一次と二次、両立できる?
なろう(とカクヨム)で一次創作を始めてみて、3カ月が経過しますが。
色々試行錯誤しつつ、様々なかたに感想やアドバイスを頂き、支えられ、慣れない場所で大小様々なミスを犯しつつも何とかやれています。日々感謝しております!
しかし、少々困っている問題が一つ。
評価が伸びない? いやそれは毎度のことだからいいんですが(良くはない。評価もブクマもフォローも、勿論感想も滅茶苦茶欲しいです)
二次作品が書けない……!!!
なろうでオリジナル作品を始めてしまってから、二次創作にはほぼ手を付けられていません。
でも決して、やめたわけではないのです!
15年続いた二次作品を完結させたからオリジナルを始めたわけですが、それでも二次創作から完全に足を洗ったわけじゃない。
まだ継続中の連載だってあるし、読んでいただいているかたも少ないながらもいらっしゃる。勿論完結させる所存です。
で。
二次に手を付けられていない原因が何かと考えてみると。
1.連載ペースが今までと段違いすぎる
なろう(とカクヨム)を始めてまず感じたのが、
驚くほどに各書き手さんの連載スピードが速い。
比較的暇な日に、何とか1日3000文字(調子良くても1万文字)という程度の自分では、とても追いつけない(そういう暇な日は1週間に2~3日程度)
二次では1か月に15000~20000文字書いて一気にドーンと掲載!という方法が当たり前だったから(いや私だけの当たり前かも知れませんがw)、このカルチャーショックは大きかったです。
二次創作ならキャラ人気や作品人気にあやかって、連載ペースがある程度開いてしまっても、ついてきて下さる読者さんは(ありがたいことに)かなりいらっしゃいます。
ですがオリジナルとなればそうはいかない。なろうの現状見る限り、1カ月ほど何もしなければ筆折ったと思われかねない。
よほど力のある作家でなければ、1週間も時間が開けば忘れ去られ埋もれてしまう。カクヨムだともう少し余裕がありそうな感じはしますが、なろうはそんな印象です。
ゲーム配信者やVtuberと似たような状況なのが怖い。
というかみんなよくネタが枯渇しないな。ネタを0から生み出さないといけない分、ゲーム配信よりよほどキツイのでは。
2.なろうは原則、二次創作禁止
なろうもカクヨムも、ごく一部の例外を除き二次創作は禁止です。
少なくとも、今私が連載中の二次創作をなろうで扱うことは出来ません。
だから二次創作を掲載するとなったらpixivなどへ行くしかないのですが、その間、当然なろうはお留守になってしまいます。
区切りのいいところまで二次を書いて、なろうに戻ってきたら誰もいなかった。
そんなことが当然起こりうる。
1日につきオリジナルを2000文字、二次を2000文字書けばいいって?
それが出来てたらなぁ、10ウン年も二次オンリーやってないんだよぉおお!!
