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(59)椎葉しい


私の視界が暗転し

明転すると私の首を絞めていた感覚は

なくなっていた。


私の腹上にかけて、バラバラになった

彼の身体がフレーク状に乗っかっていた。


「えっ?」


振り向いても、部屋を見回しても

誰もいない。



(みーは破壊神)



俗に言う、脳内に直接語りかける、

というやつで

私は知らない誰かに声をかけられていた。



「は?誰!?意味わかんない」

パニックになり、泣き出す私。


(こうするしか無かったのさ)

「何!?なんなの!?」


(残念ながら、ゆーは死んだのさ。宇宙人に殺された)


「何言ってんの?生きてるよ!私!今!は!なんなの?」


(たまたまだったのさ。みーは憑代よりしろを探していたのさ。たまたまゆーが殺されていた。それも宇宙人に。だから、取り憑いたのさ。取り憑いて、宇宙人を破壊したのさ)

「のりしろ!?何言ってんの?」


(理解は出来ないと思うの)


「出来ないよ!」


(時期に、ゆーは飛鳥ゆーとしての意識を無くすの。だから、謝っておきたいの。救えなくてごめんね)


「ねぇ!何言ってんの!なんなのこれ!」

「意味わかんないよ!」

「ねぇ、彼は!?この粉々になってるのは!?」

「みーが破壊したのさ」


みーは飛鳥の身体を乗っ取った。

別に彼女だったということに

理由は無い。


たまたま概念という私が空から

この地球を見ていた時。

その瞬間に、宇宙人だと名乗る男に

殺された身体があったというだけだったの。


だから、飛鳥の身体を借りたの。


飛鳥の意識はみーのものに切り替わる。


みーは飛鳥のその長い髪を

ばっさりと切ったのさ。


飛鳥の身体を借りてはいるけど

飛鳥でいる事は都合が悪い。

みーは飛鳥からイメチェンして

その街を抜け出した。



それからは、先に地球にいた調査員の力を借りた。

全国を回っては、破壊を始めた。


宇宙人の数は多くはない。

報告を待って地道に潰していけば

恐らくゼロに出来る。



「創造神と手を組んでいる宇宙人がいます」



その調査報告にみーは驚いた。

創造の神とはこれまでも

意見や思想が対立してきた。


今回は特にひどい。

宇宙人と手を組んだ?


何をやってるのかの。

ブラフマーは。


アイツ自身をみーは破壊出来ない。

神同士は力を及ぼせない。


さらに、アイツの創造の力の恩恵を受けている

宇宙人は破壊出来なかった。


路頭に迷ったある日

ミーは足りない頭で考えた。


あの公園にいる少年は

宇宙人の通う学校のクラスメートだ。


だから、ミーは話しかけた。



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