謀略18 / ルタール編4
さぁ、どうする。
バカ女。笑
【…緊急事態発生…バラクター隊出撃します…緊急事態発生…バラクター隊出撃します…】
【…俺は行くぜ…兄貴….】
「おまえはどうする?ノーラン。」
《…シー様!…シー様!…危険です..今疎通するのは…》
〈…良し…ガーフ…私が指揮を取る…メルギネスに私の意識を転送しろ…〉
〈…御意…〉
….
…
…ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…
….
煙が…
..うをおぉぉ..
〈…何ごとだ?…〉
〈…侵入されました…〉
侵入?。
何がだ?。
…ガシャァァーーーーーーーーーーン…
何だこれは…汗。
…アトラ軍だ…
「アトラ軍だぁぁ!」
「…シー..様!…シ..ー…様…ぁ..ぁ!…ど…こに..おら….れ..ます….か!…シ…ー…様ぁ!」
〈…ルタール様…出来ません…ヒュ…ヒューリックに拒絶されました…汗…〉
〈…何だと!?汗…〉
….ズドーーーーーーーーーーーーーン…
…ガシャーーーーーーーン…
残骸が降り注ぐ。
【…俺は….】
…キャァァアァーーーー…
…来たぞ…
…ガーーーーーーーーーーン…
バラクターが、壁を突き破って倒れる。
鋼鉄の壁面を。
第1実験室前の通路。
アトラの兵士がバラクターに取り付く。
…バシュウゥ…
…バスッ…
閃光が走る。
溶接のような。
ば…バラクターに粒子銃を撃ち込んでいる…。汗
目や脇、装甲のない場所から。
素早く、運動能力が高い。
曲芸かダンスのように、絡みつき、急所に粒子線を撃ち込んでいる。
〈…どうした?ガーフ…司令室!どうした!応答しろ!…〉
…ドドドドドドタドタドタドタドタドタ…
我が軍の兵士が走って来る。
「ルタール様!第1司令室が占拠されました」
「サラバスターです!あれはサラバスターです!」
!?
あれがあのガラクタ?。
….ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
「き、来た…アトラ軍だ!」
「….シー様!シー様ぁ!全軍!シー様をお護りしろ!…」
…ドドドドドドドドドドドドドドドダダダダダダダダダダダダダダダダ…
サラバスターの大軍が押し寄せる。
金鬼を、取り囲むように。
「ノーラン。お前にも来て欲しかったが…。そうかい。残念だよ。せめてあと10分 時間があれば…。たが….。それはおまえの選択。正しいよ……」
【…待ってくれ…兄貴…兄貴はそれで良いのか?…】
「さぁ行くよ。ディライト。」
【….ノーラン!…兄貴…】
「….ノーラン。見守っていておくれ。私が無事お前の弟分を起動できるように」
【…ノーラン!…それで良いのか?…】
「ディライト。無理強いしちゃいけない。ノーランの選択。尊重しておやり。さぁ、目を閉じて、気持ちを楽にしておくれ。始めるよ。」
【…ノーラン!…ノーラン!…】
….ドーーーーーーーーーーーーーーーーンッ…
金鬼の身体から破裂音が。
..バシィィィ…
….ガンッ…
衝撃波で照明が弾け飛ぶ。
….キィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
強烈な音。
金鬼が炉を点火した。
疎通を開始した。
好都合だ。
こいつは、疎通をしている間は無防備だ。
【…ま…待ってくれ…俺も行く!…】
【…良かった!金鬼!兄貴も!まだ間に合うか?…】
金鬼は、大風神に向けていた右腕を大雷神にも向ける。
金鬼の周りを青い焔が取り囲むんで行く。
無数のサラバスターを巻き込みながら。
「メルギネスはまだか!」
….キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
金鬼から発せられる音がより大きく、より高くなる。
…
..
….
….ヒュウウゥゥゥーーーーゥウウウッ…
…おぉ…
…あぁぁ…
金色の髪が逆立った。
青い強い光を伴って。
「怯むな!バカ者ども!メルギネスはどうした!」
「こ..これが..放電毛。金鬼の放電毛…」
ウタが目を覚ましている。
…
……
….
…..ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…
「ひぃぃ…」
ウタがまた失神した。
…バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ…ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ…
大雷神と大風神の放電角が反応している。
金鬼の放つ青い焔に。
!?
い、いかん。
「金鬼をぶち殺せ!」
….ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
バラクター隊が、サラバスター達の外側から突撃する。
….ドドドドド…ゴゴゴゴ..
バラクターが次々と通路になぎ倒される。
2回りも小さなアンドロイドに。
凶暴なミツバチにやられるスズメバチのように。
…ガンッ…
大風神の近くまで追い詰められた、バラクターが脚を踏み外した。
サラバスターが蹴落とす。
…ゴガッ…
堕ちて行く。
各階に激突しながら。
….ガンッ…
吹き抜けのドームを。
….
落下して行く…。
…
遥か下まで。
最下階までの高さは300m。
…..
…ドーン…
火花が散る。
バラクターが砕けて飛び散る。
地底で。
地面に激突して。
….ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
….ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
….ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
….ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…
最上階の通路、中段、反対側からバラクタ。
….ガンガンガンガン…
….ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
…ビーーーーーーーーーーーーー…
…ビーーーーーーーーーーー…
…ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
バラクターが一斉にレーザーを照射する。
全く命中しない。
「ルタール様。退きましょう。一旦。」
あ?。
退くだ?。
バカを言え!。
…バシュウウッ…
バラクターのレーザーがドーム天井の照明を捉える。
「ば…バカめが!汗。金鬼を撃て!金鬼を殺せ!」
…ゥゥゥ…
…サァァアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
アフロダイ燈の1つが落下する。
10mを超える大きさの。
…
…..
堕ちて来る。
…
このフロアを通過して落ちて行く
こんなものが直撃したら終わりだ。
…
..
…
….ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン…
…ガシャァァァァァーーーーン…
….バッスゥゥーーーーーーン…
アフロダイ燈が砕け散る。
地面に激突して。
….バスゥゥゥゥーーーーーーーーーーン…
粒子ライフルが、サラバスターを捉える。
来た!。
我が軍の兵曹だ。
100体、いや、300はいる。
「おい!貴様ら!金鬼だ!金鬼を殺せ!」
サラバスターが下まで落ちて行く。
叫びながら。
まるで人間のようだ。
なぜ、ここまで我々を追い詰める。
この出来損ないが。
これの無能な開発者は、既に処刑した。
数100兆の資金を注ぎ込んで、我々の命に反いてガラクタを作りやがった。
GM11(ジーエムイレブン)サラバスターは、欠陥品だ。
プロジェクトも、開発者達も。
なぜ、弱点だらけのポンコツが…。
「ルタール様!。このままでは危険です!」
「危険?私が?バカを言え。もう貴様らには頼らん。私が直接メルギネスとバラクターを指揮する。貴様らはさっさとあのメス鬼を始末しろ。」