……まじめな話、二次作品を書く時には世界観へのめり込むまでにある程度集中力が必要だし、自分で作ったオリジナルの世界から頭を切り替えるまでに時間がかかります。基本的に『他者が』作った世界なので。
二次作品同士でも頭の切り替えは難しい。某松から某種に切り替えるのは大変だった。
そんなことないよというかたも勿論いらっしゃると思いますが、私の場合はそうです。だから10ウン年も(ry
3.容易にPVが集まらないことによる活動量増加
これに関しては、ちょっと考えれば当然です。
二次だったらキャラ人気と原作人気だけで、ある程度のPVは望めます。
しかし、ろくな実績なんぞ何もない書き手がいきなりオリジナルを書いたって、誰も見てくれないのは当たり前。
だから少しでも読んでもらう為に、かなりの努力をすることになります。
なろうでは正直これが、相当ハードです。
カクヨムだったら応援のハートつけたり評価入れたりするだけで、こちらの存在を相手に認識してもらえるのですが(だから使い勝手はカクヨムの方が全然いいと思っている)
なろうだとそうはいかず、評価のみならずフォローするか感想書くかしなければ、相手に認識してもらえない。
だからなろうにおいて自分の存在を主張するには、自分の作品を書く以外に、
・他の作品を読む
・その感想を書く
という行動が必要とされる。
以前エッセイでも書きましたが、感想を書くというのは、私にとってはものすごくハードルが高い行動であります。この現実、正直勘弁してほしいと思ったものです。
(ちなみに当方、他の作品をじっくり読むだけでも相当時間がかかります。旦那だったら30分足らずで読み終える話を私は1時間以上かけても読み終えられません)
これは、二次創作では(私にとっては)ほぼ必要ない行動でした。
何故かというと勿論、原作とキャラ人気だけで一定の読者がこちらを認識してくれたから。
むしろ下手に感想を書けばトラブルの原因ともなりうる。解釈相違だの同担拒否だの解釈相違だの解釈相違だの(ry あと、作品自体は超絶面白いけど、その地の文やキャプションのテンションで交流するのはとても無理だから!ついてけないから!とかもよくあった。
また、地雷を踏みに行くのが嫌だという理由で、他の作品を積極的に読みに行くというのもあまりしませんでした。ちなみに私の地雷はただ一つ『推しが邪険に扱われる』のみなんですが、どういうわけか地雷遭遇率は高いです。理不尽。
勿論、すごく気に入った作品には衝動的に感想を書くこともありましたが、殆どの場合トラブルの原因にならないよう、深く静かに息を潜めていました。
それで読者が増えなくても、好きな人だけついてきてもらえればいいや!の精神で突き進み、10ウン年。
そりゃなろうで凹まされて当然ですね(白目)
感想が書けないのなら、1作だけじゃなく別の切り口で勝負してみるのはどうかと思い、毛色の違った作品を色々と出してみてはいます。
これはつまらない? じゃあこんなの出してみるから、面白かったら前のも読んでね! あれ、これもつまらない? じゃあこんなのも出してみたから(ry
だいたい二次の時からこのパターン。直前の作品の評価が伸びない時は方向性の違う作品出してみる。それを繰り返して今に至るw
オリジナル始めたのだって、あわよくば二次作品まで読んでくれる人いないかな?と期待してる面もちょっとだけあったりします(だからわざわざプロフィールに書いてる)
上記3点の理由から、二次をやりたくとも、一旦なろうを開始したらなろうに注力せざるを得ない。ほぼ何も考えずに飛び込んだなろうですが、なかなか思うようにいかないことだらけですね。
さて、どうしたものか。
しかしよく考えてみれば、上記の問題は『切り替えが出来ない』という個人的問題さえ解決出来れば、恐らく半分ぐらいは何とかなるものです。
なので本日、試してみました。オリジナルにどっぷり浸かった現状から、二次創作に切り替えられるか、強引に!!
結論から申し上げますと、出来ないことはなかったです。
ただ──思った以上に、筆も話も進みませんでした。
結構な長期、間を空けてしまった為、前回までのキャラやストーリーの整合性を取るのにも時間がかかったし。
さすがに今やっているオリジナルと二次の世界を混同するということはありませんでしたが、やはり世界観にのめり込むまでには相当な時間がかかりました。
自分はホントにマルチタスクが出来ない人間なのだなと、痛感させられた次第です。
ですが、やろうと思えば出来ないことはない。
切り替えに慣れさえすれば、行けないことはない。
出来ないと思うのは甘えだ。やってやれないことはない!!
最初はキツイかも知れないが、これも経験。やれるところまでやってみようじゃないか。
ということで今後も、ちょいちょい二次はやっていくと思います。
時にはなろう(カクヨム)の投稿期間が開くこともあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
それにしても、なろうと二次創作を並行してやっているかたはどうやってやりくりしているのだろうか。これは本当に疑問。
それとも、なろうなど一次創作をやるかたは、二次創作は全て一旦終わらせてからやっているのか。そもそも二次に興味などないのか。
ならば、今なろうやってるけど二次創作をやりたい!やりたい作品が出てきちゃった!!となった場合、どうしているのか。
そのあたり、興味深いところです。