表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖少女  作者: 龍華ぷろじぇくと
第二章 ひとりぼっちの雪女
68/485

ひとりぼっちの雪女・プロローグ

 シンシンと、


 静かで孤独な白の世界――――


 シンシンと、


 静寂に包まれた白銀の中で……


 女は一人涙した


 もう、独りは沢山だと


 沈黙の中、涙した


 闇夜を照らすは青と赤


 憎悪にゆだねし体を率い


 女は思う


 この怒りは誰に向う?


 彼女の無念はどこへ彷徨う?


 忘却と疑念の悪夢の中で……


 女は誓う


 もう二度と還りはしないのならば――――


 赤と青の瞳が揺れる


 白き世界に包まれて、


 女は一人、歩きだす……


 必ず見つけ出す


 彼女を死に追いやった何者か


 いや、ナニカを


 殺した相手は仇ではない


 ならば誰? 誰が彼女の死ぬ切っ掛けを作った?


 女は決意する


 たとえ道半ばで消えようとも


 居場所を失くした自分だから


 納得できるまで突き進むのだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