閑話休題_彼女たちの所有者としての自覚
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まだ日が高いうちに宿屋に部屋を取り、ベッドに腰かけてぼーっとしてたら
「直哉さん直哉さん、ちょっといいですか」
セシリアさんとジルが珍しく二人仲良く僕の前までやってきて、羊皮紙と羽ペンを持っている。
「ねえ、直哉の名前を書けるようになりたいから、ここに書いてもらっていいかしら」ジルがペンを僕に手渡して名前を書くようにせがんでくる。
「良いけど、僕の世界の文字だからこっちじゃ役に立たないよ?」書き心地はとても滑らかでこんな事の為に良いやつ買ってきたなのかな? そしてすぐに新谷直哉と久しぶりに自分の名前を書いた。「はい、どうぞ」
「有難うございます、これが直哉さんの文字なんですね、とても素敵な形で直哉さんにぴったりですねこれ」セシリアさんが嬉しそうに書かれた文字をみてうっとりとして、横からジルも嬉しそうに横から覗き込んでいる。彼女の場合は尻尾がフリフリ動いてるので、なんかこっちまで嬉しくなってくる。
「では、練習してきますので少し外行ってますねー」と二人とも大事そうに羊皮紙を抱えて、そそくさと扉から出て行ってしまう。はて、練習する所を僕に見られるのが恥ずかしいのだろうか。そう言う羞恥心は有るんだったら、外での僕へのイチャツキももう少し抑えてくれればいいんだけど……人目のない所ならいくらでも良いんだけどな。
そして時間は立ち日が沈みかけ、外の通りにある酒場が看板を表に出して開店の準備をしだした頃、彼女たちが文字の練習のついでに買い出しやってきたのか、袋に食事やら旅で使う消耗品を買って帰って来た。食事もそこそこに、ジルのエールを飲みながら少しいい気持になる。
食べ終わったら、木で出来た水浴び場を借りてセシリアさんに何時も通り温かいショートシャワーを出してもらって、文字通り旅の汚れを落としていく。もちろんこの二人と裸でシ何もないはずが無く、シャワーを出た後のジルとセシリアさんがツヤツヤした表情で出て来るのは、シャワーのお蔭かそれとも別の理由かは水浴び場の壁だけが知っている。
「ふぅ、何もしてないのになんでこんなに疲れるんだろう」部屋に戻ってパンツとシャツ1枚になってベッドに倒れこむ。
「あらあら、直哉さん夜はこれからですよ」湯上りでほっこりしたセシリアさんが茶色いマントを羽織った状態で部屋に入ってくる。
「そうそう、これからが楽しいんだから」ジルも同じようなマントを羽織っている。彼女たちは湯上りにこのマントをサッと羽織って部屋に戻ってくる。もちろん、その下は湯上りで裸だから、月夜の晩に外に出れば立派な露出狂に……良いな。
「直哉さんベッドに腰かけてくださいね」セシリアさんに言われるがまま、ベッドに腰をかけると、二人がマントをはらりと床に落として、そのスラっとした裸体をあらわにする。いや、僕は少し嘘をついてしまった、体はスラっとしているけど、セシリアさんの胸は大きく、大きさに負けて少しだけ下に垂れている。それが逆に胸の柔らかさを強調していてすぐにでも顔をあの胸に埋めたくなる。ジルの胸はセシリアさんより小さいと言いつつも、一回りほど小さいだけで正直相手が悪いだけ。こっちは垂れてはいないが乳首の先までピンと立ち奇麗なロケット型で彼女の性格を表したかのような生意気な形で、二人の胸の先を隠すようにハートの形をしたパッチで隠されていて、こう、裸よりこっちの方がイヤらしい気がするのは僕だけだろうか。
胸から続くお腹から股間へのラインは二人ともとても細く滑らかで、指をつーっとなぞらせれば、きっと少しだけ指が柔らかい肉に沈むのが容易に想像できてしまう。お尻は二人が履いている紐のTバックのTの部分が尻肉に埋もれて、後ろから見ると何も履いてないように見えるほど大きく、太ももだけむっちりと大きく、そこから下の足はスラっとしていた。今目の前にはとても一人では受け止めきれない何かが立っている。
「さて、直哉さん私たちはどうしても言いたい事が有ります」
セシリアさんが、少し前かがみになりながらこっちにずいっと寄ってくる。胸のあたりを見た瞬間に、人類はリンゴよりスイカで重力の存在に気づけるんじゃないかと思ったりなかったり。
「そうそう、直哉にはちょーっとお話が必要ね」
ジルが僕の横に腰かけ、ベッドが沈み彼女の方へ僕が寄りかかってしまうと、そのまま尻尾が反対側の僕の脇をフワッと抱え込んできてジルに包まれる形に……湯上りの凄くいい匂いがするし、少しだけ暖かく気持よくてつい彼女の腰に両手を回してしまう。
「ああ、直哉そう、そうそうそれ、それよそれ!!!!!!」
ジルの声が少しばかり高くなり、両手で抱きしめられたかと思うと、
「離れなさい!!!!!!!」
セシリアさんに真ん中から思いっきり両手で引きはがされた
「何するのよセシリア、直哉がせっかく私を選んでくれたって言うのに」
「たかだか腰に手を回してもらったぐらいで、羨ま、違う選んでもらったとか頭にビール沸いてるんじゃないですか」
「まーまー、二人とも、それで結局話って何なのかな」
「あ、それよそれ、直哉には今みたいなのが足りないと言うか、自覚が足りないのよ」
「そうです、直哉さんには自覚が足りません」
急に二人が僕の方を向いて同じような事を喋ってくるのは、やっぱり仲がいいようにしか見えないが、それを突っ込むとメンドクサイ事になるから黙っておこう。
「直哉さんには私たちの事が自分の物だと言う自覚が足りません!」
何言ってるだこの人?
