ダヌアの空に149 / ドンキ編10
….ゴゴゴゴ…ゴゴ…ゴゴゴゴ..ゴゴ….ゴゴゴゴ…ゴゴ…ゴゴゴゴ..ゴゴ….ゴゴゴゴ…ゴゴ…ゴゴゴゴ..ゴゴ….ゴゴゴゴ…ゴゴ…ゴゴゴゴ..ゴゴ….ゴゴゴゴ…ゴゴ…ゴゴゴゴ..ゴゴ….ゴゴゴゴ…ゴゴ…ゴゴゴゴ..ゴゴ…
「…ぅぅ…行った…だ…大丈夫か?…リゲル…」
「…ぅ…あ..あぁ…な…何とか…」
「..い..生きてる」
「あぁ…何とかな」
「….ド?…な…何だ?ドンキって?…」
「さぁ…」
…ガシャン…ガシャ…
「あのデカいのがドンキ?…汗。何だったんだ…ボ….ボルボーレに食らわせた…ぜ…」
「ぁ…あぁ…見たよ…い…生き物だった…間違いなく…」
「あぁ。途轍もなくデカい..終わりかと思ったぜ…今度こそ…」
…ザザザザァァァ…
「…ペッ…砂が…高気密装甲なのに…」
「…ぁあ…良く生きてるよ…」
「..何ちゅうパワーだ…汗..エンジンイカれてねぇだろな…汗」
「え?汗..だ、大丈夫だろ?」
「あの爆発だ..念には念..を..」
…ガチャ…ガチャ..
「え?汗」
「おい。笑。嘘だろ?」
…ガチャ…ガチャ..ガチャガチャガチャ…
「!?汗」
…ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ…ガチャガチャ…
「…ぉ?…あぁ!?汗。あああぁ!汗。う!う!動かねぇ!汗。…」
「マジか!?汗。マジか!操舵桿は?」
「ダメだ!汗。は、は、反応しねぇ!ま、ま、全く!汗」
「嘘だろ?嘘?嘘だろ?マジか?!汗」
…ガツッ…ガツーーーン….
「だ、だ…ダメだ!?動かねぇ!ダメだ…汗」
「….あの酷い衝撃で…汗…」
「…一気に振り切ったからな..全部のインジケーター…」
「え!?汗。え!?汗。こここっちもだ!スロットルが全く….」
「えぇ!?マジか?マジか?マジ?嘘だろ?嘘だろ?」
「だ….だ…..ダメだ!…汗…ダメだ!」
…カチッ…カ…ガチャ…
「おい!ワッハッハッハッハ!」
「何笑ってんだよ!バカ野郎!怒」
「おい。笑。スパシヴォ。見てみろ。それ」
「あ?」
「あ?じゃねぇ。それだよ。そこ」
「あ?そこ?………あ!?汗….あ…あぁ….w」
「笑。あぁじゃねぇ。脅かすなよ。笑」
「お…ぉぉ…よ、よ、良かったぁ…キルレバー下げてた…死ぬかと思ったぜ…泣..良かったぁ…」
「あははは。お、脅かすなよ。おまえがサージを防ぐって切ったんじゃねぇか。www」
「だった…そうだった…..汗…ふぅ。笑。死ぬかと思ったぜ」
「ホントに!しっかりしてくれよ。笑。寿命縮まったぜ。笑」
「確かに…こんな所でおっさん2人で死んじゃ、話になんねぇ。笑」
「ワハハ。それな。笑」
「ホントに起動するか?」
「そうだな。」
「残量0になるとポンコツは起動しなくなっからよ。」
「だな。アルマダイ切れはヤベぇ。永遠におまえと2人きりだ。」
「よせよ。笑。冗談じゃねぇぜ。何の罰ゲームだwこんなムッさいおっさん2人でよ。笑」
「だがよ。よっこらせ。」
…ウイッ..ウイッ…ウゥ…
「意外と楽しいかも」
…ウイウイウイ…ウゥ…
「知れない….」
….ウイウイウイWIWIWIWWWWWWWWwwwwwwwwwwwwwwwwドドドドドドドドドドドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…
…ガガガガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
「ぜっ!」
…ドドドドドドドドーーーーーー…
「動いた…!w」
「おぉ!」
…ドンドーーーーーン…ドンドーーーーーーーーーーーーーーーン…
