くらいだろうか。
背が低く、黒いTシャツに黒いホットパンツをはいている。
Tシャツは体にぴったりとしており、二つの豊なふくらみと細いウエストが見てとれる。
背が低く、顔も中学生くらいにしか見えないのだが、体は豊満な成人女性のものだった。
ホットパンツからすらりと伸びた足も、見事な曲線美を描いていた。
「どちら様?」
俺はようやく声を出した。
すると少女? が流暢な日本語で言った。
「魔女はいかがですか?」
――はあっ?
つっこみどころ満載だが、どこからつっこんで良いかわからずに、俺が無言で少女を見ていると、少女は俺を押しのけるようにして部屋に入った。
「ちょっ、ちょっと」
俺の声を無視して、少女はそのままベッドの横に座り込んだ。
「君誰? いったいなんなの」
「だから、魔女はいかかですか? って言っているでしょう」