「直哉には所有者の自覚が足りないって話よ」
言い直されてもわからい、不思議!
「ごめんなさい、お二人の仰ってる事が良くわからないのですが」
意味わからなさ過ぎて、敬語になったりもするさ!
「ですから、直哉さんは私の所有者だと言う自覚が足りないと思うんです」
セシリアさんが言うには、町中でイチャツキが足り無いし、飲み屋で私たちがナンパされてもおどおどしていて何も言い返さない所が不満らしい。
「そうよ直哉、私にまだまだ遠慮が有るって言ってるのよ」
ジル曰く、ベッドの上でも二人にされるがままが多く、もっと自分のしたい事や普通の娘に言ったらドン引きされるようなお願いとか、何でも受け入れる準備は出来ているのに普通過ぎると。
「いや、無茶言わないで下さいよ。例えば二人がナンパされてる時にこんな貧弱で実際紋章付与するだけしか力が無いので、はたから見ても不釣り合いなパーティーなので……」
「何を言っているんですか、そんな貴方が誰も助けれなかった私を助けてくれたんですよ、もっと自信を持ってください」
「そうよ直哉貴方はもっと自信を持って良いのよ、私の命を救ってくれたのは紛れもなく貴方なんだから」
二人の両手が首に回されて、優しく抱きしめられる。そう言われればそうなんだけど、こう実感がわかないのは僕だけだろうか。こんな素敵な大家庭魔法使いと砲術師の二人とこの世界を冒険できるのは前の世界では絶対に無理だったわけだし……マルケッタには本当に感謝しなければいけないな。
そんな思いにふけっていると、ジルが頬ずりしてくる
「でも、あれよねセシリア。私たちをナンパするやつの8割は胸を見ながら喋ってくるのどうにかならないのかしら、酔っぱらいすぎて顔と胸を見間違えるにしてももう少し節度ってものがあるわよね」
そりゃ見るだろ、酔ってなくてもその胸見た瞬間にべろべろになるって。
「あれは何回やられても慣れないですね、こう奴隷市場で品定めする殿方と同じ感じがして……」
「セシリアさんやジルを奴隷市場の奴隷と同じ風に見てる?僕の紋章持ちをそんな目で見るのはちょっと気分良くないですね」
「直哉さん、それです、それ!!それなんです!!」
「直哉なんでそれを、その場で言ってくれないの!!」
両サイドからが突如力強く抱きしめられて、つ、潰れ、柔らか、いや潰れる!!
「もう、直哉さんやればできるじゃないですか」
「なんでそれを出来ないのよ、次私たちがナンパされたら、その見ている胸触らないほうが良いですよ、僕のがこびりついてるんで汚いからって言ってやって!!」
アホかw ただのキチガイだろそれwww
「ま、まあそれを言うかは諸説として、気持はわかりました。次回そう言う事が有ったら、ん?」
セシリアさんとジルが嬉しそうに何か腕の長さがあるかどうかの袋を出してくる。
「はい、そう言う訳で直哉さんが私たちが自分の所有物だと言う自覚をしっかり持ってもらう為に作ってきました!!」
袋を嬉しそうに高らかと掲げて、新しいおもちゃを手に入れた子供のような笑みを浮かべるセシリアさんと、両手を腰に当ててうんうんと頷いてるジル、嬉しそうだなこいつら。
「えーと、で何ですかそれ?」
「武器屋さんにオーダーメイドで先程作ってまいりました直哉鞭です!!」
んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん??????????
