1.直ぐに確認します-一体北上させたって、もしかしてゼロツー?-
全46話予定です
読んでくださって、本当にありがとうございます!
もしレイドライバー 1 から 18 をまだお読みになっていない方は、お手数ですがまずはそちらをお読みになってから今作をお読みくださいませ(今作は、前作からの続きものになります)
▼過去作はすべて作者ページからご覧になれます▼
https://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/2478453/
実は、レイドライバーシリーズの前日譚の話として、ヒューマンシリーズを寄稿しています(全て完結済みです)
ヒューマンシリーズ全3作を経て、事件が解決して時間が戻ったあとの世界で主人公が成長し、研究に手を染めてのレイドライバーシリーズへと繋がります
※もちろん、レイドライバーシリーズから読んで頂いても話は繋がりますのでご安心を※
もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!
ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n2996hx/
ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n8320hy/
【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので、読みやすいと思います)
https://novel18.syosetu.com/n2786ia/
また、X(旧Twitter)でも数日に一度、更新をポストしています(ポストしていない時も、事前告知がなければ毎日投稿です)
https://x.com/JohnD_72
曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップする予定です(例外あり)
※特に告知していなければ毎日投稿です
1話が大体1500文字前後ですので、少々読み足りないかもしれませんが、スキマ時間にでも読んでくださるととても嬉しいです!
もちろん、毎日のご愛読は大歓迎ですし、何より創作の励みになります!
(^^♪)
「直ぐに確認します」
そう言うと、一旦ミュートにして、
「ゼロフォー、状況を」
と直ぐに繋げる。この辺りは流石に研究所、このレイドライバー関連のシステムを作った場所だけの事はある。研究所からは電波を一切出さずに、まずは多重暗号化した信号を地上の敷設ケーブルを使い基地局へと送る。この基地局と呼ばれるものは複数存在していて場所を特定されないようにしてあるのだ。
次にそこから電波として最寄りの基地、つまりエルミダス基地へとつなぐ。そして基地から衛星を通じて現地の部隊に通信を、となるのである。
それほど通信は徹底的に秘匿されているのだ。
なので、
「はい、こちらゼロフォー」
と返って来るには少しだけ時差がある。
一九〇〇年後半からから二〇〇〇年代前半にかけてという時代は通信通話技術が飛躍的に向上した。インターネットと呼ばれるシステムが出来上がったのもこの頃だ。それまでの衛星通信を使った通話と言えば、ラグが五秒とかかるのが普通だったし、ノイズも酷かった。それが現在では若干の遅れはあるものの音質も改善されている。
そんなゼロフォーに、
「一体北上させたって、もしかしてゼロツー?」
と尋ねる。そしてその答えは、
「はい、その通りですが、どうかされましたか?」
というものだ。
――これは……ちょっとマズいぞ。
誰が北上したにせよマズいのである。なので、
「一旦引き返しを指示して」
と指示を出す。
「それは?」
と返った質問に、
「もしかしたら撤退も考えてる」
と答える。
「問題は戦車部隊なのですね。新型ですか?」
――流石はゼロフォーだけの事はあるな。
と、ちょっと感心しながら、
「どうやらマシンガンが効きずらい、いや効かないかもしれない相手みたいなんだ。この辺りの味方の戦車だってほぼ最新型が配備されていたそうなんだが、相手に有効打を与えられずに全滅したって」
と、上からもたらされた情報を渡す。ゼロフォーは[それは……]と黙ってしまう。
「とにかく、状況が分かるまでは手出しは無しだ。それでなくとも敵レイドライバーはまだ二体存在する。こっちでもプランは練ってみるけど、そっちでもちょっと考えてみて」
と指示を出すと、
「了解です、マスター」
と素直な返事が返って来る。
ゼロフォーは嘆かない。ゼロフォーは絶望しない。それは何故ならそういう感情を知らないからだ。常に最善を尽くし、常に理論立ててもの事に当たる、それがカズの知るゼロフォーだし、少なくとも今でもそうだと思っている。それは機能が失われるその瞬間まできっとそうなのだろう、と。
カズは[じゃあ、ちょっと考えてて]と言ってから、
「お待たせしました。それでレイドライバーの増産の件なのですが」
と続けた。
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