表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/41

第三十九話

「それでは、三幹部についてだ」


ホワイトボードに三人の名前が書かれる。


「最初に仮面の学者ウィーン。こいつはスフィアお抱えの学者だ。厄介な兵器や技術は主にこいつが生み出している。人体実験なども平気でする危険な奴だ。何度か戦ったが一筋縄ではいかなかった」


「どんな兵器なんですか?」


「改造ノイズや、音叉、戦艦、楽機だ」


「改造ノイズ、楽器?ノイズや、楽器が武器になるんですか?」


「それらについては順を追って説明する。だから、少し待ってろ。それと楽機は楽しいに器ではなく、機械の機をあてて楽機だ。後で実物を見せてやる」


「はあ」


「次は人形師ゲドール・マータ。こいつはウィーンよりも残虐な奴だ。自分の目的のためなら手段は選ばず、何でもするモノだ」


「何でも?」


「人さらいや、墓荒らし、遂には自分の体ですら改造して、自身をも人形にした。それはおぞましい姿だったよ」


「自身を改造…」


響助はその姿を想像し、身震いした。


「こいつも癖ものだ。何度倒しても、自己修復してくる」


「うわー、嫌な敵ですね。ゲームに出てきそう」


「どれほどの犠牲者がでたことか」


舞は悔しそうに言う。


「そして、最後に女騎士ライラ・エル・ジェインだ」


「女騎士ですか」


「こいつは強い。ただ純粋に強い。三幹部の中で恐らく一番強いだろう。他の二人とは違って正々堂々を好む」


「まさに騎士ですね」


「ああ。何度か戦ったことがあるが、傷一つつけることができなかった」


「そんなにつよいんですか」


「まあ、我々の戦力がおよんでいないというのも理由の一つなんだがな」


「ところでこちらの戦力ってどうなってるんですか?」


「見たいか?」


「は、はい」


舞はにやりと笑った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