66
短いよ~。
ハンスとルリがのんびり会話をしててもマイペースなシロは会話に加わらずにお茶の味を楽しんでいた。
シロの飲んでたお茶が残り少なくなったので、シロはルリにお茶のおかわりを要求してルリの代わりにハンスと話始めた。
「そう言えば、ハンスって何処に住んでるの?やっぱり、領主の館に家族で住んでるの?」
「いや、俺を基本的に街で借りてる家があるからソコで暮らしてるよ。たまに親父の手伝いはするけど、本業は冒険者だから実家からじゃギルドが遠いんだよ。」
「へ~、ハンスは独り暮らし?それとも結婚してて所帯持ってるとか?」
「はっはっはっは!俺は独りもんだよ。家は冒険者で一緒にパーティー組んでる幼馴染と住んでるんだ。」
「そっか、でも確かに結婚してる感じには見えないもんねハンスって。パーティー組んでるって言ってたけど、幼馴染さんとハンスの二人だけで組んでるの?」
「ああ、基本的に幼馴染のやつと二人で行動してる。まぁ、アイツは俺のお目付け役でもあるから問題行動を起こさない様に見張りの意味もあるんだ。」
「お目付け役?」
「ああ、幼馴染って言ってもソイツの家系は代々俺の家に使えてた家でな。ガキの頃から俺の遊び役兼従者って感じだったんだ。今も俺が領主の息子として問題を起こさない様に見張ってるんだよ。定期的に俺の事実家に報告してるみたいだしな。」
「え~、それって何か窮屈そ~。僕だったとっくに逃げ出してるよ。」
「まぁ、慣れたってのもあるがアイツは俺の悪友でもあるから割と融通が利くんだ。常に厳しく監視されてる訳でも無いしな。」
「悪友?ハンスはその幼馴染さんと悪いことしたの?」
「あ~、悪い事って言うかよく二人でイタズラしてたくらいだから本気で悪い事はしてないぜ。」
「ハンスは昔はいたずらっ子だったんだね。僕はイタズラはしなかったけど、料理のつまみ食いをしてたからよくルリのお師匠さんやルリに怒られてたよ。」
「はっはっはっは!何だ、シロも俺と大して変わらねえな!」
そんな風にお互いの昔話をしながらシロもハンスと食後のお茶を飲みながら楽しい時間を過ごした。




