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エタってない、、、ないんですこれが、まーじで( ;∀;)

今でも、ちょくちょく読んでくださる皆様本当にありがとうございます。

こう、書き方すら忘れかけてるのでまた小話でも書いて色々と感を取り戻したい、、、

朝のお腹が元気に動く感じにスープに胡椒をドバドバいれて、パンを浸しながら舌鼓を打ってると、周りから変な話が聞こえてくる。



「おい聞いたか? 昨日この近くに大型のモンスターが出たって」

「お前も聞いたのか、何でももっと奥の方にいるはずの大型が出たって話しだろ」


周りは流石冒険者の端くれと言うのか、生死にかかわりそうな話題だからか似たような話でもちきりだ。


「うーん、何だろうもし本当に大型のモンスターなんて出たら、一目散で逃げないとなー」

「あら、直哉さんが逃げる事なんてありませんは、どんなモンスターでも私が掃除してあげますから」

セシリアさんが、ちぎった黒パンをスープに浸しながら、楽しそうにそう言うと


「あら直哉モンスターの処理なんて私に任せてよね、そうそうこの横にいる黒くて丸っこいモンスターも一言言ってもらえれば何時でも塵にかえしてあげるから」

ジルが嬉しそうにスープを僕にアーンとしながら余計な事を言うと、、、ねえ、うん


「直哉さん今年の冬のお召し物は既にお決まりですか? 宜しければ狐の毛皮の首巻なんか如何でしょうか?」


んんんんんんんんんんんん


「ねえ直哉、王都の奴隷市場ではダークエルフが高値で売れるから、今度行きましょう♪」


あああああああああああああああああああああ


「おだまりなさい万年発情雌狐、毛皮屋のお仕事増やしてあげましょうか?」

セシリアさんがホルスターからショートロッドを抜きながら立ち上がり

「奴隷市場で売れ残るあなたを見ながら飲むエールはさぞ格別でしょうね」

ジルも懐から大砲をだしつつ立ち上がり、周りの訓練生も彼女らの実力を知っているから誰も手出しができず、一目散に逃げる物や机の下に隠れる物など、冒険者として必須の技能でもある危険を察知して逃げるって事だけはこの人たちは合格だなーと考えてると二人の後ろに人影が


バコン!!!!


貫禄がある野太い腕から二人の頭にゲンコツが落ち、二人ともうずくまってしまった


「食堂はご飯を食べる所、暴れたいなら外でやんな!!」

恰幅の良い食堂のおばちゃんの一撃は二人を止めるには十分すぎる威力だったようだ


「直哉!! あんたも、この二人の恋人なら二人が迷惑かけないようにちゃんと見ときんさい!!」

「ぶ、違います!! 彼女たちは僕の紋章を受けてくれた人たちでけして恋人では、、、」

そう言いかけると、足首がが冷たいと思ったら、ジルとセシリアさんがうずくまった状態から僕の足に片方ずつだきつき、涙で頬と僕の足を濡らしてる


「そんな、直哉さんあのベッドでの私たちの関係はただの他人だったと言うんですか!!」

ええい、誤解を、、、ではないけど、こう周りに聞こえる感じで言うの止めてくれセシリアさん!!


「そうよ、昨晩だってあんなに激しかったのに、私と直哉の関係ってそんなものだったの!!」

ジルもジルでここぞとばかりに大声で頬を濡らしながら、、、不味いこの流れは本当に不味い、周りの空気がうってかわって、僕をじーっと見つめる感じに。やれ、殺すや、あの二人を自由にして何の文句がとか、俺の直哉キュンがーーとか、、、ん? ん?


「おらーーー、お前らもう講義の時間だぞ何やってるんだーーーーーーーー!!」

ゴークスが、いくら時間になっても誰も来ないからおかしいと思ってこっちまで来たらしい、

それを聞くや、周りも食器を大急ぎで片づけたり、残りをかきこみ咽るやつなど大慌て。

セシリアさんとジルも何事もなかったように僕の後ろに笑顔で立ってるし、ひでえ。


「ほら、食器片づけないでいいから、さっさと講義いってきなさーーーーい!!」

おばちゃんがそう言いながら、部屋に残ってるやつを追い出しにかかり、僕たちも講義に行くために部屋を出ようとすると、入り口にいたゴークスに呼び止められた。


「直哉と二人ちょっといいか、今日終わったら職員室まで来てくれ、ちょっとだけ話がある」


「もしかして同室のカカから何か苦情が、、、その退学だけはご勘弁いただけると」

ゴークスが目を丸くしたかと思うと、笑い出し


「あー、それなら初日に既にレポート用紙5枚分の苦情が彼女から来てるが安心しろ、その程度でくじけるようじゃ冒険者はやってられないからな」


「そうですよ直哉さん、あの程度で退学だなんてありえませんは」

そう言いながら、セシリアさんが僕をぎゅっと抱きしめて、北半球に僕は埋もれ


「そうそう、あんなスキンシップぐらいで何か言われるなんて不条理、私がぜーんぶ押し通してあげるから」

ジルが空いてる僕の胴体に両手を回し、顔の反対側がまた埋もれて、、、イイ


「退学」


ゴークスの一言に頷く食堂のおばちゃんたち、そして必死に弁解する二人にせやろなと思う僕だった。

結局何で呼ばれるか聞いて無いけどまあいいか、終わったらゴークスの所に顔を出そう。



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