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1日の始まり

作者: 萩

いそいそと玄関を開ける。

そよそよと風が吹いている、爽やかな朝だ……というわけでもなく感じるのは今から学校に出かけねばならないという憂鬱感。

近所のおじさんおばさんたちと挨拶を交わし……というわけでもなく、目に入る人間は皆独立した世界に住む個人主義者達。

見慣れた光景、しっくりとくる住宅街の空気。

私の身体と頭はここらでようやく連動する。

「おはよう!行ってきます!」

返事のない空の扉を閉めて、私は今日も仮面を被る。

「今日もうまく過ごそう」

生産性の無い空虚な心がパブリックな私という仮面を被って今日もまた時を浪費していく。

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