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その他・雑学など(その1)

私のエッセイ~第三十弾:私たちが、今、ウクライナに対してできることとは・・・?

 こんにちは!お元気ですか・・・?


 本日は、ウクライナ情勢に関するエッセイをアップしたいと思います。


 この懸案けんあんにつきましては・・・ここの先輩でいらっしゃいます、「憲文録様」が『ロシアのウクライナ侵攻に思う事』というエッセイで先に触れられていますので、その内容と、作者様である憲文録様に敬意を払いつつ、このサファイアの涙ならではの別の角度から、切り込んでいきたいと思います。


 よろしくお願いします。 m(_ _)m


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 まずは、この場をお借りしまして・・・昨日、暗殺者の凶弾にたおれられた、安倍晋三氏に対し、心から哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りします。


 まだまだ、この混迷の日本のために、力をお貸しくださるはずの偉大な方が、このような悲劇に見舞われたことを嘆き、奥様の 昭恵様をはじめとするご家族・関係者の方々に、心からお悔やみ申し上げます。


m(_ _)m


 また、その安倍氏に、哀悼のメッセージをくれた、ロシア大統領のプーチン氏に対し、このエッセイの本文の内容とは関係なく、感謝の意を表します。プーチン氏、ありがとうございました。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 さて、ロシアによるウクライナ侵攻から、まもなく五ヶ月が経過しようとしておりますが・・・いっこうに「停戦合意」に達する見込みが見えてこず、戦闘は激化の一途をたどるばかりです。


 ウクライナに対して、「武器供与」、そして「経済制裁」の一致協力で足並みをそろえてきました欧州各国とアメリカですが・・・ここにきて、その足並みやウクライナに対する態度に「温度差」が見え始めてきています。


 「ゼレンスキー疲れ」・・・などという言葉も、ちらほらと聞かれるようになってきました。


 しかし、各国は、できる限りの「最新鋭」の武器供与をし、これまでの戦況を支えてきました。


 チェコとポーランドから供与された、旧ソ連製戦車「T-72戦車」、フランスの「カエサル 155mm自走榴弾砲」、米国製ポータブル対戦車ミサイル「FGM-148ジャベリン」、トルコ製の攻撃型ドローン「バイラクタルTB2」・・・こういった西側から供与された強力な武器でもって、これまでは、ロシア軍の侵攻範囲を、なんとかここまでのラインに保ってまいりました。


 しかし、いかんせん、ロシア軍の圧倒的な戦力の前に、ウクライナ側の戦死者、ウクライナ市民の犠牲者も、いっこうに減る気配を見せません。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 この戦争は、「プーチンの戦争」とも言われています。彼一人がおっぱじめた戦争だと。


 プーチンは、2014年の「クリミア併合」に味をしめ、今回もまた、独立した主権国家であるウクライナに対し、そのやいばを向けました。


 わずかな期間で、首都キーウを制圧し、ゼレンスキー政権を追い出して「傀儡政権かいらいせいけん」をおっ立てて、親ロシア国家を新たに地図上に書き込み、実効支配した上で、正式に世界に認めさせる・・・なんて姑息で、幼稚な考えでしょう!


 その「キーウ攻略計画」の見通しの甘さは、ロシア軍部内からも批判の声が当初から上がっていたといいます。


 しかし、プーチンは一切耳を貸さなかった。


 その結果が、ウクライナ、ロシア双方の多数の兵士の戦死者、罪のない多くの民間人の犠牲者、第二次世界大戦でも破壊を免れた歴史ある都市や町の容赦ない破壊・・・。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 これは、今回のウクライナ侵攻に限ったことではないんですが・・・TVでは決して報道されない「戦争の裏側」・・・すなわち、住居に対する破壊・略奪のほかに・・・民間人に対する、拷問ごうもん、虐殺、強姦ごうかん(← あえて「性的暴行」とは書かず、昔の強い表現を用いさせていただいております)・・・こうした実態も、氷山の一角ですが、市民の目撃証言から明らかになっています。


 自分の子供の目の前で、ロシア兵に「服を脱げ!」と命令され、そのまま強姦ごうかんされた母親もいますし、銃口を突きつけられた家族の前で強姦された乳幼児、そして幼い女の子もいたといいます。


 これらのケースの場合、その凄惨せいさんな光景を目撃した人が、勇気を持って伝えたから、私たち外部の人間が知ることとなりましたが・・・その心情は、察するに余りあります!


