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200文字小説

雪の町【200文字小説】

作者: 白波

 朝起きたら窓の外は一面銀世界だった。


「雪だ!」


 普段、あまり雪が降らない地域に住んでいるので子供のように声を上げてしまう。


 テレビをつけると、交通への影響がどうとかいう情報が流れているが、偶然にも今日は休日なのでそれで一喜一憂することはない。

 いっそのこと童心に帰って雪遊びでもしようかと思ったが、玄関の扉を開けた途端に寒い風が吹き付けてきて布団の中に滑り込む。


「あー布団の中でいいや……」


 そんな冬の一日。

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