何だこれ、乗馬用の鞭の先っぽが直哉の文字が横書きで付いて……名前書かせたのその為か!!
「特急料金払ってサクッと作ってもらったのよ、どう良く出来てるでしょ!!」
ドヤ顔のジルが褒めて褒めてと言わんばかりに頭を差し出してくるのを、本能で撫でるより先にはたいてしまう。
「痛っ、直哉そうじゃない、叩くのは鞭でよ」
「アホか、はたくはこんなの、何ですかこれ? 特急料金? バカなの? 僕の紋章持ちはバカしかいないの???」
「こほん、良いですか直哉さん昔から言いますよね、自分の持ち物には名前を付けましょうって。私たちの所有者としての自覚が足りないのは、ちゃんと自分の持ち物に名前を書かないからだと言う結論に二人で先日なったんです」
なったんですじゃない!! 何がどうなるとそうなるんじゃい。
「それで、最初私が直哉に直接名前を刺青みで入れてもらおうと言ったんだけど、セシリアがそれは直哉さんにはまだ刺激が強すぎるから他の方法にって」
なんで、そこで名前を入れる方向性は残ったんですかね……てか、一生かかってもそんな事しないよ。
「そこで、いろいろ議論した結果鞭で思いっきり打てば赤く痕になるから、それだと!! これを思いついた瞬間妙案過ぎて、思わず二人でハイタッチしてしたんですよ!!」
「セシリア、あれは本当に妙案だったわね、まさに天からアイデアがすっと降りてくるとはこの事よね」
「あー……で、あれですか話を総合すると、この鞭で叩けば僕の名前が二人に付くから叩けと」
セシリアさんが、満足げな顔で鞭をズイっと僕の前に差し出してくる。ジルはその間に両手を頭の後ろで組んで背中を僕に向けて、セシリアさんも僕が鞭を受け取ると同じようなポーズで二人仲良く並んでいる。
「さあ、直哉さんどうぞおもいっきり叩いて、私たちにご自身のお名前をしっかりと刻んでください!!」
「直哉遠慮はいらないからさあ、バシッと決めて!!」
「これって僕が叩かないとどうなるんですかね」
「「叩いてくれるまで、この状態から動きません、絶対に、何日でも!!」」
ハモるな、こんな所で息を合わせるな。
「はぁ、分かりました叩きますよ、叩いたら満足してくれるんですよね」
この二人は、地味に頑固な所があるので、これは本当に叩かないと何も進まない気がしたので叩く、何処を? 二人の綺麗なスラっとした背中、後ろからでも分かるほど胸が横へ溢れていて、綺麗なくびれを通ったらTバックの紐が見えないお尻とむちっとした太ももからスラっと流れる足先、これを傷つけるのは神への冒涜なのではないだろうか。
いや、叩かないと終わらないし、痛くなさそうな所は背中、かなー。
軽く素振りをすると、鞭の空を切る音がビュっとなり、二人の背中が一瞬だけビクっとする。これは、あれだ早く叩かないと二人に悪いし、ええいままよ!!
パシッ!!
軽く腕を振り上げて、セシリアさんの背中に鞭が振り下ろされる。その背中を最初じゃなかったので恨めしさが顔から拭えないジルが覗き込む、そしてセシリアさんと顔を合わせジルが首を横に振る。はぁー、二人のため息が室内にこだまする。
「直哉さん、痕が何もついてないじゃないですか。やる気あるんですか、これじゃあ私たちがナンパしてきた冒険者に取られてしまいますよ!!」
「……わかりました、二人から言い出したんだから途中で泣き言を言わないで下さいよ!!」
バシィイイイン!!
「ヒグゥッ」
セシリアさんの背中に思いっきり鞭を振り下ろし、部屋に打撃音が響き、打たれた瞬間にセシリアさんが少し前かがみに身をよじり、ジルが背中を見るとそこにはしっかりとセシリアさんの滑らかな褐色の背中に、赤く直哉の文字が浮かび上がっていた。
「直哉、私にも早く早く」
ジルが尻尾を嬉しそうにふりふりしながら、せがんでくる。これを見てせがんでくるって、あーーー、もうどうにでもなれ!!
ビシィイイイイ!!
