33.私が目指したかった道とは
何とか次も投稿できました~!
今だ活動は不定期ですが徐々に復活出来るようがんばりますのでこれからも宜しくお願い致します。
「はーい!今日から魔法訓練もレベルアップしまーす!」
「ええぇぇーーー!」
二年生になってからやや三ヶ月は経過し六月。アリアナ・リンスレット先生の授業を受けていた。彼女は魔術師階級五段階級の凄腕であり魔力はAランクだと言う。
容姿は綺麗で美しく先生らに人気が高くて狙っているものもいるらしいとか。
ようやく魔法訓練もその上に行ける訳か。
正直言うと今している基礎的な魔法は飽きてしまった。それよりかマスターしてるため訓練所の端でクラス全員の魔法を観察していた。
(それにしても暇だな~)
学園自体暇になりすぎて飽き飽きとしてしまっている。何?先生に怒られないのか?
違う違う。正確には先生すらにも無視されているって事。だから何も言ってこない。
だとしても暇だから今日のは参加しようと思う。だから先生の説明を聞いているところ。
周りの生徒は珍しく俺が参加しているため不思議そうな目で見ていた。
「あの~何か文句でも?」
「い、いえ!なんでもありません。」
隣にいた生徒が俺をジロジロと見ていたので声を掛けたら逃げられた。
逃げる必要は無いだろう......
やれやれと髪を弄り出す。そんなに嫌われているのかー。
少しだけ落ち込む。
「それじゃあ始めるから先ずはペアーを組んでね。時には組んだことのない子と出来るだけ組んでね。」
教官は椅子に座りクラスに指示を与えた。組んだことのないペアーと出来るだけねぇ~。
クラスメイトは教官の指示に無視していくように今まで通り見慣れたペアーが形成させていく。
(教官の指示に協力しようと思わないのかい!)
と言っても時にはと言っていたため強制ではない。当然、俺は今回も組まずにソロで訓練を始める。
今日はあれを試すことにした。あれとはこれの事。手からこっそりとゲートを召喚し中から何かを取り出す。
ゲートから出てきたのは魔導銃である。
以前使用したあれではなく普通の一般用の魔導銃。
この前、暇だった時に買っておいた物をこの中に突っ込んでいた。
形状的にハンドガン型のタイプでカートリッジ装填可能。魔法を連動することで最大限に魔法を生かせる道具のが魔導銃。
「ぶっつけ本番で行けるかな?」
魔力を銃に向かって込める。魔力が多いほど使いにくいともあって失敗することも多いと聞く。
もしかしたら破壊され怪我をする可能性も多々あるそうだが......
「ねぇ?それって魔導銃ですわよね?」
横から急に肩を叩かれたかと思いきやマリーであった。手に持っている魔導銃が気になる素振りをしているが。
「そうだけど。もしかして興味ある?」
「いいえ、興味はあるわけでは無いんですが珍しかったものですから。」
「あ、なるほど~」
彼女の言ってることが理解できた。この時代魔導銃使う人なんてそうそう居ない。多分だけど北陸にある帝国や王国や一番使われてるとしたら中央都市ぐらいなら使っている人も多そう。
南陸はほぼ剣が主流だからね。
「稼働テストをしようかと思って取り出したんだけどね。やっぱり私には使えないよ。」
結構撃たないのではなく撃てなかった。魔力量の質が多いため反動が大きいと判断されセーフティロックされた。
この状態ではトリガーを弾こうともびくともしない。
「これもう使わないから.....アリアに渡しといて。多分今後役に立つからって伝えといてね!」
「え!?」
彼女の手に二丁の魔導銃を渡した。もう一丁は禍々しい黒い銃であった。
「じゃあ頼むね。それとアドバイスするけどマリーはもっと攻めた方が良いかもよ。」
「それってどういう.....」
「はいはい!早くアリアのところに行ってあげて。」
背中を押して行った行った!とアリアのところに帰らせた。
(こんなところかな。今日も訓練辞めてサボろっかなー?)
人目につかないところに移動し訓練所から退散した。あの女性教官はちょっと詰めが甘い事を知っていたためバレずに何も違和感もなく出ていくことが出来た。
「木陰の方で寝よっと。」
丁度木がある方に向かい目立たないと判断し木陰の底に腰をおろした。
空を見つめ釈然と考える......
(そろそろ飽きてきたな~~)
日差しを包む太陽を手で覆い隠す。私のやるべく事とは何なのかを考え悩む。
眼をそーと閉じる。
*
「貴方が......死んじゃうなんて!」
一人暗闇で悲しみ女性。とてもこの世で一番の悲しみが溢れていた。
「もっと貴方は上を目指せれると期待していた。なのに.....なのに。」
「君、そんなに悲しむな.....」
横から入り込んでくる誰か。それは誰なのかはわからない。
「貴方に何がわかるのよ!最愛の人を無くした気持ちが!」
葛藤し怒りを表す。何処の誰かも知らない人に向かって。
それぐらい悲しみに囚われていたのであろう。
「まあ俺だって悲しいさ。身内というか血縁関係であった彼を失ったんだから。」
「え!?貴方は?」
頭にフードを被っていて顔を見えなかった男がフードを除けて素顔をさらけた。
その顔は何処と無く亡くした彼に少し似ていた。
「お嬢さん、悪いが俺と一緒に.......」
........
*
「んんっ!......ふぉわ~~」
閉じていた眼を覚ました。
「ここはどこ?って!」
辺りを見渡しここは何処なのかと考えるがようやく思い出す。
(俺、寝てたんだっけ。空ももう日が暮れてきてるし。)
寝たときはまだ空は明るく太陽の日差しも強かった。そんな空も今では心地好い風が吹く空に変わっていた。
「帰ろ。」
咄嗟に思い浮かべたのは家に帰ることだった。寝起きで上手く頭が働かないふらつく姿で歩み始めた。
その途中で一時足を止めた。
「ん?あれは......」
学院から出て家までもう少しのところである石碑を見つめた。その石碑には霊脈の感覚がした....気がした。
急いで石碑のところまで向かう。
石碑の下にある土を触り何かを察する。
(これは間違いない。奴の物だ!)
土から感じる何かしらの霊脈。それが私にとっては何処か懐かしく見知った物であった。
奴とは俺のふ......
「ソフィアちゃん?」
「え?」
背後から俺の名を呼ぶものがいた。聞き慣れた幼い声。アリアだった。
「どうしたの?そんなところで座り込んで。膝が汚れちゃうよ?」
「そ、そうだね。膝が汚れちゃった。」
誤魔化すかのように笑う。その時はそれしか出来なかった。
「帰ったらお風呂だねー!アリア、わざわざ迎えに来てくれてありがと♪」
「はぁ~心配してたんだよ?もう今まで何処でサボっていたのかなぁ?」
あらあら怖い怖い。最近、彼女を怒らせるとどぎつい程怖い。その原因は全て俺なんだろう。
「その事はまた今度で。早く帰らないと」
「ソフィアちゃん!お説教だよ。良いよね?」
「あ、はい。」
大人しく諦め彼女に連行される。結構な問題児になったものだなーと俺は思ってしまった。
それとあれのことは今は何も考え無いで置くことにした。過去の事、生前何を望んでいたのかそれともソフィアに生まれ変わったことでやるべき使命がある気がする。
先程の霊脈の反応もそれにこの力の本来のあり方など疑問は多々残る。
(私が目指したかった道とはなんだったんだろう?)
記憶が曖昧ではっきり示せなかった。
読んでいただきありがとうございます。
良かったらブックマしてね♪




