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11話 修理

少し時間があったので投稿します。


今日2回目の投稿になります。

前の話をまだ読んでいない方は、先に10話をお読みください。

次の日の昼過ぎに勇者パーティの面々はゴブリンがいるという森に向かうことになった。

原因は昼過ぎまで起きてこなかったユウヤのせいだ。


まったく何をしていたんだか。

ミーナやリアはこんなことは日常茶飯事なのか特に気にした風もなく、朝から鍛錬や読書など思い思いに過ごしていた。


なお、戦士職ではない俺はここに居残りだ。


アミスはみんなについていく。


うーん、大丈夫だろうか。


いろんな意味で心配だ。

昨日見たユウヤの性格も含めて……。


そんな顔でアミスを見ていると、ミーナが。


「リト、大丈夫よ。私が見ているから。」


「そうですよ、リトさん。私もちゃんと見張っています。」


リアも同調する。

まあ、ミーナとリアが見ていてくれるなら問題ないか。


ふとメリッサと目があう。

彼女はこっちに近づいてくると。


「あまり羽目を外して遊んでいたら駄目ですよ。」


いやいや、ここで何をして遊ぶの?


「ほら、その眼を使ってですよ。」


俺の耳元で呟いた。


え!?


「もう、兄さん! いくらメリッサさんが綺麗だからってそんな鼻の下伸ばして!」


おいおい妹よ。

たしかに端から見たら突然近づいて囁いてきた美人にドキッとしたように見えるかもしれない。

実際は違うから。

違う意味でドキッとしていただけだから。


しかも、ユウヤがこっちを睨みつけていた……。






そんなこんなで、みんなが森へと向かうのを見送った。


うーん、今から何をしようか。


ここでしっかりと体を休ませる必要があるが、じっとしているのも少しもったいない気がする。

そう思いながら村の中を歩く。


周りを見ると、いつの間にやら村の端まで来ていたようだ。

村の端には仕切りをするためか、あるいは、獣避けか、柵で囲われていた。


今度は柵に沿って歩き出す。


ん? 


村を囲っている柵にはところどころ崩れている箇所があった。


うーん、この柵は木で作られているし、この崩れている箇所も何とかなるか?

なんか、木彫り職人というより大工仕事のような気もするが……。


俺は急いで家々のある方に戻り、村長を探す。


お!? いたいた。


「おや、……たしかあなたは勇者様と一緒にいた。」


「はい、リトと言います。」


「それでリトさんどうされましたかな。」


俺は、所々崩れている柵を補修することを申し出た。


「それはありがたい。ぜひお願いできますか。」


俺は二つ返事で了承するのだった。

明日はお休みです。

一日空けて明後日には投稿できると思います。

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