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薬の納品が終わってから数日が経ち、ルリ達は相変わらずのんびりと薬作りに勤しんでいた。



「ルリ~。キノコ採ってきた~。ルリが言ってたキノココレでいい?」



「は~い。どれどれ、うん。ありがとう、このキノコで合ってるよ。シロはお使いが上手になったね~。昔は採ってきた薬草はボロボロだったしキノコは所々欠けてて使い物にならなかったのに。今じゃ完全な状態で採ってこれる様になったね♪これも成長だねぇ~。」



「もう!昔の小さかった頃の僕と一緒にしないでよ!昔は力加減が上手く出来なくて素材をダメにしちゃったけど、今はちゃんと失敗を生かして力をセーブ出来るようになったんだから大丈夫だよ!」



「フフフフフ。そうだね、シロも成長したんだもんね。流石私の相棒だわ♪」



「そうだよ。年齢的にはまだ子供だけど、これからドンドン成長していくんだから楽しみにしててよね!」



「ええ。楽しみにしてるわ。」



「あ!そう言えば!ルリに手紙が届いてたよ。はい、これ。」



「あら、ありがとう。誰からかな?猫屋の主人からじゃ無きゃいいけど。」



「???何で猫屋さんじゃ嫌なの?」



「だって、猫屋さんからだったらきっと薬の追加依頼だもの。そうなったら、忙しくなってお茶をする時間もお菓子を作る時間も取れなくなっちゃう」



「え!お菓子作れなくなるの!それは嫌だよ!?て、手紙誰からだった?猫屋さん?」



「ちょっと待ってね。え~っと・・・・・あれ?砦の隊長さんからだ。ああ!きっと毒の排出方法を教えるやつの事での連絡だと思う。人選で手こずってるみたいだったから。」



そう言ってルリは手紙の封を切って手紙を読み始めた。




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