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4人で楽しく談笑していたが屋敷の方から執事服を着た男性が近づいてきて、キースに何かを耳打ちしてから少し後ろに下がった。
「アナタ?」
「すまん、ルリ殿シロ殿。どうやら急ぎの仕事が入ったみたいでな。私はここで失礼させて頂く。ルリ殿達はゆっくり楽しんでいってくれ。」
「いえいえ、私達の事は気にしないでください。お仕事なら仕方ないですしね。」
「僕はお菓子があれば大丈夫~♪」
「ははは!そうか、それならお腹いっぱい食べて帰ってくれ。うちの料理人達もきっと喜ぶ。」
「それじゃ~遠慮なく~♪」
モグモグ♪
「フフフ♪アナタ、ルリさん達のおもてなしは私に任せて下さいな。それに、元々は私が直接お礼を言いたくてお呼びしたんですからね。」
「そうか、それじゃあフリージア後は頼む。」
そう言ってキースはフリージアの頬に軽くキスをして屋敷の方に去っていった。




