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「あ~疲れた~。」


講習を終え砦から帰宅したルリは自宅のソファーに倒れ込んだ。



「ルリお疲れ~。何か食べる~?いっぱい喋ったり気を張ってたからお腹空いたんじゃない?」



「う~ん。小腹は空いたけど、しばらく動きたくない。」



「それなら僕が棚にあるお菓子持って来るよ!一緒に食べよう!」



「お願~い。」



ソファーに沈み込んだルリを心配してシロが棚に置いてあったお菓子や保冷庫に置いていた冷たい紅茶等を人化の術を使って用意し始めた。



しばらくして、ソファー前のテーブルの上にお菓子や紅茶が用意されてルリはのそのそとソファーから起き上がった。



テーブルにお菓子や紅茶の用意を終えたシロは元の小さい竜の姿に戻ってルリと一緒にお茶し始めた。



「う~ん♪冷たくて美味しい~♪やっぱり、フルーツティーは冷やして飲むのが一番好きかも。シロ、準備してくれてありがとう♪」



保冷庫に入れて冷やして置いたフルーツティーを飲みながらルリは肩の力を抜いていった。



「どういたしまして♪元々ルリがいつでも食べれる様にって作っていた物だからね。僕は準備しただけだよ。」



「準備してくれたのが嬉しいの♪それに、前よりも人化の術上手くなったんじゃない?術の発動時間が前よりも長かったし。」



「うん!そうなんだ!いっぱいルリがお薬作ったり、講習の準備で忙しくしてたから僕もお手伝いの為に少しでも長く人化してられるように頑張ったんだ♪まだ5分くらいしか発動できないけど、そのうちもっと長く人化できる様に頑張るね!」



シロのそんな健気な言葉を聞いて疲れていたルリは思わず感動して瞳を潤ませた。



しばらく二人でゆったりお茶とお菓子を楽しみながら今日の疲れを癒していった。



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