赤碧の帝王2
アブドーラは、昏睡状態を彷徨った。
アブドーラの身体の半分以上は壊死していた。
カー直属の医師団は、エイジン•ローデシアで、いや、この惑星で紛れも無く最高の医師の集まりだ。
帝国アマルの最高医師モードルは神帝の医師との称号 スカルネフ•カーの称号を得ている。
医療の世界では絶対的な実力者だ。
カーは即、モードルにアブドーラを兵曹にするように命じた。
人造体への強化適合を。
個体が成長していればしているほど、生存率は下がり、拒絶反応も大きくなる。
1分で気が狂う者がいる程の痛み、苦しみ...。
神経も含めてバラバラにして、強引に再結合する。
細胞の1つが、僅かにずれるだけで、骨を砕かれるような痛みだ。
最悪の場合、苦しむだけ苦しみ死んで行く。
個体が12歳以上の場合、大半は失敗し、植物人間化する。
19歳のアブドーラは適合処理をするには成熟し過ぎていた。
それに、瀕死の重症を負っている。
モードルは、今のアブドーラにはその体力が無いことを熟知していた。
モードルは、アブドーラに強い共感と憐れみを感じた。
モードルは、官僚的な男だ。
現体制にいささかの疑問を呈することも無い。
それは、その地位や名誉から考えても自然なことだ。
眼鏡をかけ、制服を着て、白髪の、痩せてひょろ長い男だが、大帝国アマルで最も権威ある医者の存在感は誰もがたじろぎ震え上がるほどだ。
モードルの部下たちは、アブドーラの処置をすぐに開始しようとした。
カーの命令に背くなど、思い浮かべること事態、大変危険なことだ。
しかし、モードルは拒否をした。
官僚の中の官僚である彼が。
「そのような、非道なことがなぜ出来る?。」
モードルは吐き捨てるように言った。
カーを陰で批判したのだ。
モードルは最高の医師たちにアブドーラの治療と蘇生を命じた。
誰もが震え上がった。
しかし、モードルに逆らうことは、より身近で確実な死を意味する。
死者すら蘇らせるという最高の医師団は、アブドーラを見事なまでに回復させた。
医師団達の命がけの情報隠蔽は、アブドーラの驚異的な回復力の前に、成功裡に終わるはずだった。
しかし、ある日、カーは、不在のモードルの家に親衛隊を派遣し、モードルの妻の首を撥ね、アマル帝国 正教大聖堂 スード・ラ・マーの正門にぶら下げた。
更に、大聖堂の中庭に1mの太い針の筵を敷き、モードルの子供達を正座させた。
針は一日に5ミリ身体にめり込んだ。
事態は硬直化した。
モードルは、動かなかった。
いや、動けなかった。
そんな膠着した状態にまた救世主が現れた。
宰相や相国を飛び越え、コウソンサンという若い一介の戦術予報士が、アブドーラの兵曹化に乗り出した。
コウソンサンは、義父コウソンポウと共に、最高位の貴族の血統で切れものだ。
コウソンサンは、まずスード・ラ・マーからモードルの子供達を救い治療をした。
モードルはコウソンサンに感謝し、数億ベイルの支払いを申し出たという。
コウソンサンは、金を受け取った上で、再びモードルの子供達を拘束した。
また、最高の医師団の家族もしかり。
そして、ハイドラのザザルスにいた、生物兵器の権威ブラバーチを拉致した。
更に、スカルヤク•マー(神帝マーの最強の兵士=アマル軍の最高指揮官の一人)デューク•ノアローク軍の最高機密庫を襲撃し、ハイドラから取り上げたシーアナンジン(千年虫)の卵を強奪した。
中で最も価値のあるものを。
機密庫は、表沙汰になればカーが、祖父の称号を持つ兵曹を、処罰しなくてはならなくなる。
ブラバーチは、アブドーラの心臓に、シーアナンジンを寄生させる方法で、最終兵曹化をする方法を編み出した。