「ハウッ!」
鞭で叩かれた瞬間、ジルの尻尾が下方向へ扇状に綺麗にピンと広がり、少しだけ前に進んでしまい、そのまま前に出て来た背中をみたセシリアさんが、こちらを向くジルの顔を見るとニッコリと良い笑顔で答える。
「ああ、直哉の名前が私の背中に、この背中からじんわりと広がる熱と痛みが、直哉の形なのね、良いわ、これとっても良いわ、さあ直哉今度は私たちの紋章に鞭をちょうだい」
二人が前を向きトロンとした目でせがんでくる。こう、思った以上に卑猥だこれ。僕の名前を鞭で打ちつけられた裸体が身をよじりながら恍惚の表情で、鞭をせがんでくるのは、駄目だこれ、性癖が歪む。
「さあ、直哉さんこのお腹の紋章に鞭をお願いします! あぅ!!」
セシリアさんのお腹の紋章に勢いよく鞭を打ち付ける。そこに浮かび上がる直哉の文字を見てうっとりするセシリアさんがとても淫靡で、たまらなくなってしまい続けざまにその大きな胸に鞭を打ち付けてる。横から鞭が当たった瞬間、反対側の胸と一緒にくの字に曲がりセシリアさんがあまりの痛みに仰け反って天を仰ぐ。
「……あ、ああ、そう、そうですよ、直哉さん、この胸は直哉さんの持ち物ですから、しっかりとお名前を付けないといけませんね」
少し息が上がるも、顔が赤くなり額から汗が少し垂れて来たセシリアさんが満面の笑みで僕を見つめてくる。胸とお腹に僕の名前が浮かび上がった彼女の体から目を離せなくなっていると
「直哉、何してるの胸の紋章は私の物なのよ、早くその鞭で名前をちょうだい!!」
ジルが少し涙目になりながら、胸を突き出してせがんでくる。
「僕の紋章持ちはなんでこう、もう好きなだけあげますよこんなもので良ければ!!」
バシ!!!!
「アアァァァァ!!」
ジルの左胸の紋章に勢いよく鞭を打ち付け、彼女の胸に僕の名前が刻まれていく。ジルの口から痛みからなのか、名前を付けられた喜びからなのか少し涎が垂れてくる。それを見た瞬間に頭の中で何かが弾けた。そこからはただ欲望の向くままに、僕が誰にも渡したくない彼女たちの体の部分をただ鞭で滅多打ちにしていく。
彼女らの胸は僕の名前が重なりすぎて、シールが張られすぎて新しい模様になったノートPCのようになり、スラっとしたお腹も何重にも鞭の跡が付き、特に彼女たちが子宮のあたりを何度もせがむので、僕の名前で彼女たちのお腹に子宮の形がはっきりと刻まれる。
太ももは最初外側だけ打っていたら、ベッドに片足をセシリアさんが載せたかと思うと「内ももはいらないのですか?」と言ってくるので遠慮なしに叩いていく。膝側からは初めて股の付け根にどんどん近づけて鞭を打ち付けていき、最後に一番端を打ち付けた瞬間にセシリアさんがベッドに垂れ込んでしまう。
「セシリアさん、ごめん大丈夫ですか」
「いえ、直哉さん大丈夫です、ちょっと刺激が凄くて倒れてしまいました。ほら、直哉さん反対側もどうぞ」
そう言うとセシリアさんがベッドに仰向けになりながら、股を左右に開き僕を見つめてくる。ああ、そう言う所だよ、なんでこう僕が嬉しくなる事を彼女は言ってくれるのか。セシリアさんの両方の内ももに僕の名前が綺麗なラインを作り終わった後に彼女が立ち上がると、彼女の寝ていた場所は汗かそれとも別の何かでグシャグシャに濡れていた。
「直哉、私のお尻は要らないのかしら」
ジルが白く大きなお尻を僕の方にふりふりしながら突き出してくる。
「勿論これも僕の物ですよ、ほら!!」
ジルの大きな尻に僕の名前が刻まれていく。白く大きな尻が僕の名前とともに赤く染め上がっていき、何度も叩いていくうちに、ジルが痛みで内股になる。叩かれてる途中で褐色の大きく柔らかくもハリのあるお尻をジルのお尻の横に並べ、セシリアさんがせがんでくるのでこちらも思いっきり叩いて名前を刻み付ける。その途中で、ジルが痛みで床に寝転んでしまうと、その内ももに鞭を打ち付ける。
「直哉、無理ああ、今は無理なの、お願いだら少しだけ休ませて」
「何言ってるんですか、立ち上がるまで延々とその内ももに名前を刻み続けますよ」
