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『レベル上げ』


お久しぶりです。101話目ですね、狙ってないけど新章突入ですよ


職業『見習い巫女』→『巫女』


間違えてましたすみません











ログイン!


ん? 学校祭? あぁ、無事終わりましたよ。途中、倉敷先輩や須藤先輩が来たけど、お二人と違って常識のある先輩方が二人を連れ去ってくれたので、そこまで被害は被らなかった。


因みに、例の顎クイ写真が学校新聞に掲載されて、少し騒動になったが割愛する。なぁに、ヒステリックでストーカーな女が粘着してきたが、撃退(微物理)しておいたから大丈夫だ。


そして、ログインした俺はアザミさんの所にやって来た。前回お留守番していたメンバーも一緒である。



「可愛いー!」


「ちょっと着てみてくれる?」


「リボンを着けて……きゃあー! 可愛い!」



うん。皆、巫女さん達によって、着せ替え人形みたくなってるね。竜胆とシャルーは楽しそうに。ネーヴェは諦めの境地のように、悟った顔のままされるがまま。柊は戸惑いつつもされるがままだ。



「いい式を得たみたいですね」


「ん。いい子」


「姉さんは元気でしたか?」


「うん。宜しく伝えておいてって」


「そうですか」



ニコニコ笑顔のアザミさんと、ツバキさんや〈ヤマト〉のことで話す。



「そうそう。最近、辻斬りが出るそうですよ?」


「辻斬り?」


「えぇ、襲われた人の殆どはスノウさんと同じ異界の人達みたいですけど、最近は住民の皆さんがよく襲われるみたいで……」



ふむ。無差別な感じかな? 多分だけど、殆どのプレイヤーが先へ先へと行くことで、この辺の人数が少なくなっているからじゃないか? なんせ、初期のこの町によくいるプレイヤーなんて、拠点がここにある俺達《雪月花》を含む少数と、初心者ぐらいなもんだ。


まぁ、気を付けるに越したことはない。



「じゃあ、そろそろ」


「はい。また来てくださいね」


「ん」



着せ替え人形にされていた皆が凄いことになっていたが、気にせず連れ帰ることにした。




















「主様、何処へ行くのですか?」


「山」



修行と言えば山籠りでしょ! という訳で、俺達は〈ヤマト〉にある、険しい岩山と木々の生い茂る山が隣合った面白い山に来ていた。


なんで突然修行を始めるかというと、先日のPKとの戦いで思う所があったからだ。


〈ヤマト〉に行っている間、何度か戦闘はしたけれども、それでも回数は少なかった。その間、他のプレイヤーは着実にスキルレベルを上げていたようで、かなり引き離されているのだ。



「山ー!」


「きゅー!」


「!!!」



実はうちの子達にも抜かされています。という事で、集中的にスキル上げをしようと思った。その上で、スキル構成も変更しました。消して、増やすというね。



━━━━━━━━━━



【名前】スノウ

【種族】天女

【性別】女

【職業】巫女

【異名】

“竜に挑みし者≪風≫”

“虹幻の楽団員”

“風愛し子”


『風神アネスの寵愛』


体力:中

魔力:大

スタミナ:中


≪スキル≫


【鉄扇術・熟練:Lv25】【武闘術:Lv5】

【筋力強化:Lv1】【耐久強化:Lv1】

【敏捷強化:Lv1】【器用強化:Lv1】

【思考加速:Lv1】【気配希釈:Lv20】

【採取:Lv32】【鑑定:Lv40】


≪控えスキル≫


【調薬:Lv25】【料理:Lv28】

【水中行動制限解除:Lv25】【釣り:Lv10】


≪職業スキル≫


【舞闘:Lv25】【祈祷:Lv20】

【符術:Lv45】【霊感:Lv20】

【清祓術:Lv10】【神託:Lv━】


スキルポイント:0


≪種族特性≫


【仙術:Lv10】【神仙解放:Lv━】

【第三の眼:Lv━】


≪ユニークスキル≫


【風之主:Lv━】



━━━━━━━━━━



これが現在の俺のステータスだ。幾つか消えてるスキルがあるが、なんかスキルポイントに変換出来たのでした。なんせ、消したスキル達は、新たに手に入れた【仙術】と【第三の眼】で代用出来るというか、上位互換以上の性能があるのだ。