 ・・・想像してみてください。


 ロシア兵の男たちに、まだ年端としはもいかない幼い女の子が目の前で凌辱りょうじょく・強姦されるのを、突きつけられた銃口のために助け出すこともできず、黙って耐えて見守るしかなかった目撃者の心情を・・・。


 たとえそのあと、命だけは助かったとしても、被害者の少女たちは、生涯、けっしてえることのない深い心の傷を負い、そのつらい経験を誰にも打ち明けることができず、ずっと自分の内に秘めた「秘密」として、死ぬまで背負い続けねばならないのです。


 また、被害者の子供の中には、「証拠隠滅」のために、強姦されたあとに、そのまま射殺され、連中がこしらえた「共同墓地」に、無残にも投げ込まれたり、火を放たれて遺体を燃やされた可能性もあります。


 まだ生きているのに、意識があったまま焼かれたケースもありましょう・・・。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 犠牲者は、ウクライナ側だけにとどまりません。


 ロシア国内において、この一方的な軍事侵攻が始まった当初から、勇気ある人々が立ち上がり、プーチン政権による暴挙に対し、「反戦デモ」を決行しました。


 しかし、そんな彼らも、当局によって弾圧され、捕らえられ、収容所に投獄されました。


 その上、「親プーチン」の人々からは、いわれなき「非国民」の烙印らくいんまで押されてしまっています。


 ロシアの国営放送の生放送中に、「NO WAR」(=戦争反対)と手書きで書いたメッセージを、女性の関係者が、画面の私たちに向かって提示した勇敢な行動をご記憶の方も多いと思います。


 『ロシア国営テレビ 元キャスターの女性が軍事侵攻に抗議し辞職』という記事もありましたね。


 【「ごめんなさい、プーチンが…」ロシア人通訳の謝罪にウクライナから避難の父子が涙 】・・・こんな記事だってあるんです。


 こんな痛ましい記事もありますよ。


 真実を伝えるために、あえて、そのまま掲載します。


 『子どもが学校で殴られ、入店拒否も ウクライナの避難者が着くドイツでロシア人に嫌がらせ』

2022年3月12日 22時07分


 ロシアのウクライナ侵攻を受け、ウクライナから避難する人たちの多くが到着するドイツで、在住ロシア人への嫌がらせが相次いでいる。一部店舗での入店拒否や学校で殴られるなどの事件が起きているが、ロシアに対する世界的な批判の高まりから、被害を受けても口を閉ざす人が多い。(蜘手美鶴)


 このように、ウクライナ人だけでなく、海外のロシア人の皆さんも、肩身の狭い、つらい思いをしてるんです!


 どうか、ロシア人の方が暮らす国々の方・・・ウクライナ侵攻とは直接関係のないロシア人の方々を迫害するのは、やめてください。このサファイアの涙からも、強く強くお願いします。 m(_ _)m


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 私たちが、今回の侵攻で苦しむウクライナ国内に残って暮らされている方々、日本を含む海外で避難生活を余儀なくされているウクライナ人の方々に対して、今、してさしあげられることとは、何か・・・。


 もちろん、身近にウクライナ人の方がいらっしゃる地域の方、直接彼らに関わるボランティアや市町村の窓口の職員の方々であれば、住居の提供、食料品や生活必需品、お子さんのための遊具、教科書といった、具体的な支援の数々がありましょう。


 では、身近にそういった方々がいらっしゃらない、私たちにできることとは何なのか・・・?


