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ケーキを食べ終わったルリ達は再び街に繰り出し、観光して行った。
商店が並んだ通りを粗方見て回ったルリ達は、歩くのも疲れてきたので湖にある自宅に戻る事にして砦の門へと向かった。
「ふ~。色々見て回ったから疲れたねぇ~。帰ったら今日はもう休んじゃおうかなぁ~。」
「ふふふ。そうね。確かにいっぱい歩き回って足がパンパンだわ。今日は家に帰ったらゆっくり休んで、仕事は明日に回しちゃいましょう。」
「賛成~♪夕食はどうする?疲れたのなら、自分で何とかするけど?」
「夕食は私が作るわ。今朝採れた野菜もあるし、昨日シロが取って来てくれたお肉もまだ残ってるしね♪疲れてるから手抜き料理になっちゃうけど、ソコは多目にみてね」
「うん。手抜きでも、ルリの料理は美味しいから大好きだよ♪僕にも手伝える事があったら言ってね。頑張るから!」
「うん、ありがとう。あ!喋ってたらあっという間に砦に着いちゃったよ。後は、門を抜けて家に帰るだけだけど。何か買い忘れとか無いよね?大丈夫?」
「う~ん。特に思い浮かばないから大丈夫だよ!僕の背に乗って家に帰ろ~♪」
こうして、ルリ達の薬の納品と街観光は何事も無く終了したのだった。




