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ミミと数日過ごしてわかったのだが、掃除、洗濯は完璧だ。


料理もとてもおいしい。


そして、もともと貧乏学生のエンゲル係数はとても高かったのだが、彼女がやってきてからは、食費は部屋で食べる限りはゼロだ。


ミミは服も自由に作り出せるので、彼女の服代もかからない。


部屋は狭いがミミが綺麗に整理整頓してくれたおかげで無駄な空間がなくなり、ミミがいても前よりも部屋が広く感じられるようになった。


ベッドは一つでソファーもないが、彼女は天井で寝るので問題はない。


それはそれで、やりたいざかりの二十歳である俺には、残念なことでもあるのだが。


とにかく燃える下心を無視すれば、いいことづくめなのだ。


彼女は可愛いし明るいし。


となると気になることが一つある。


怖くて聞けなかったのだが、俺は思い切って聞いてみた。


「なあ、ミミ」


「どうしました?」


「ミミはいつまでここにいるの?」


「さあ。いつまでいるのか考えたこともありませんが」


「そうか」

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