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トリスタンの皇帝  作者: Jota(イオタ)
230/364

ダヌアの空に66

〔...このままでは...ハイドラは滅んでしまう..。上様が覚醒される前に...。...〕


〔...三聖獣イモーランよ...。...〕


誰だ!。


私の名を呼ぶのは。


〔...何者?...。なぜ私の名を...。...〕


私はイモーラン。


三聖獣そして地と闇の神。


人の中にいる時は人間に擬態している。


しかし私は擬態が苦手だ。


とても疲れる。


本来は黒い影のような姿。


実体は1000メートル級の巨大なクロカゲ。


他の三聖獣を統率している。


三聖獣の中では最も小さい。


上様の側近中の側近だ。


〔...我らは知っている。化け物と呼ぶにはあまりにも失礼じゃ。...〕


如何にも。


失礼極まりないと。


人間どもは。


常日頃...。


この気配は...確か。


〔...この気...。この霊力...。おまえはハイドラ第三の遣い。...〕


〔...いかにも。おまえはそこで何をしている...。...〕


おまえだと?。


無礼な...。


人間ごときが。


〔...おまえに話す謂れはない。...〕


この者ナジマの神官だが。


ナジマだけを神と思っているのか?。


〔...エメドラドに対するのとあまりに違う。笑。厳しいのぅ?...〕


当たり前だ。


エメドラドはもっと礼儀正しい。


おまえのように無礼でも不躾でもない。


〔...当たり前だ。おまえには今、私を永遠に封じる力がある。そして必要ならばそうするだろう?。...〕


恐るるには足りぬが...。


このヤンキーババァ。


油断は出来ない。


〔...ふふ。確かに。タイクーダイを擁する今、幼体のおまえなら倒せるかもしれん。笑。...〕


何!?。


〔...が、案ずるな。そんなことをしはしない。...〕


ふん。


自惚れるな。


〔...私に注意を向けるな。神帝に狙われている。...〕


本当に無神経な女。


私はこいつとはそりが合わない。


〔...私の霊力は今、神帝の妖力すら遠ざける。...〕


...。


それでか...。


私がすんなりとここに来れたのは...。


...。


〔......なるほど。...やはりハイドラ最強の霊能者...。〕


侮れぬ...。


この者はやはり必要...。


〔...ふふ。して、ハイドラに力を貸してくれぬかイモーラン。今度ばかりは勝ち目がなさそうじゃ。ウラノスはおまえに頼めと言ってくれた。...〕


何と!。


ウラノスが...。


いつの間に!。


勝手なことを。


私に断りも無く!。


ウラノスもまた三聖獣。


上様のしもべ。


あの者は、海の神。


実体は全長20kmの古代魚だ。


気まぐれで大地震を起こす。


上様の機嫌を取るために小さなタコにも美しい人魚にも姿を変える。


男であるにもかかわらず。


献身的。


海より広く深い心。


素朴で穏やか。


が、ヘソを曲げると大変なことになる..。


〔...私の本体は今守護球の中。固まってすらいない。...〕


〔...では、イモーランよ。ラプロスに頼んでくれまいか。何とか...。古の王の復活までこのハイドラは持たない。...〕


何と直球な。


ラプロスは全長10kmの銀の大アブ。


羽根が大きく伸ばした大きさは20km。


アトラの航空要塞よりも大きい。


やはり三聖獣であり天空の神。


上様のしもべの中では最強だ。


私では歯が立たない。


ウラノスは3度ラプロスと喧嘩をし降参している。


ラプロスはアザンの海を沸騰させようとした。


心優しいウラノスは魚や貝、磯巾着。


海の生き物のために、ラプロスに泣いて謝罪をした。


ラプロスは途轍もなく気が強い。


かつて一度だけ戦闘神との戦いにも勝ったことがある。


今から12億年前。


自分の20倍も大きい。


しかも戦闘神ナジマを相手に。


神話になるほどの強者。


好んで妖精のように羽根の生えた美少年に化ける。


女であるにもかかわらず。


しかし...。


〔...あの大虻アブこそ首を縦にふるまい。...〕


〔...これはエメドラド、そしてジェー•ディーとの総意でもある。そこを何とか。...〕


必死なのは分かるが...。


やたらと我らの意識に入って来る。


おまえ達ハイドラの三大神官は。


〔...歴史を変えることなど出来ない。我らの手で。...〕


〔...アルゴとバランが来る。...〕


!!


な、何と...!?


〔...アルゴとバランが!...。...〕


アルゴとバランが...。汗。


〔...我らの敗北だけでは済まされない。...〕


——————————————————


...ドドドドドドドドドドドド...


