50
祝!50話♪
正直、ここまで続くと思いませんでした。
もっと短く終わる予定だったのになぁ?
おかしいな?
「それで、講習はどうでしたか?一応、補佐をユリウスに頼んでいましたが?」
「そうですね、比較的スムーズに行えたと思います。講習の最初の方はユリウスさんが進行して下さったので問題なく進む事が出来ましたし。実践練習の時も私が皆さんを順番に見て行き、困った事があったらちゃんと挙手をして質問して下さったので問題なく終える事ができました。むしろ私の方が皆さんに気を使わせたかもしれません。」
「そうですか。アイツらに対して気を使わせたと心配しなくても大丈夫ですよ。講習前に歳は違えど教えて貰う立場なのだから、それなりの対応をするようにと言っておきましたから。本人達も生徒としてキチンと接していた筈です。ですから、遠慮や心配は無用ですよ。それで、次回はどの様な内容を教えるのですか?問題無ければお教え願えますか?」
「ああ、次回は魔力の循環の応用をやろうかと。今日は魔力を体中に均等に循環させる事を教えましたが、次回は魔力を特定の部位に集中させる事を教えたいと思います。もちろん、まだ魔力循環が上手く出来ていない人にはそっちの基礎を重点的にサポートして教えますが、魔力循環が既に出来ている人には応用の方に取り組んで貰おうかと思ってます。」
「なるほど、魔力循環ですか。私もアイツらと一緒に自主練習に励もうと思います。講習を受けていない者達にも教えても良いでしょうか?この魔力循環は兵達の良い訓練になるかと思うので。」
「ええ、構いませんよ。魔力循環が上手く出来る様になると体が軽くなったり、魔法を行使する際にスムーズに行く様になりますからね。兵の方達は覚えておいて損はないかと。」
そんな風にしばらく話をしてルリは「また次回に」と挨拶を交わして砦を後にした。