「おまえ、それ本気で言ってんのか?」
「まぁな…」
「じょーだんじゃねぇよwwwわっはっはっwwwやめてくれ。おっさん2人でwwwじょ…じょーだんじゃねぇ。」
「おい?。飲むか?キンキンに冷えてんぞ?」
「お?…いいねぇw…いつの間に?電気系統異常無し。アラートも出てねぇ。アイドリング800。こっちも異常はねぇ。」
「レーダーも発信機も壊れてんだ。これくらい良いだろ。笑」
「確かに…。ホントに取り残されちまったからな…ん…あんがとよ。」
「こんなに脆弱だと思わなかったぜ。10式がよ。ファザスが無いと一瞬で蒸発」
「だな。ハイドラなら10式1輌でケラムの化け物を蹴散らせてたんだ」
「確かに…奴は桁はずれだ…」
…プシュ…
「だけど、良く麦種なんか手に入れたよ…ジムも」
「奴が生きてりゃ今頃3人で祝杯してんのに…」
『…ラプ…ス…熱線…ラプ…』
「おい!パスタップが!汗」
「点滅してる!?発信出来るぞ!?」
….ガチャ…
「おい!おーーーい!こちら10式 アルファた….」
「消えた….」
….バンバンバン!バンバンバンバンバンバン…
「おい!おーーーい!…..チッ….」
「フレアか?」
「そうだ。てことは、あの熱線もアルマダイってこった。」
「まぁ、飲め。リゲル。まだある。」
「お前らこんなに溜め込んでたのか?」
「メインモニター開くぜ?」
「あぁ。頼む。」
…フォン…
….ボボーーーーーーーーーー..ボボ…
「眩しい…」
「な…何だ..これ…ひでぇぜ?」
「あ…」
「や……汗…山がこんなに溶けてやがる。汗」
「…地面もだぜ….何だこれ…汗」
「お、おい!….み、み、見ろ!…スパッシヴォ!アルガードの隊だ!今行けば助かる!」
「あ!ふぁ、ふぁ、ファザスのキーは?」
「合わせるしかない!合わせるしかねぇだろ!」
「だ、だ、だな?。汗」
「出せるか?急げ!」
「お、おう!」
…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「うわおぉ!」
….ダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…
「ギャーーーー!」
「バカ!ギア逆だ!後ろに激突してどうすんだバカ!前いけ前!」
「悪ぃ」
「焦りすぎだぜ全く。」
「焦るだろ。今行かなきゃ一生このままだぜ」
….KKKKKKKKKKKKKKIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiYYYYYYYYYYYYYYYEEEEEEEEEeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー….
「ひっ…汗」
「ま..まただ…汗」
「リゲル….な…何で…ふ…振りむかねぇ?」
「お…お前は何でだ…スパッシヴォ….」
「あれだったら….」
「また…来た?….汗」
….カタ….カタカタ….ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ…ゴドゴトゴドゴトゴドゴトゴドゴトゴドゴトゴドゴトゴドゴトゴドゴトゴドゴトゴドゴト…ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「じ….じ、地面が揺れてる…」
「…..ぁ…..」
「….お…..ぉ…」
「嘘だ….耐えられねぇ」
「何回もやられたらPTSDになるぜこれ….」
「…ハチか?…あれ」
「分からねぇ…お前が何言ってっか…」
「おい!キルレバー下げろ!汗」
「もうダメかもしれねぇ…」




