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『新たな仲間』


1,000pt突破!


やりましたよ! 1,000pt越えましたよ! これも、この小説を読んでくださる皆さんのおかげです! これからも頑張るので宜しくお願いします!






さてと、先ほどフレンドチャットがきたので見てみると、ライラからそろそろ帰って来てほしいみたいな事が書かれていた。という訳で、そろそろおいとましよう。


幻獣達に別れを告げて、泉から去ろうとしたら、突然後ろに引っ張られる感覚。振り返ってみたが、誰も近くにいない。


不思議に思っていると、後ろから「きゅ、きゅ。」っと鳴き声。調べてみると、ポニテになった髪に何かがぶら下がっている。


持ってみると、あのマイペース子針鼠だった。どうしたんだろ?


お母さん針鼠の所に持って行って、再び別れを告げて帰ろうとしたら、飛び付いて来た。困惑していると、お母さん針鼠が一声鳴いて、それに応えるようにマイペース子針鼠が鳴き、他の子針鼠達も鳴き始めた。


手に乗った針鼠を見ると、連れていって! と言わんばかりに離れようとしない。



「一緒に来てくれるの?」


「きゅ!」



元気よく鳴くマイペース子針鼠。


お母さん針鼠を見ると、首を縦に振った後、他の子針鼠達を連れて、森の奥へ消えて行った。


少し寂しく思いながらも、新しい同行者を見る。



「きゅ、きゅ!」



頭に登った子針鼠は、早く行こっ! てな感じで前足で頭を叩いてくる。そんな子針鼠を、頭から懐に移動させる。


なんで? と小首をかしげる子針鼠に一声。



「落ちたら大変。」



という訳で、いざ、全力疾走!


“風の祝福”で敏捷が上がった俺の速度はなかなかのもので、暫く綺麗な鈴の音と、「きゅーー!?」という悲鳴を聞きながら、森の中を走った。











「お帰りスノウ。綺麗な簪ね。」


「ほんとだね、似合ってるよ。」


「ありがと。」


「それよりも………」



ライラが、小屋の中に置かれたテーブル━━別行動の間にライラ達がリジェさん達から貰った━━の上を見る。



「きゅ~。」



テーブルの上では目をバツにした針鼠が、ぐったりしていた。ちょっと早く走りすぎたかな?



「この子幻獣ですか?」


「ん。」


精霊針鼠エレメント・ヘッジホッグねぇ。可愛いわね。」



ぐったりから回復した針鼠が、プンスカ怒ってきたので、林檎をあげてご機嫌をとる。以外と単純だな。



「それで、この子はなんて名前なの?」


「んん~?」



どうしようかな?


子針鼠に何ができるか聞いてみる。名前を決めるなら、見た目とか、できる事とかで決めよう。聞いてみると、針を飛ばしたりしたが、これは名前決めには使えんな。しかし、次には氷の針を出したり、口から冷気を吐いたりした。


うん。これなら



「ネーヴェに決定。」


「きゅきゅ!」



どうやら気に入ったようで、何より何より。



「ネーヴェ、いい名前ね。」


「可愛いです。」



さてさて、名前決めも終わったところで、夕食にしますか。


本日の献立は~。


野菜いっぱいコンソメスープ。


野菜スティック各種。


牛肉ステーキ。


パン。


以上になります。ネーヴェには、林檎とか木苺とかを与えておく。


夕食を食べて分かったのは、牛肉はやっぱり美味しいということだった。











イベント内2日目。


朝食を手早く済ませた俺達は、精霊の泉に行く事になった。原因は、俺の話。精霊の泉に、沢山の幻獣達が集まっていると言ったら。見てみたい! アンド、出来れば仲間にしたい!


そんなこんなで、途中出て来た虫モンスターを回避しつつ、精霊の泉に到着。


昨日と同じように、沢山の幻獣達がいた。此方を見て警戒したが、ネーヴェを見て警戒をとき寛ぎ始める。



「どう?」


「良いところね。」


「それじゃ、仲良くなりに行って来ます。」


「怒らせないようにね。」


「「はーい。」」



ライラとクノが、幻獣達の方へ向かって行った。


俺はネーヴェと日向ぼっこでもしますかね。泉の側で寛いでいると、幻獣の何匹かが寄ってきた。おお、この狼ええもふもふや。こっちの猫? いや、虎か、この子ももふもふや。



「凄いことになってるね。」


「クノ、それは?」


「大福です。」


「大福…………」



クノが手に持っていたのは、真っ白な亀。名前は大福。うん、まぁ、合ってるんじゃないかな? ライラのほうはどうかな?



「ね、一緒に冒険しよっ! きっと楽しいよ!」


「がう。(ぷいっ)」


「………あぁ。」



先ほどからカッコいい幻獣や魔獣に話しかけているが、ことごとく断られているみたいだ。しかし、諦めずに別のカッコいいのに話しかけに行く。頑張れ!


それから暫くして、カッコいいヤツ全員に断られたライラは、木の側で体育座りで落ち込んでいた。まぁ、気持ちは分かるんだがそれよりも、頭の上の黒紫色の毛玉はなんだよ。



「ライラ、頭。」


「ふぇ? 何コレ?」



ライラが頭の上の塊を、掴んで見てみる。俺とクノも覗いてみたら、梟? なんだか、寝ているようだ。



「とりあえず、今のところは諦め━━ちょっと!」



地面に置いた毛玉が、びっくりするほどの素早さで、ライラの頭に乗った。どうやら、気に入られたようだ。



「もっとカッコいいのがいいんだけど、しょうがないか。名前は、フクロね。異論は認めない。」



フクロは、しゃあないな。という感じで、ふぅ、と息を吐いてた。


とりあえず、これで三人仲間ゲット………いや、まだ安心出来ないな。とりあえず、デスペナルティにならないようにしよう。





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