アトラが、アダムゼロやジェニファーで初めて成功した高圧炉胚と人間の受精卵を結合するのではなく。
これは驚くべき成功を収めた。
高圧炉胚は、元素置き換え法で、強化素材でミクロ単位の模擬的なシーアナンジンの器を作り、そこに受精直後のシーアナンジンの卵の胚のみを移し替える。
それを、人間の卵子とともに子宮に入れ、適切なタイミングで取り出し、嬰児の心臓に埋め込む。嬰児自体も受精卵の段階で、元素置き換え法が施されている。
コウソンサンが指示した、この受精卵の初期のエネルギー結合値は、アトラに遅れを取っている、アマルの高圧炉胚のおおよそ9000倍の値を記録した。そして、更に、シーアナンジンは成体に至るまで、エネルギー量を倍増させる。
コウソンサンは、あらゆる権限を委譲され、宰国となった。
神帝直属領内での宰国は、外様のアマルのどの国王よりも偉い。
しかし、これは、後々コウソンサンを窮地に追い込むことになる。
義父コウソンポウの激しい嫉妬によって。
そして、成果に満悦のカーは、モードルの子達を許した。
モードルは、妻の後を追うことは許されなかったが、再びモードルは、スカルネフ•カーに返り咲いた。
強化適合開始から108日目、多くの犠牲と引き換えに、アブドーラは生まれ変わった。
アブドーラは目覚ましくあらゆる側面で進化した。
半年でベグレブ強化場を離脱し、僅か1年で鉄の兵に到達した。
20歳のしかも強化を受けて1年の者が、鉄の兵に到達することは極めて稀なことだ。
ベグレブに残された、幼児も含むアブドーラの同期は、半分は死に、半分は何とか拒絶反応の克服し、やっと歩いたり言葉を話せる程度だったにもかかわらず。
アブドーラは、まるで階段を駆け上がるように、簡単に階級を上げた。
ボクシングの階級を上げる以上に困難な階段を。
カーは、稀に隠密にアブドーラを訪ね、アブドーラの成長を喜んだ。
アブドーラは、僅か3年で、金の兵に到達した。
そして、アブドーラは、アマル周辺諸国の鎮圧に1000回以上出撃し、1度も敗北も後退もしなかった。
ついに、アブドーラは、第三次トラキア戦争で、アマル西軍の将軍となった。
アマルは、アブドーラの西軍の力でトラキアを実に3000年振りに破り、属国とした。
アブドーラは、過去の苦しみを忘れた。
カーは、アマル全土から1万人の選りすぐりの美女達を集めアブドーラに与えた。
1万人の殆どは、スカルヤク•マー デュークノアロークの納める国から来た。
しかし、アブドーラはそれには見向きもせず、イスディナールという名の、3等市民の花屋の娘に恋をした。
カーは、見逃した。
イスディナールは、母親を亡くし、父親や幼い弟達の世話を母親に変わってしていた。
大人しいが明るく優しい女だ。
恐らく、アブドーラは、イスディナールに、自分の姉カーナスラを重ね合わせていたのだ。
イスディナールは、アマルの大帝国の兵曹 アブドーラに、家族のため恐怖を忍んで従った。
アブドーラは、毎日花束を持って現れ、家族に食べ物や土産を持ってきた。
アマルの兵曹に恨みを持っているイスディナールの家族は、アブドーラが帰った後、アブドーラが持ってきたもの全てを捨てた。
アマル軍の軍事作戦の度、せっかく心を許し始めたイスディナール達も、また振り出しに戻った。
それでも、アブドーラは、毎日通った。
変わらず穏やかで明るい、ユーモアのある男だった。
強力で、尊大な筈のアマル軍の兵曹は、声を荒げることすらなく、丁寧で優しかった。
そして、何よりも3等市民のイスディナール達を平等に扱った。
家族を守りたい一心で、イスディナールは心を鬼にしていたが、最初に弟や妹達が、そして父親と祖母がアブドーラに心を開いた。
