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禁忌魔法使いの世渡り旅  作者: 青薔薇
進展
12/22

準備

あの後部屋を出た2人は、キルトから宿を案内してもらい、そこに泊まった。


「さぁユイカ。準備をするよ。」


カシアはお金を持ってユイカに呼びかけた。


「お金を持って、どこへ行くんですか?」


ユイカの疑問にカシアは、


「それはね…」


と言うと、『ぐぅぅぅぅぅ…』

大きな音が聞こえた。


「…わかりました。行きましょうか。」


察したユイカはカシアについて行くことにした。

そして近くの肉料理店に入った。


「カシアさん、賊を倒しに行くのに準備しなくていいんですか?」


ユイカが問いかける。


「逆に準備するような物ある?」


カシアが答える。確かに、ユイカは何も持たなくても魔法は使えるし、カシアは『空間魔法』の中に既に

『禁忌魔法』の本は入っているからだ。

準備するものと言えば、腹ごしらえ位だろう。


「確かにそうですね。では、いつ出発しますか?」


カシアは少し考え、


「明日は昼に敵情視察。夜に討伐開始の流れで行こう。」


「了解です。」


と言い、2人はステーキにかぶりついた。



「さぁ、まずはこの森のどこに居るかだね。」


森の入口に来た2人はどうやって探すかを考えた。


「カシアさんの『サーチ』でいいのでは無いですか?」


ユイカが提案するが、カシアは


「なるべく、禁忌魔法は使わない。『探索魔法』が普通の魔法にあるかはわからないし、無かった場合、怪しまれる可能性があるからね。」


「なるほど。」


ユイカは納得した。


「それじゃ、まずは入りますか。」


カシアとユイカは森に入っていった。


「まずは前男を倒したところまで行こうか。」


「はい。」


まずは、あの戦いがあった場所に行く事にした。


「やっぱり、何も無いね。」


辺り1面には何も無い。


「証拠はなるべく消しましたしね。」


「あの男が着いてきたのは歩いていた時だから…」

「私達が来た道を歩いてみようか。」


「わかりました。」


まずは歩いて来た道を戻ってみることにした。

あの男が単独で動いていた可能性が高いが、近くに拠点があるかもしれない。


少し歩いて、2人は陰に隠れた。


「当たりだね。」


「そうですね。あの洞窟に門番が居ますね。」


そう言い、2人は森の奥の洞窟を見た。

入口に門番が2人。物資の搬入をしている人は通している。


「うーん、夜も門番がいた場合どうしようか。」


強行突破もありだが、気づかれた場合沢山の人が押し寄せてくる事になるだろう。


「あ、あそこ見て下さい。」


そう言われ、カシアはある男を見る。

その男は、小さな女の子をケージに入れ、運び込んでいた。奴隷として他国に売るのだろう。


「助けてあげたいですね。」


ユイカが心配そうにしながら、内心で怒っている。


「いい事思いついたかも。」


カシアがある事を提案する。


「…私はいいですけど、カシアさんがどうなるかはわかりませんよ?それでもいいのですか?」


「まぁこれがいい方法だと思いたい。」


と言い、準備に取り掛かった。


そして夜。


2人は洞窟の前に来ていた。

カシアはケージに入れられた奴隷として。

ユイカは捕まえた賊側の人間として。


さっき、洞窟から出た男を1人殺した。

そして、『トランス』という魔法を使ってその男とそっくりになるように変装した。


「おぉ、帰ったか。…中々に上玉持ってきたじゃねぇか」


門番が男…つまりユイカに向かって話す。


「だろ?俺も見る目があるってもんだ。」


あの男らしく話す。カシアはそれらしく、男達を睨みつける。


「ちっとくれぇ遊ばしてくれてもいいのになぁ。なるべく新品にしなきゃいけねぇのはめんどくせぇな」


門番がつまらなそうに言う。そういう決まりが無かったら、この中は地獄と化していただろう。


「しゃーねぇだろ。ボスが言うんだからよ。」


もう1人の門番が言った。ボスへの信頼は厚そうだ。


「まぁ、ガキ1匹くらいばれねぇだろうけどな」


ユイカがそう言うと、門番の2人も肯定するように頷いて、ユイカを通した。


『まずは作戦通りだね。』


カシアは『通信魔法』で脳内に直接話しかける。


「取り敢えず、私を奴隷置き場に置いてくれれば十分。合図を送ったら、派手にやっちゃっていい。」


「了解です。」


と話した後、ユイカは奴隷置き場にカシアを置き、その場を後にした。幸い、私以外の奴隷は今はいなかった。カシアはバレないように、


「『ディスペリア』」


と唱え、鍵を開けて外に出た。1人近付いて来たので、


「『クロノシリア』」


時間を止めて物陰に隠れ、解除した。

賊の1人がカシアが入っていた檻を見る。


「あれ?なんで空いてんだ?」


賊が辺りを見渡す。そして、カシアが居る物陰に近付いてきた。


「『透視』…『ファイアバレット』」


2つの魔法を使い、物陰から倒した。

ユイカに合図を送る。


「ユイカ。ここからは派手に行くよ。」


「了解しました。ド派手に行きます。」


2人の攻撃が、始まる。

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