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『バーベキュー再び』


サトウさんの下りで描写をちょっと付け足しました。






うん。今度から風属性の符や技を使う時は、注意しよう。ここまで威力が出ると、逆に使いにくい。というか、一旦ステータス確認しとこうかな?




━━━━━━━━━━



【名前】スノウ

【種族】天女

【性別】女

【職業】見習い巫女

【異名】

“竜に挑みし者≪風≫”

“虹幻の楽団員”

“風の愛し子”


『風神アネスの寵愛』


体力:中

魔力:大

スタミナ:中


≪スキル≫


【鉄扇術:Lv21】【体術:Lv25】

【魔力刃:Lv15】【武術:Lv20】

【調薬:Lv12】【採取:Lv18】

【料理:Lv13】【鑑定:Lv17】

【水中行動制限解除:Lv5】【】


≪職業スキル≫


【舞い:Lv17】【祈祷:Lv12】

【符術:Lv18】


スキルポイント:14


≪種族特性≫


【仙人化:Lv5】【自然操作:Lv13】


≪ユニークスキル≫


【風之主:Lv━】



━━━━━━━━━━



うん。【祈祷】のレベルが一気に上がった気がするけど、奉納舞い扱いのうえでアネスさんに会ったからかな? よく確認していなかった“虹幻の楽団員”の効果は『歌や踊り、楽器等を使った行動やスキルに補正』だった。


他にも、【仙人化】の新しい攻撃スキルを習得した。


【爆波拳】【吹風掌】【疾風蹴り】【風纏】


【爆波拳】はもしかして、自分の腕を犠牲にしながらやったあれからきてるのかな? そして、他三つは風神アネスに会った影響な気がする。そして、『竜巻』同様そして、【竜巻風拳】含み、使ったらとんでもないことになるだろうなぁ。使用する時は、周りをよく確認しないとな。


そんなこんなで、拠点に戻ることにする。そろそろ、バーベキューを開催する予定の時間だ。道中の敵はガン無視して、走って行く。この時、俺は本気を出さないようにするのがポイントだ。ソニックブームが出るかもしれん。


拠点に着くと、バーベキューコンロが幾つも並べられており、生産四人に加え、目の部分を隠す仮面をつけた、黒マントの中性的な人。目を隠すピンクの前髪、そして同色の地面についてしまいそうな長い髪の女性。最後に、長身眼鏡の地味な男性。



「おぉー。来た来た。準備しちゃってるよ! それで、こっちは私達と同じ生産トップの残りの三人!」



自分でトップって、まぁ、確かにそうだけども。



「はははは。細かい作業が好きなだけで、気がついたらトップと呼ばれていただけですよ。どうせ、そのうち越されますって。あ、私は細工師のサトウです。主にアクセサリーを作ってますね。それはともかく、お嬢さんのつけているイヤーカフスを見せてくれませんか? 実に興味深い」



長身の男性がにこやかに自己紹介をしてくれた。雰囲気的に、まとめ役が似合う気がする。理想のお父さんって感じ。家の父もこんな感じだったらなぁ。あ、イヤーカフスですね。どうぞ。渡した後、「これはっ!」と大きな声で驚いたサトウさん。直ぐに返してくれたのだが、「いやぁー、いい物を見せていただけました」と、ニコニコ笑顔になっていた。



「次はこの私かな? 錬金術師(アルケミスト)のリンテンシス=クレールドリュンヌ。気軽にリシスで構わない。ちなみに、女性だよ。ロールプレイをするなら、とことん楽しまなくちゃね!」



仮面の人は錬金術師だったのか。基本は爆弾や、属性攻撃アイテムを作っているらしい。他には、別の生産職に中間アイテムの作成を依頼されて、作ったりしているらしい。



「次はミーだネ。調薬師のソワールだヨ。日本に留学してるんダ。日本語が変だったら教えてネ」



外人、それに調薬師か。イベントの前に作ったスノウ印の薬を見てもらおう。本職の人の意見が聞きたい。だが、その前に此方も挨拶をすませる。



「あら? そっちの魔族の二人は?」


「友達」


「と、友達? まぁ、スノウがどうしてもっていうなら友達でもいいけどぉ?」



リューニャとリリルィの二人についてリジェさんに尋ねられたので、そう言っておく。


さてさて、自己紹介も終わったし、ソワールに薬を見てもらおう。



「これどう思う?」


「おお! 凄いヨ。印アイテムなのネ! しかも、こんな斬新な調合方法初めて知ったのヨ。早速やってみるのネ! スノウとリシスも手伝ってほしいヨ!」


「ん。分かった」


「麗しい乙女の頼みを断るわけにはいかないな」



そんなこんなで、リシスとソワールと一緒に調薬することになった。ちなみに、印アイテムとは、自分で作り、自分の名前がはいったアイテムのことらしい。凄かろうが、微妙かろうが、変な基準によって決まるらしい。なので、狙って作るのは不可能。同じ物を作るのは可能らしい。