小さなイブラデ達が走り抜ける。


とてもすばしっこい。


『...トルカカB隊が凄いぞ。...』


...ドドドドドドドドドドドドドドドド...


《...リク!。ほらそっち!。...》


《...オッケー!...》


...ブバッシュッゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーー...


また抜いた!。笑。


...ドロロドボボドボドボドバドドドドドドドドド...


バルバロイのエネリウムオイルが垂れ流される。


のたうち回っている。


田舎のビルくらいの大きさ。


この個体は。


キリンのような頭に目玉が無数にある。


人と同じ目。もげて落ちそうなものも。


身体は剥き出しの筋肉の塊。


鋼鉄の筋肉。


コールタールのような体液で全身が覆われている。


そして、鼻をつく匂い。


ケダモノを煮詰めたような。


腕に巨大な鎖鎌を持っている。


滑稽だ。


イブラデ達は皆5mも無い。


バルバロイ達がのたうち回っている。


すばしこく股の下を走り抜ける。


《...デシール!。お願い!。...》


小さな女のイブラデが男のイブラデに並走する。


《...ほらよっ!...》


男のイブラデが女のイブラデに背中を貸す。


《...えいっ!...》


そ女イブラデが飛び上がる。


しがみついた。


大型のバルバロイの尾てい骨辺り。


バルブのある場所。


バルバロイがくるくると回る。


この巨大なバルバロイは2つ首タイプ。


最も大型だ。


鉄兜のような頭甲。


頭部に目はない。


代わりに胸部に大きな顔がある。


目は1つ。


イブラデがバルブを股に挟み逆さにぶら下がる。


バルバロイは棍棒を振り回す。


闇雲に。


《...くっそ!。はぁーずぅーれーろーぉ!...》


《...頑張れ!。ミュウミュウ!。...》


《...うぅーーーん!...》


外れる...。


巨大なバルブが。


あの小さなイブラデが外す...。


...バギ...


...ゴゴゴゴゴゴゴーーーーーー...


回ってる。


バルブが。


...ザザァァドボボドボボドドドドザザァァザザザザドドドドドドドドドボドボドボドボボ...


...ザザァァドボボドボボドドドドザザァァザザザザドドドドドドドドドボドボドボドボボ...


《...やったあ!...》


滝のように体液が流れ出る。


ドボドボと。


滝のように。


エネリウムオイルが...。


...ブギヤアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーボボゴゴーーーーー...


バルバロイが悲鳴を上げる。


クルクルと回っている。


《...やったね!。ミュウミュウ!。...》


《...トルカカに負けてらんないよ!?。...》


...ザザァァ...ダダダダダダ...ザッ...ザザァァ....


急角度にジグザグに方向を変える。


イブラデ達は。


まるでルコントのフェイントのように。


陸車のドリフトのように。


まるで雪上を板で滑るように。


スポーツカーを超える速度で。


...ザァーーーーーッ...ドド...ズサァァーーーーー...


土煙を吹き上げて方向を変える。


...ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...


二体のイブラデが平行に爆走していく。


蛇行しながら。


長い棒?。を地面に引きずりながら。


...カンカン...


引きずりながら棒を交差させた。


いや、棒じゃない。


大槍だ。


《...ドゥアラ!。ボャ!。頼む!。...》


後ろから小さなイブラデが追いついてくる。


早い!。


楽々と追いついた。


あんなに小さいのに。


《...ほぅら、いくぜ!。...》


...ガシッ...ガシッ...


交差させた槍にイブラデが乗る。


...ズザアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーー...


二体のイブラデが膝に槍を乗せスライディングを始める。


メルエンの大槍...。


《...ンン...クッ!...》


メルエン家の大槍の奥義...


《...ソオゥリャァッ!...》


《...行っけ!。トルカカァァァァ!...》


《...オオラァァッ!...》


!。


あれがトルカカ...。


まだ幼い...。


...バシュッッ...


小さなイブラデ トルカカが空に弾き飛ばされた。


...ガッスン...


トルカカがバルバロイの背中に取り付いた。


...バンッ...


...バスゥゥ...


...バッスゥ...


...バッスゥ...


背中のバルブから抜いていく。


凄い速度...。


はって下って行く。


バルバロイの背中を。


腰の最後のバルブを抜く。


最も大きな。


これだけ抜けばこのバルバロイは復活できない。


誰かが修復しない限り...。


まるで特殊部隊。


老練で熟達してる。


あんな子供が。


正確で早い。


普通では考えられない。


この小さなイブラデがバルバロイを倒すとは...。


ラプロスが知らせてくるわけだ。


上様を覚醒させる鍵。


最後で最強のしもべ。


だがトルカカは違う。


堕天使ではない。


...ザザァァドボボドボボドドドドザザァァザザザザドドドドドドドドドボドボドボドボボ...