そんなこんなで、能力強化系のスキルを取った。


さて、この時点で俺の弱点は分かるよね? プレイヤーは大丈夫だと思うけど、風属性無効または吸収系の敵が出てきたら、キツイ。



「風属性以外………」



無属性って手もあるけど………


うーん。何かいい属性無いかな? まぁ、追々いいスキルを探そう。



「頑張ろ」



気合を新たに俺は修行を開始した。






……………





こんなもんでいいかな? 修行開始からリアルで約二週間。俺が山籠りしている間に、色々とあったようだが、それを無視して頑張った結果、スキルのレベルはかなりいい感じになった。


うーん。無理をした濃密な修行と、破産覚悟で多めに購入した経験値増加薬のお陰であろう。


しかし、ゲームとはいえ、不眠不休で頑張ったせいか、過労や睡眠不足の状態異常が発生したり、それに“社畜”や“修行バカ”、“限界を越えし者”という三つの異名をゲットしたりした。


“限界を越えし者”の、一度に入る経験値の限界突破は使えそうなので、“虹幻の楽団員”と交換しておいた。他の二つはそれぞれ、疲れ難くなったりするのと、戦闘外の行動による能力値アップ上昇という効果だった。なかなかいい効果なので、また山籠りする時にでもセットしよう。


さて、スキルの方だが、進化or改変したものを紹介。


【鉄扇術・熟練】━[進化]→【鉄扇術・皆伝】


【筋力強化】━[進化]→【剛力】


【耐久強化】━[改変]→【健体】


【敏捷強化】━[改変]→【迅雷】


【器用強化】━[進化]→【巧妙】


【調薬】━[進化]→【調薬・熟練】━[進化]→【調薬・皆伝】


【料理】━[進化]→【料理・熟練】━[進化]→【料理・皆伝】



こんな感じになりました。進化の方は、単純に能力な上昇値やら技が増えるので説明は不要だが、改変の方は説明しておいた方がいいだろう。


先ずは【健体】だが、進化の方は【堅体】だ。俺が選んだ【健体】だが、身体系状態異常にかかり難くなり、回復も早くなる。まぁ、単一の状態異常耐性系スキルには劣るが、攻撃を避けるタイプの俺には、防御力が上がるよりも嬉しい効果である。


次に【迅雷】の方だが、進化の方は【疾風】。【迅雷】のスキル効果は、体を動かす(・・・・・)速度の上昇だ。手、足、指、体の細部まで動かすのが早くなる。移動時の速度上昇効果は無くなるが、元々速いので問題無い。【思考加速】と合わせると、かなり恩恵を感じられる。選んで良かった。



「ママー、今日私ー!」


「きゅきゅ!」


「!!!」


「今日は私の番のハズですよ」



うちの子達が言い争っている。うーん。そんなにアレ(・・)が嬉しいのかな? とりあえず、ジャンケンで二人選んで貰うことにした。アレ(・・)は、1日二回ぐらいでいいのだ。


あぁ、アレ(・・)というのは、俺が修行中に編み出した弱点解消の策だ。目下、持続時間を増やすためと、慣れのために反復練習中である。



「うーん」



やっぱりそろそろ戻った方がいいだろうか。めっちゃメール来てるし。集中するためにまた切っといたけど、一週間経った時に確認すりゃ良かった。



「ん!?」


「ママ?」


「きゅ?」


「???」


「主様?」



PKギルド連合と《エスポワール》、《金鈴の旅団》、《雪月花親衛隊》率いるプレイヤー連合との戦争(仮)があるから来て欲しい!?


これは本当にメール確認ちゃんとした方がいいな。






作「どこまで強くなるんだスノウ」


雪「どこまで強くするんだ作者」


トッププレイヤーとスキルレベルを比べると、まだまだ低いです。(中には、さらに一段階進化させたプレイヤーも……)



はい、vsPK編スタートです。

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