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「あっ、もしかして私が邪魔なんですか?」


「いやいや、そうじゃなくて、いつまでもいてもらいたいから」


「そうなんですか。嬉しいです」


といってミミはにっこり笑う。


くう、可愛い。


抱きしめたい。


キスしたい。


あんなことやそんなことやこんなことをしてみたい。


とは言っても、彼女いない歴イコール年齢のヘタレの俺に、そんなことはできなかった。


手を出したら、ミミがいなくなってしまうんじゃないかという不安もあった。


彼女から告白してくるとか、あるいはそういう雰囲気にでもなればヘタレな俺でも何とかなるような気がしたが、ミミは明るいしよく笑うし俺に親しく接してくれているが、そういう雰囲気をかもし出すことはまるでなかったのだ。



そんな生活がしばらく続いたある日、夜、ミミにいきなり起こされた。


「まさとさん、起きて!」


「ううん、どうした?」


目覚めると、ミミがベッドの横に立っていた。


そしてミミの後方の家具や壁が、ぐにゃりと曲がるのが見えた。

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