「姉さん。アブドーラさんは、他の兵曹とは違うと思うよ。」
「ナブラマハンは、兵曹の恐ろしさを知らないからよ。」
イスディナールは、1番上の弟に言った。
「だからって、せっかく買って来てくれた物を毎日捨てるなんて、酷すぎるよ。」
「黙りなさい!。あなたは何も分かっていないの!。ほら、貸しなさい!。」
イスディナールは、1番下の妹ハマーヌの持っているパンを取り上げ、ゴミ箱に捨てた。
ひもじい、ハマーヌは、大粒の涙をこぼし泣き出した。
「姉さん!。そんな!。乱暴だよ!。」
ナブラマハンはハマーヌを庇い言った。
「貸しなさい!。あなたもっ!。」
イスディナールは、次男のディナスの持っていたアブドーラから贈られたグローブを取り上げようとした。
「嫌だ!。やめて!。」
「駄目って言ったらダメよ!。離しなさい!。」
「嫌だよ!。アブドーラさんがせっかく買ってくれたんだ!。」
「おいおい...。どうしたんだいイス?。そんなにムキなってて...。」
父親のハイルラーは言った。
「離しなさい!。ディナス!。離しなさいったら!。」
「嫌だ!。嫌だよ!。」
...バタン...
弾みで、ディナスは床に倒れ頭を打った。
「おぉ...。」
「あれ。大丈夫かい...。ディナスや...。」
祖母のマルカンナンハーは、ディナスの元へ走り寄った。
「姉さんなんか大嫌いだ!。」
ディナスは扉を開けて飛び出して行った。
「ちょっと、やり過ぎじゃないのかな...。イスディナール。おまえが警戒する気持ちも分かるけど。」
「父さんは黙ってて!。」
「姉さんだって。姉さんだって、アブドーラさんのこと好きなくせに!。」
「バカっ!。」
イスディナールは、ナブラマハンの頬を叩いた。
「何するんだよ!。」
「叩くことないだろう。イスディナール。」
「みんな、どうして分かってくれないの...。私だってこんなことしたいわけじゃない。でも、みんな、母さんやおじさんがアマルの兵曹にどんなことされたか忘れたの?。」
...コン...コン...
...コン...コン...コン...
ドアを叩く音だ。
「あ!。アブドーラさんだ。」
ハマーヌは、走って行って入り口を開けた。
イスディナールは、アブドーラを睨んだ。
アブドーラは、少し驚いたが、すぐに笑顔に戻った。
イスディナールは、アブドーラを見て言う。
「アブドーラさん!。もう、家に来るのやめてください!。どうしても私とやりたいなら無理やりやればいいでしょ?。兵曹なんて大嫌い!。みんなあなたのことが大嫌いなの!。何で気付かないの!?。」
「私らは、みんな...。」
マルカンナンハーは何かを言おうとした。
「おばあちゃんは黙ってて!。みんな、あなたが残酷で、怖いから愛想笑いしてるだけ!。何で気がつかないの!?。無神経な人!。大嫌い!。」
アブドーラは、下にそっと花束や、お土産を置いて、歩いて出て行った。
「何よ、こんなもの!。私達を見下してるんでしょう!。私達はバカじゃないのよ!。餌で手なずけられるとでも思っているの?。」
イスディナールは、花束を川に投げ捨てた。
アブドーラは、去って行った。
「みんな、何で、何で、分かってくれないの...。私、私...。」
イスディナールは、雨の中濡れながら歩いた。
「不器用な子だよ...。」
「大丈夫。アブドーラさんも分かってるさ。イスは、自分のために家族を危険に晒したくないと思ってるだけさ。笑」
アブドーラは、来なくなった。
ある日ハマーヌが熱を出した。
休みの日で、深夜、おまけに、イスディナールの家は、貧しく、次の次の週番まで、医者にはかかれない。
ハマーヌの熱はどんどん上がった。
熱は44度。
ハマーヌは意識が無かった。