ジルが内ももを鞭で打たれるたびに、喉から悲鳴を出しつづけ、立ち上がろうとするその内ももに容赦なく鞭を浴びせ、何度も膝をつく彼女を容赦なく責めたて、最後にやっと立てたジルは余りの痛みにがに股になりながら膝が笑っていたが、その顔もまた涙と涎にまみれつつも嬉しそうに僕を見つめてくる。
そして、最初に痕が全然つかなかった背中も上から下まで僕の名前を刻み付け、二の腕や手の掌にも打ち付けた。
「はぁはぁはぁ、これでもう全身僕の物ですよどうですか、満足しましたか二人とも!!」
そこには、両手を頭の後ろで組み完全に無防備な二人が、全身僕の名前を刻まれすぎてセシリアさんはより深い褐色の肌になり、ジルは何時もの綺麗な真っ白な肌が今は赤く綺麗な紅葉を思わせ、二人の肌は汗でぐしょぐしょになり、恍惚の表情で口から涎が垂れ続け荒く息を吐いている。部屋の中は二人の体温でグジョグジョになった体から絞り出したような体臭で埋め尽くされ、呼吸をするだけでくらくらしてくる。
「ああ、直哉さんありがとうございます、これで私たちが直哉さんの所有物だって分かっていただけましたよね」
セシリアさんが両腕をだらんと下ろし、じっとりした目で見つめてくる。
「直哉見えるかしら、この貴方の名前を刻まれた体は間違いなく貴方の物なのよ」
ジルが自分の両肩を両腕で抱こうとして、肌に触れた瞬間痛みでビクっとなりながら、嬉しそうに自分の体を見つめている。
「でも、直哉さんまだ私たちの体でお名前を刻んでない場所がありますよ、これでは不完全ですから早く打っていただかないと」
え、何を言ってるんだ、もう彼女たちの体中僕の名前だらけで打てる場所なんて残ってないのに。
「あら、セシリアも気づいてたのね。ふふ、直哉ったら私たちの体に名前を打ち付けるのが楽しくなりすぎて最後まで気づかないんだもの」
二人とも顔を見合わせてクスクス笑っている。二人の周りをまわって体中上から下まで見るがもう僕の名前が刻まれない場所はやっぱりなかった。
「直哉さんほら、ここですよ」
「直哉、ここよここ」
そう言うと、二人がその大きな両方の胸を持ちあげる。あはは、なるほどな、確かにそうだそこはまだ僕の名前が刻まれて無いな。彼女たちの持ちあげた胸の裏側はまだ元の綺麗な肌の色をしており、確かにそこにはまだ僕の名前は無かった。
「本当に二人は何処までもよくばりなんですね……ほらこれで良いんですよね」
鞭の音、彼女たちの喘ぎ声が部屋に響くたびに、胸の裏側に何度も名前が刻まれていき、彼女たちの胸が表裏全部僕の物になった。
「お疲れ様でした直哉さん、これでこの体の所有者だって言う自覚わきましたか?」
沸くさ、嫌と言うほど沸いたとも。
「ああ、全身に直哉を感じれてこんな幸せな事はそうそう無いわ。ねえ直哉この体を触ってみて」
言われるがままに、ジルの真っ赤になったお腹を触ろうと指先が触れた瞬間ジルの口から空気が少し漏れる。
「ああ、良いわ、本当に最高、そのままぎゅって抱きしめてくれないかしら。ふぁあああああああああ、ひぐぅ駄目、これ凄すぎる」
こっちも我慢ができず、ジルに欲望のまま抱きつき熱くなった胸に顔をうずめると、余りの痛みに体をよじりながらジルが逃げようとするので、僕の物なのに逃げるなんて許せないと言う気持ちが沸き上がり、力強く抱きしめ直す。その瞬間ジルの体がビクッっとなったかと思うと力が抜けて僕にもたれかかってきて、僕の太ももに熱い何かが垂れて来た。
「あらあら、ジルったらはしたないですね。さあさあ直哉さんベッドで貴方の所有物をたっぷりと堪能してくださいね。貴方の所有物は何処にも逃げないんですから」
セシリアさんがベッドに仰向けになりながら僕を待っている。ジルをセシリアさんの横に寝かせる。僕の名前が刻まれた二つの所有物は悶えながら、僕を誘うように両手を広げ、吸い込まれるように僕はそこに沈んでいった。
「もう二人とも絶対に離さないからね」
それに答えるように、二人の腕がそっと僕を抱きしめてくれた。
メインストーリーもそうですが、どうしても私の中で暖まりまくっていた欲望をぶちまけた何かです……ええやろこれ、わいの中では最高に最高な内容なので、もし誰か一人にでも刺されば幸いです。
やればエロいと思うなよ!!