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短いかも。

ユースが妹のアンを助けてと言って乗り込んで来てから3日が過ぎた頃、ルリに1通の手紙が届いた。




拝啓


薬師の魔女殿


先日砦の兵より報告を聞き、手紙を書きました。

兵が毒草について調べた所、魔女殿に報告して貰った事と一致した結果が出た。

毒草の事を兵に報告して下さって感謝申し上げる。

一応、街中で毒の症状が出たと聞いたらキチンと調べる事が民に不安を与えない為にも義務付けられているのが我が領地の決まりなのだ。

だから、魔女殿に報告して貰って助かった。

それと同時に我が領地の砦に勤める衛兵が失礼な態度だったとも聞き深く謝罪する。

衛兵の方は砦の責任者がキチンと罰を与えたと言っていたので安心してまた街に来てくれると嬉しく思う。

話が変わるが、魔女殿から妻にと出して貰った薬は本人の体にも合っていたらしく、日に日に食欲を取り戻し夜もちゃんと眠れる様になった。

一時はダメかもと諦めかけた妻が元気を取り戻してきた事で屋敷も活気を取り戻し、使用人達も笑顔が増えたと毎日楽しそうに仕事に打ち込んでいる。

特に妻は魔女殿に貰ったハーブティーを気に入っていて、他のハーブティーも飲んでみたいと私や使用人にこぼしている。

なので、ハーブティーの残りが少なくなったらそちらにお邪魔して他のハーブティーを買っても良いだろうか?

私が忙しい場合は使いを出す事になると思う。

最後に、砦の隊長を勤めているエーリッヒに聞いたのだが魔女殿から毒を体内から取り除く方法が有りそれを教えて貰う許可が欲しいと言われた。

私としてはその様な方法が有るのなら是非教えて貰い領地の治療や防衛に役立てたい。

もし、魔女殿が教えても良いと言うのならちゃんとした謝礼の用意もしてある。

私からは既に許可を出し、後は魔女殿の返事待ちになっている。

色好い返事をお待ちしている。



カルセドニー侯爵家当主 キース・カルセドニー












ルリは一先ず手紙をゆっくりと読み、直ぐに返事の手紙をしたためた。



湿気で書くのがめんどくさくなってきた。

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