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魔力操作の基本練習が始まって、ルリは上手く体中に行き渡らせ事ができない人の所に行って補助したりコツを教えたりと、部屋の中を歩き回って教えた。



「すいません。上手く循環させようとしてるんだけど、どうしても右の太ももの所で詰まってしまうんですけど・・・。」



そんな質問がルリに飛んで来て、様子を見てたルリは質問して来た人の所に向かった。



「右の太ももですか・・・少し私の魔力を流しますね。具合が悪くなったり痛みがあったら直ぐに言って下さい。」



そう言ってルリは男の右膝に手を置いて体に魔力を流した。



ルリが男の右膝に魔力を流すと、男が言っていた通り太ももの所で魔力が詰まっていた。



ルリは魔力を流すのを止めて、男に質問した。



「以前に右膝や太ももをケガした事はありませんか?」



「あ~ありますね。でも衛兵になったばかりの10年以上昔の事ですよ?」



「たぶんその時のケガで魔力が通る道が傷ついてしまって、魔力が行き渡らなくなってしまったみたいです。」



「え!そ、それじゃあ俺は毒の排出の技を身につける事ができないんですか!?」



「いえ、また私が魔力を流して魔力の通り道を修復します。修復しても最初うちは流れも悪く道も細くなってしまうと思いますが、何回も魔力を流していくうちに他の正常な部分と変わりなく流れる様になっていくと思うので頑張って魔力操作の練習をして下さい。」



「そうなんですか、良かった~。練習を頑張ればちゃんと魔力が通る様になるんですね。でもそれって治療費とか取られますか?あんまり高額だったら払えないんですが・・・。」



「お金は取りませんよ。魔力操作による授業の一貫ですから気にしないで下さい。それでは、また魔力を流しますね。じっとしてて下さい。」




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