体液が噴出している。


...ザザァァドボボドボボドドドドザザァァザザザザドドドドドドドドドボドボドボドボボ...


...ギギャアアアアアアアアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーゴゴゴゴ...


バルバロイの悲鳴..。


バルバロイは餌に急所を壊され、悲鳴をあげている。


...ザザァァドボボドボボドドドドザザァァザザザザドドドドドドドドドボドボドボドボボ...


..ドッ...


...ズザアアアアアアアァァァァーーーーーーーーーー...


トルカカが次のターゲットを見つけた。


バルバロイ達は触れることすら出来ない。


普通の人間には残像しか見えない。


『...トルカカがかなりの数のバルブを抜いてる。...』


...ドッゴン...


...ズズーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン...


...ドガン...ドゴーーーン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ゴン...ゴゴーン...ドガン...ドゴーーーン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...


『...見ろ!。バルバロイがパニックを起こしてる。...』


激しくお互いに激突してる。


...ガッツン...


...ゴン...ゴーン...ドガン...ドゴーーーン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ゴン...ゴーン...ドガン...ドゴーーーン...ボウン...


『...この調子ならイケるかもしれない...』


...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ゴンゴーン...ドガン...ドゴーーーン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ボウン...ゴゴン...ドゴン...ボボウン...ゴンゴーン...


一体のイブラデが走り抜けて来る。


こっちへ。


野蛮な鬼 バルバロイの間を。


...ザッザアァァーーーーーーー...


...ドドドドドドドドドドドドドドドド...


さて...擬態と行くか...。


このままでは見つかってしまう。


私は擬態が苦手だ。


この地では人の姿を真似ることすらままならない。


恐らくクヌンの粒子が邪魔をしている。


クヌンは、デューンでは魔除けとしても使われるそうな。


気づく者がいる。


黒いこののっぺらぼうの外見のままでは。


私が何者なのか...。


影のふりをしよう...。


キイロックの。


メノン鉱石が盛り上がった場所。


キイロックの。


...ドドドド...ドドドド..ドッ...


近づいて来る。


ふん...。


身体がとろけて地面に染みていく。


まるでチョコレートのように。


この感覚がとても気持ち良い。


人間には分からない感覚。


目線が地面スレスレに...。笑


...ガッスッッ...


....ッ...


痛い...!。


踏みやがった!。


...ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン...


私に滑ってコケた。


...ザアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーー...


あの小僧...。


ん?。


もしや...。


『...トルカカが転倒したぞ!。...』


近くで見ると大きい。


小さく見えたイブラデ。


《...トルカカ!。と、止まるな!...》


トルカカ...。


《...ば、バカっ!。止まるな!。トルカカ!...》


フッ。


バルバロイは寄り付きはしない。


私に気づいている。


なるほど。


あれがトルカカ。


【...トルカカB隊。達成率94%。もの凄い達成速度です。...】


こっちを見ている。汗。


鋼鉄のマネキンが。


早く行け!。


うぅ...。


トルカカが私を見てる。


澄んだ眼差し。


確実に私に気づいている。汗。


行け!。行け!。


!!


私が、私が..。


この姿を見られたなら。


私がトルカカを消さなくてはならない!。


ヒッ!。


『...特にトルカカが凄い...』


《...取った!。...》


《...止まっちゃダメだ!。》


《...何かに躓いた。...》


《...どうした!。何かって何だ!。...》


《...何か黒いゴム。...》


私には、私には、し、使命が...。


...ガッッ...


...痛っ...


取ったバルブを投げてきた。


トルカカが。


《...トルカカ!。僕も取ったよぅ!。...》


【...ミュウミュウA隊。達成率73%。目標をクリア。...】


『...見ろ!。バルバロイの体液が溢れてている。...』


《...トルカカ!。...》


《...トルカカ!。...》


トルカカが行かない...。


《...トル!。何してる?。戻っておいで!。...》


!!


こ、こ、この声は!。


ま、まさか...。


《...うん!。...》


...ドッドッドッド...ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド...


