Suicide Spiral
※自殺のシーンがあります。残酷とまでは行きませんが、そういうものの嫌いな人は、読まないでください。
サッと、陽の光が陰った。
教室で本を読んでいた私は外を見た。教室の窓は空いている。
あの影はこっちを指差しているようだった……嫌な予感を覚え、窓の下を見た。
頭から赤黒い、液体を流している、この中学校の人ではない人が倒れていた。
そんなことになるなんて……。
私は、校長室に呼ばれた。
この人に見覚えはあるかと聞かれ、見たこともない写真を見せられ、正直に否定した。
若干長かったが、暫くしたら取り調べのようなものは終わった。
校長室を出たあと会話が聞こえた。
「津府馬さんに同行をお願いしたいのですが……」
「はい?証拠でも??」
「いえ、話をしているとき、右上を見ることが多く、嘘をついているのではとの疑念が……人間は嘘をつくとき…」
この時、私は覚悟した。ツカマルワケニハイカナイ。
私、津府馬ソラは家に迷惑をかけないため、自宅を留守にすることを決めた。
幸い銀行不信用な親で助かった。そして、金を貯める性格の自分自身にも感謝した。
荷物は手短に、リュックサックにまとめ、旅立つことになった。
あれから3年が経った。何事もなければ高校生になっているであろう、15歳だ。
こんなにも長く警察に付き纏われて、人生が億劫になってしまった。
近くに中学校が見える。仕方ない、あそこにするか。
私は屋上に上り、その屋上から飛び降りた。
窓が空いている教室があり、本を読んでいる人がいた。
私は3年前を思い出し、思わず指を指した。
意味が分かったかどうかは、分かりません…
ま、何とかいっているといいと思います。(もしかしたら、どこかの作者とかぶっているかもしれません。一応、僕自身は、読んだことのない内容で書いてはいますが…)