「ちょっと! スノウちゃんがいないと、誰が作るの!?」


「まぁまぁ、私が作りますよ」



料理はサトウさんが作ってくれるようなので、此方はアイテム作りに専念しよう。


「とりあえず、方向性を決めるヨ」「爆弾にしないかい? 威力を追及しよう!」「追加効果」「いい案ネ。爆発に耐えても、毒に襲われるとかいいと思うヨ」「ほほう。成る程、成る程。だが、爆発の炎で消えないか?」「強いの作る」「それじゃあ、それでいくネ」


よぉーし! いっちょやりますか!



~数十分後~



「「「………」」」


「「…………(━ス『スノウに渡す』)」」


「………!? (ぶんぶん!)」


「「………! (受けとれぇい!)」」


「………! (いやだ! やめろー!)」



無理でした。出来たのは、黒くて丸い球。詳細はこちら。



〈対超獣及び都市破壊用最終兵器(リーサルウェポン)終焉ヲ産ム災害球エンド・オブ・カタストロフ


・なんでこんなヤヴァイもんを最初に作るんだよ! 調整すんの大変なんだぞ!? 頼むからホイホイ作るのも使用するのもやめてくれ! お願いしますからやめてください。

by運営



運営に使うなって言われた。しかも、説明文が説明文じゃないんだけど…………


とりあえず、アイテムボックスに封印しておこう。これを使う機会は多分無いハズだし。


とんでもアイテムはおいといて、気づけば拠点周りはとても賑やかになっている。ヘイルのいる《金鈴の旅団》、スリート姉さんが率いる《エスポワール》。ルキエさんとファンクラブ(ゆかいな仲間達)。後他にもいるかもしれないけど、殆ど知らない人達なので、割愛です。あれ? なんか簡易ステージまで出来てるんだけど。



「一発芸大会ーーー!!!!」


「「「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」」



なんか始まった。



「一番! スノウ様親衛隊暗部部隊長、ユメバネ行きます!」



あ、俺を助けてくれた暗部の部隊長で、忍者っぽい女の人だ。



「はっ。空中浮遊!」



あ、こっちにチラチラ視線が…………


とりあえず、浮かんでみる。あ、落ちた。なんか、すいません。



「スノウちゃん。はいこれ」


「ありがと。クノ」



クノが肉を持って来てくれたので、食べる。美味しい。現在料理を作っているのは、サトウさんと、各ギルドにいる【料理】スキル持ちの人達。俺がバーベキュー関連の料理を作る隙はないようなので、デザートを作ろう。


とりあえず、ネーヴェもいるしシャーベットでも作ろう。


うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!


出来た。


え? なんか軽い? 気のせいさ(ほし)



「おや、スノウさ……んん! スノウちゃん何を作ってるんだい?」


「シャーベット」



ルキエさんが来たので、シャーベットをあげる。また鼻血を出しかけたが、気合いで耐えていた。難儀な人だな。(他人事)


シャーベット以外も作ろうと思ったが、何か作れるかな? 今の手持ちで、今作れるシャーベット以外のデザート………ないわ。大人しくシャーベット製作機になる。



「スノウ!」


「何? ライラ」


「一発芸大会に出るわよ!」



ライラの後ろにいるのは、クノとリューニャとリリルィ。まぁ、たまにははっちゃけるのもいいだろう。それより、後ろにいるリジェさんとアルネさんは? あぁ、皆で同じの衣装を着るのね。了解です。



「続きましてわー! お待ちかね! ファンクラブまで出来ちゃった! 麗しの乙女! スノウ様率いる五人組! 歌と楽器と踊りを楽しみやがれ!」



露出多めで少し恥ずかしいが、やってやるぜ! 音楽に合わせて舞う。時に鋭く剣のように、時に華麗に蝶のように、時に柔らかく霞のように。


にしても、凄い盛り上がりだな。最高潮じゃないか? ちょっと遊んでみます。ウィンクを一つ。



『バタバタバタバタ』



あ、倒れた。凄いぞウィンク。


そんなこんなで、一曲終わったので終了。五人ではいタッチ! なかなか楽しい。今日は一晩中楽しみますか。



《お知らせします。》


《イベントフィールドに魔族の精鋭が侵入しました。ご注意下さい。》



へ?


そうして、楽しい一時は一瞬で終わった。







来週はお休みです。すいません

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