イスディナールは、どうしようもなく、妹を抱え、雨の中をあてもなく走り続けた。
イスディナールは、分別がつかなくなっていた。
雨の向こうから大男が走って来た。
アブドーラだった。ナブラマハンが連絡したのだった。
「イスディナール。私に、私にディナスを預けなさい!。」
アブドーラは息を切らせながら言った。
「あ、あ、あなたなんかに...。」
「そんなことを言ってる場合か!。」
アブドーラの剣幕に、イスディナールは驚いた。
素直に妹を抱き渡した。
イスディナールは、なぜ大切な妹を託せたのか自分でも分からなかった。
ハマーヌは助かった。
もう少しで、脳が死んでしまうほど危険な状態だった。
また、アブドーラは去った。
ハマーヌは日に日に回復して行く。
ある梅雨の日、イスディナールは、ハマーヌの頭を撫でながら、自分がある種の抑えられない感情を抱えていることに気づいた。
雨の日、アブドーラは、正装をして花束を抱えて、イスディナール達の家の前に立っていた。
プロポーズをしに来たのだ。
直ぐに、傘を持ったイスディナールが家から飛び出して行った。
もう、イスディナールの心には何の疑いも妨げも無かった。
アブドーラに傘を差しかけ。
アブドーラの頬にキスをして。
アブドーラの手を引いて家へ招き入れた。
そらから、イスディナールがアブドーラと結ばれるのに、時間はかからなかった。
2人は、真夏の晴れたある日、大勢の人達に祝福され、結婚した。
アブドーラとイスディナールは子供を授かった。
男ならダイ、女ならリーザと決めていた。
子供は女の子だった。
イスディナールや姉のリーザに似て珠のように美しい子だ。
しかし、無残に殺されたアブドーラの弟ダイと同じように、身体が弱く、知能に障害を持って生まれた。
アブドーラも、イスディナールも、障害には全くこだわらなかった。
リーザは、知能こそ遅れていたが、優しく思いやりに溢れる子だ。
リーザの看病で寝られない日が1ヶ月続いたことがあった。
アブドーラは、勿論それを全く苦にしなかった。
アブドーラは、リーザとイスディナールを心から愛し、叶うはずのないと思っていた幸せを噛み締めた。
日々魂を震わせながら生きた。
アブドーラは、リーザの5回目の誕生日に合わせ、休暇を取り戦地アクナマリアから帰国した。
アブドーラは、アクナマリア戦を最後に退役をし、愛する妻イスディナールと愛娘リーザとともに、海の見えるナブラバードに引っ越し暮らすつもりだった。
周りの者達は、兵曹であるアブドーラに、高級市民区への居住が許されるはずはないと思った。
下級兵曹ならまだしも、アブドーラは、既に、スカルヤクマーに迫る力を持っていた。
しかし、カーが許可をした。
この世界ではそれが全てだ。
アクナマリア戦でのアブドーラの働きは目を見張るものがあった。
アブドーラは、全戦全勝し、化石資源の豊富な、マントバーニュの広大な国土を、神帝カーに献上した。
しかし、生き残ったマントバーニュ公国軍の一部は、レジスタンスとして反撃に出た。
白帝デュークノアローク率いる、アマル白帝軍627万に対し、マントバーニュレジスタンスはわずか3000。
アブドーラは、安心をして、次の戦場アクナスウィフへ向かった。
アブドーラは、ノアロークに、家族がいることを告げ、カンディラへのマントバーニャレジスタンスを侵攻させないように、スミノアイルートを封鎖するように申し入れた。
それはごく当たり前の作戦。
ノアロークは受理したと、親書をアブドーラに返した。
スミノアイを封鎖することで、被害無くレジスタンスを殲滅することができる。
しかし、白帝軍は、スミノアイの封鎖を行わなかった。
