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「お昼ご飯ですよ」
そういえばそんな時間だ。
正確にはお昼はとうに過ぎているが。
町ぶらの途中ですこしつまみ食いをしたが、食べようと思えば食べられる。
俺はテーブルにあるよくはわからないがなんとなく西洋の料理とわかるものを口にした。
――うまい!
食材も調理方法も見当がつかないそれは、今まで食べたことのない味がしたが、とにかくうまかった。
「うまいよ」
「よかった」
そういってミミは小首をかしげて微笑んだ。
やっぱ、かわいいわ。
俺は料理を全部たいらげた。
全部と言っても、三分の一くらいはミミが食べたが。
「うまいね。どうやって作るの」
「魔法ですよ」
「魔法?」