 もちろん、コンビニなどに設置してある、「ウクライナ関連の義援金ぎえんきん」に、小額でもいいから募金する・・・これも、立派な支援方法のひとつです。


 私は、具体的なウクライナ支援として、AMAZONにて、ウクライナ関連のステッカーを三種類、購入しました。


 「UKRAINEウクレイン」=「ウクライナ」、と書かれた、ウクライナ国旗の青と黄色の二色のハートマークのものと、「I STAND WITH UKRAINE」=「ウクライナと共にあゆむ」と書かれた、やはりウクライナ国旗の青と黄色の丸と四角の二種類・・・合計三種類のステッカーを、自分の車のリアウインドウに貼り付け、これで通勤しています。


 ・・・残念ながら、私の他に、このたぐいのステッカーを貼って走る車は、いないですね、今現在でも。


 みんなで貼って、具体的にウクライナを応援しましょうよ!


 日本国内に避難されているウクライナ人の方がこのステッカーを見たら・・・どれほど勇気づけられることか・・・。


 また私の場合、進みが「カメさん」のように遅いですが、「多言語学習たげんごがくしゅう」という形で、西洋言語を中心に、これまで数多くの言語に触れてきましたので・・・ウクライナ侵攻が始まってから、数冊のウクライナ語の「学習書」を購入しました。


 少しでもウクライナ語が理解できれば、ウクライナの人に会った際に、「Не програйте!(ネ プロフライテ)」=負けないで!・・・と言えますし、ネットを通じて、簡単なウクライナ語で、苦しむ人々に、同様のメッセージを届けることだってできます。


 ネット上の無料の「翻訳ソフト」も、今はかなり優秀ですから、わざわざ私のように本格的に学習せずとも、これらをうまく活用したってOK牧場!


 私は、もともと、ロシア語をダラダラとかじり、覚えたり忘れたり・・・ということを繰り返してきましたから、同じ「スラヴ語派」である「ウクライナ語」を開始するのに、何の抵抗もありませんでした。


 もちろん、ロシア語と同じように、「名詞の性、格変化」といった、やっかいなハードルはありますよ。どの言語もそうですが・・・ウクライナ語も、そう簡単に習得できる言語ではありません。すごく時間と根気が要りますね・・・。


 ウクライナ語は、ロシア語の親戚みたいなものですが・・・やはり細部には、かなりの違いが見られます。


 最後に、私がこれまで購入してきました、ウクライナ語の学習書を紹介していきます。


 あとで、英語をはじめとした「多言語学習たげんごがくしゅう」のエッセイを立てますので・・・まだ未熟な学習者ですが、そのときは、よろしくお願いします。 m(_ _)m


 ~  ~  ~  ~  ~


 1.『初級ウクライナ語文法』:黒田龍之介著:三修社:定価 3000円+税


 2.『つばさ君のウクライナ語』:黒田龍之介著:白水社:定価 3000円+税


 3.『ニューエクスプレスプラス ウクライナ語』:中澤英彦著:白水社:定価3400円+税


 4.『ウクライナ語入門』:中井和夫著:大学書林:定価 4500円+税


 5.『ウクライナ語基礎1500語』:黒田龍之介編:大学書林:定価 3000円+税


 6.【Colloquial Ukrainian (Colloquial Series) ペーパーバック – 2015/8/5】

→ Ian Press (著):9811円 ~洋書ですので、為替の変動で値段が刻々と変化します!



 ・・・以上です。では、次は「英語」に関するエッセイでお会いしましょう。 m(_ _)m 

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[良い点] 我々が何をすべきか、というのは真剣に考えるべき話ですよね。言語からアプローチされるというのは、非常に良いと思いました。そこから、民俗学的な方向に行くのもいいかもしれません! [一言] 今か…
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