はっ...。


ふっ...。


い、行った...。汗。


しかし、あの声...。


まさか。


《...来るぞ!。...》


『...特別攻撃隊に告ぐ!。ジーンが砲撃を開始する!。...』


《...ミュウミュウ!。トルカカ!。離脱しろ!。作戦変更。離脱ルートを変える。それぞれ実測値の最も近いイブラデ隊へ合流。全体が西に流れている。...》


《...それじゃダメよシエル!。トルカカ!。ミュウミュウ!。仲間のシールドのあるとこに逃げて!。みんなを連れて!。急いで!。戦車でも何でも良いから!。一番最初に見つけた所へ!。一番近い所へ!。...》


《...分かった!。一番近いとこ!。...》


《...分かったわ!。ここから戦車隊が、レオパードとピーカー見える!。...》


...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...ピーーッ...


《...な、なぜ!、ロックオンアラートが!。汗...》


『...大きいぞ!。気をつけろ!。ジーンが特大のを撃つ!。気をつけろ!。...』


『...な、なぜ。想定規模の59倍...。汗...』


『...ジーンが撃てる最大の砲撃...』


そうだ。


ジーンは気づいている。


【...全軍!。ファザスフォーメーションシールド発動!。全軍!。ファザスフォーメーションシールド発動!。...】


《...トルカカ!。急いで!。シールドを探して!。...》


ふむ。


このままでは大地が溶けてしまう...。


...うわ...あ..ああ...あ..あ...あ.....ああ..あん...


...うわ...あ..あ...あ...あ..あ...あ.....あん...


ん!?。


何だ?。


塹壕から声がする。


奥底から。


?。


何だ?。


人が泣いている...。


ラッキーな泣き虫だ。


この辺りは私に守られている。


バルバロイも熱も爆風も私が寄せ付けない。


!!


...キュワアアアアァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...


ハイドラのダルカン。


眩い光を放ち始めた。


首から背中にかけて。


エネルギーの滝が激流のように。


...キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...


凄まじい音。


ジェットタービンのような。


これはシーアナンジンの音。


生きている炉の音。


...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ..ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ...


光が収まって来...。


吐いた!。


...コーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...


口から光の塊を吐き出した!。


ダルカンが。


バルバロイめがけ。


光の柱を照射している。


何度も何度も。


...


...


...ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン...


次々と炸裂する。


ダルカンの砲撃だけじゃない。


何かが炸裂して行く。


次々と。


巨大なエネルギーが。


.....ババババババババババ...バシィッ...ブシャー...ブリボリ...バチィ...バシャン...バリバリバリバリ...ブシャーン......ババババババババババ...バシャーン...バリボリ...ババ...バシャ...バリバリバリバリ...ブシャー...ババババババババババ...バシャーン...バリバリ...ボウン...バチィガ...バリバリバリバリ...ブシャーー......ババババババババババ...ブシャーァァァァ...ブリボリ...バチィ...バシャン...バリバリバリバリ...ブシィ...ズッ...


炸裂する。


生体爆弾?!。


大規模なもの。


幾つもの。


バルバロイが吹き飛んで行く。


粉々になって。


!!


バルブを抜かれたバルバロイはシールドを張れない。


更に爆弾となる。


エネリウムの生体爆弾。


...ゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ......ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ......ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ...

...


さ、流石だ。


...コーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...

...


...


...ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン...


.....ババババババババババ...バシィッ...ブシャー...ブリボリ...バチィ...バシャン...バリバリバリバリ...ブシャーン......ババババババババババ...バシャーン...バリボリ...ババ...バシャ...バリバリバリバリ...ブシャー...ババババババババババ...バシャーン...バリバリ...ボウン...バチィガ...バリバリバリバリ...ブシャーー......ババババババババババ...ブシャーァァァァ...ブリボリ...バチィ...バシャン...バリバリバリバリ...ブシィ...ズッ...


...ゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ......ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ......ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ...

...


...コーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...

...


...


...ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン...


.....ババババババババババ...バシィッ...ブシャー...ブリボリ...バチィ...バシャン...バリバリバリバリ...ブシャーン......ババババババババババ...バシャーン...バリボリ...ババ...バシャ...バリバリバリバリ...ブシャー...ババババババババババ...バシャーン...バリバリ...ボウン...バチィガ...バリバリバリバリ...ブシャーー......ババババババババババ...ブシャーァァァァ...ブリボリ...バチィ...バシャン...バリバリバリバリ...ブシィ...ズッ...


目玉や千切れた腕。


手...。


指...。


バルバロイの破片が降って来る。


まるで洪水のように。


...ゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴ...ゴゴ..ゴ...ゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴ...ゴゴ...ゴ...ゴゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴゴゴゴ...ゴゴゴ...ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ......ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ......ズズズ...ズズ..ズ...ズ...ズズ....ズズズズズズズ...

...


大気が真っ白に。


大地が波打ち沸騰している。



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