そして、当然に市民区であるカンディラに、マントバーニュレジスタンスが進行した。
そればかりか、白帝軍627万は全ての軍事拠点から全く動かなかった。
そして、市民区カンディラにマントバーニュレジスタンスが入ったころ周囲の都市に進行した。
マントバーニュのレジスタンス3000は、アマル白帝軍の圧倒的な数の前に玉砕した。
カンディラ市民13000全てを道連れに。
アブドーラの家族達も例外では無かった。
僅か100騎の新鋭隊を連れて、アブドーラはカンディラに舞い戻った。
陸路で僅か3日という驚異的なスピードだ。
しかし、時既に遅く、カンディラは、見渡す限り、ただの瓦礫だらけの平地になっていた。
アブドーラは瓦礫を探した。
イスディナールの家族の亡骸が見つかる...。
まだ見つかるだけ良い方だ。
そして、とうとう、イスディナールの腕を見つけた。
「イス!。イス!。」
アブドーラは必死で瓦礫を除いた。
美しい妻イスディナールは、巨大な梁の下敷きになり潰れていた。
アブドーラにとっては片手で軽々と持てるような木材の...。
アブドーラは地をはい愛娘リーザを探した。
唯一の望みをかけて...。
リーザは、イスディナールの隣の小さな本棚にいた。
イスディナールは、本棚に娘を入れ身体で庇ったのだった。
膝を抱えて目を閉じていた。
小さなお人形のようだった。
アブドーラは、急いでそっと抱き上げた。
優しくそっと真綿を持ち上げるように持ち上げた。
まだ温かかった。
リーザは生きていた。
目を開けるとこぼれるような微笑みで、アブドーラに抱きつこうとした。
「パ...パ......大......好........き..」
知能の遅れたリーザが生まれて初めて喋った言葉だ。
精一杯の。
正に天使の声だ...。
だがそれは最後の言葉となった...。
リーザは力が抜け二度と目を開けることは無かった。
小さく柔らかくアブドーラにとってはまるで綿のような軽さ。
でも、この惑星トリスタンよりも、太陽よりも、宇宙よりも、何よりも重い、大切な大切なかけがいの無い命。
旅立ってしまった。
宙の彼方に...。
愛する妻と共に。
唯一愛した女。
唯一愛してくれた女。
唯一の私の理解者。
心から、私に安らぎを感じてくれていた。
単にデュークノアロークは、ただ軍を動かさなかった訳では無い。
軍事帝国アマルとして、マントバーニュ軍が、市民区に進行し市民を虐殺したという事実が欲しかったのだ。
アブドーラを、道具として利用するために。
カンディラ大虐殺の後、アマルはマントバーニュの2200の市民区にも侵攻を開始した。
神帝カーの意図が関わっているのかどうかは分からない。
しかし、カーがマントバーニュの一件以降より一層欲深くなったことは確か。
カーの欲望を必ず満たすアブドーラは、軍事上もスカルヤクマーを完全に凌ぐ存在となった。
カーの覚えが良いことを後ろ盾に、アブドーラは、金露鉱といわれる、アフロダイの豊富な鉱山地区を非合法に掌握する。
彼はこれ以降スカルヤク•マー達とあらゆる場面で対立することになる。
そして、彼は、その不幸な生い立ちや私生活に反し、軍事的才能、戦闘力、名誉、国民からの人気など、欲しいものは全てを手にしていた。
アブドーラは、アマル光帝ザンジバルを国家反逆罪の罪で討伐した。
アブドーラはザンジバルの持つアルマダイの鉱脈を初めから奪い取るつもりだった。
ザンジバルは、アマル神帝血統の八守護者の筆頭であり、スカルヤクマーな中でも最強戦闘力を誇っていた。
マントバーニュ戦では、一介の兵曹に過ぎなかったアブドーラが、光帝ザンジバルを倒したことは、世界を震撼させた。
この事実は、狩猟犬が象を倒したことに匹敵する。




