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ルリ達二人は店を出た後、しばらく大通りの店をブラつきながらどんな商品が売られているのか見て回った。



しばらく店を見て、足りなさそうな日用品を購入したルリ達は猫屋の奥さんに教えて貰ったケーキの美味しい喫茶店でお茶をする事にした。



「ふ~。色々見て回ったら疲れちゃったわ。シロは注文どれにする?私は紅茶とこのマロンケーキってのにするわ♪」



「僕はね~。このオレンジジュースとイチゴのケーキにする!!」



こうして、喫茶店で飲み物とケーキを注文した二人はのんびりとした時間を過ごした。



「それにしても、やっぱりここは街並みがキレイねぇ~。観光で人気があるわけだわ。王都や他の領地と違って貧民街が無いってのもポイント高いわよね。平民達の憧れの街なだけあるわ」



「そうだねぇ~。空から飛んでても街並みが綺麗に整ってたもん。代々の領主さんがちゃんと管理してるんだね。それにこの土地は自然が近いから空気が美味しいのもポイント高いよ!僕、この街気に入っちゃった♪」



「うふふ、そうね。自然が近いから精霊がたくさん居るわね。お陰で魔力がキレイに循環してて魔法がスムーズに使えるわ。この街の領主は自然の大切さをキチンと理解してるわ。だから、代々の薬師の魔女はこの土地に力を貸すのね」



二人がのんびり会話をしているうちに注文したケーキや紅茶が届いた。



「わ~♪ケーキ!ケーキ!ルリ早く食べよう!あ!僕のケーキも一口あげるからルリのも一口ちょうだいね!」




「はい、はい。わかってるわよ。一口ね。別に今度来たときに注文すれば良いのに」



「え!また連れてきてくれるの!?それなら、次来たときに食べるケーキを考えておかなくちゃ♪」



「もう、次のケーキを選ぶの?気が早すぎない?そうね、薬を納品する時に此処に来てケーキを食べる事にしましょうか。そうすれば、大体週に1回はケーキが食べられるわよ♪」



「え!週に1回もいいの!?僕は嬉しいけどお金大丈夫?」



「ふふふ。ケーキくらい大丈夫よ。薬を売ってお金を貰っても、あんま使い道無いしね。それに、昔から貯金してたから懐にはある程度余裕があるから大丈夫よ。だから、週に1回ご褒美って事でケーキ食べに来ちゃいましょう♪ここのケーキはそこまで高くないからね♪」



こうして、ルリとシロは週に1回ご褒美と称してケーキを食べる約束をして美味しいケーキに舌鼓を打った。







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