回るよ回る
掲載日:2026/10/22
目が回るような強い眩暈と身体の不調に翻弄されながらも、確かに足元を踏みしめて生きようとする葛藤を描いた現代詩です。混沌とした視界の果てに静寂を求める、切なくも凛とした心の軌跡をお届けします。
回るよ回る、目が回る。どうしようもなく目が回る
巡り巡って世の中回る。明日から明日までもきっと回る。
吐き気もする。でも吐くのは苦手で目が回る。
ぐるぐるぐるぐる目が回る。立っていられない。おまけに、こんな時に限ってお腹もいたい。お腹はお腹でグルグル鳴り響くのだが。
低気圧のせいかしら?それにしては治りが遅い。ならば…
三半規管か耳石器の異常をわたしは疑ってるのだけれど、医師はそうだとは診断しない。だから永久的に視界は グルグルグルグル
世界は回る、私の意思を置き去りにして。
それでも深く息を吐き、足裏で確かに地球を踏みしめる。
グルグル巡る混沌の先、いつかこの目が静寂を捉えるその瞬間まで、私は生きている。
【了】
体調が優れない日の、世界の軸がぶれるような感覚と足元のリアルを言葉にしてみました。
同じように身体の不調や眩暈に悩みながら過ごしている方へ、小さな共感として届いていれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




