13
6話を少し修正しました。
「お待たせしました。こちらが奥様の薬です。1日3回食後にお飲みください。頭痛が酷い場合はこの痛み止めを飲む様にして下さい。吐き気の場合はこっちを飲んで下さい。頭痛の痛み止めは1日3回までにして下さいね。1回服用したら4時間は空けて下さい。以上が今回お出しする薬です。お間違えのない様にお飲みください。一応飲み方を書いた紙を入れておきますね」
ルリは薬を1種類づつテーブルに並べて説明をし、種類ごとに袋に詰めていった。
「おお、ありがとう。薬は此方の方できちんと管理して妻に飲ませる。薬の飲み方について書かれた紙は信頼できる妻の侍女に任せるつもりだ。その方が確実だ。とりあえず、私が魔女殿に頼みたかった事は薬の事のみだ。契約も無事終了して今日の目的は全て果たしたつもりだ。魔女殿ほ方で私に聞きたいことや頼みたい事はないか?勿論、頼み事は全て聞ける訳じゃないのでそのつもりで」
「う~ん。そうですねぇ。特にこれといって思い浮かばないですけど、しいて言うなら街の門番の方達に私の竜の事を認知させておいてほしいです。街に買い物や薬を卸しに行く際にあの子の背に乗って行くので街の方達が驚かない様にしておいてほしいですね。何も伝えずに行くと大騒ぎになるので」
「ふむ、成る程。そう言う事なら了解した。私の方で街のもの達や門番の者達に伝えておく。安心しておくといい」
「領主直々にそう言ってもらえると助かります。薬を運ぶのも重労働なので」
「そうか、それは気がつかなくてすまない。セバス!」
「はい。門番や街の衛兵には旦那様の名前で私が連絡しておきます」
「それでは魔女殿、我々はこれで失礼させて頂く。忙しい所いきなり押し掛けてすまなかった。また機会があったらのんびりお茶でも飲みながら話をしよう。その時は勿論、妻も一緒に」
「そうですね機会があったら」
こうして侯爵家との契約も終わり無事に魔女としての役目を始める事ができたルリだった。
やっとキース終わった。
この後はどんな感じに話を進めようか迷う。




