表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ルーンコンダクター  作者: クロ
序  章:An Far Eastern rune conductor
3/20

第一話    Morning injustice

初長編小説!

不定期更新ですが、どうか一読していただければと思います。


ファンタジーということで今後残酷描写などが出る可能性は十分にありますので黄色信号のようにお気を付けください


それでは、

 遥か大昔、人間と精霊と呼ばれる人外の生き物が協力して暮らしていた時代。

 種族は違えど、長い間お互いを助け合い生きてきた。

 だが、人間の中にはそれを良しとしない者もいた。

 そうした者たちは、精霊を積極的に弾圧し、迫害していった。

 『精霊狩り』と呼ばれた。

 およそ百年のもの間、精霊狩りが行われていき、ついに、人間と精霊の間に一つの戦争が起こった。

 それは、『精霊戦争』。

 イングランドの外にはほとんど出られない精霊達は強大な力を持ちながら、必然的に不利な戦いにならざるを得なかった。

 約一年ほどの戦争であったがお互い甚大な被害を出し、なんとか精霊達が人間をイングランド外に追い出す事に成功。

 戦争が終結した。

 しかし、お互い過半数の同族を失ってしまった。

 精霊達は、イングランド内残っていた人間達を国外に追放し、人間との関わりを完全に断ち切り、独自に発展していった。

 人間達は、再興を決意すると同時に今の年号を廃止し、精霊戦争終結の次の日を精霊暦一年一月一日として新たな年号を作った。


 それから、約四千年の月日が流れた……。


              ●


 ――じかんぎれだよ?


 真っ暗闇だ。ここはどこなのか全く分からない。

 前も後ろも上も下も自分の姿さえも気味が悪いほどの漆黒が広がっている。

 再びあの声だ。


 ――いそがないと。おわりのとき。

   さあはじまりのときだよすべてのはじまりだ。


 男なのか女なのか。どこから語りかけてくるのか。そもそも人間(ヒト)なのか?

 ”声”はそれだけ言い終えるとそれっきり姿を消した。


              ●


 いつもと変わらない朝。

そこには、決まって天井がある。僕達を上から眺めている。

「夢だったか……」

天井を横目に体を起こすと、なんかどうにも体がだるい感じがした。

起こした体をそのままベットから引き摺りだして、居間へと向かう。

 今日は、七月三十一日。学生は皆、夏休みだ。外を見ればあちこちを学生達が行き交っている。そんな様子を見て自分は一年前を思い出しながら、朝ご飯を口の中に放り込む。

 今日の朝ご飯は、食パンにジャムを塗っただけの簡単なものだ。一人暮らしだとどうしても、手抜きみたいな簡単な食べ物になってしまう。

 と、そこで、玄関のドアを思い切り強く開ける音がした。

「おーい(いつき)。遊びに来たぜー!」

 そいつは、人の家に容赦なく入り込んできて居間に侵入してきた。そいつの顔を見て、予想通りというか溜め息が出た。

「はあ。いい加減、勝手に入ってくるのやめろよ」

 すると、悪びれもせずこう言い返してきた。

「いいじゃんいいじゃん。俺達親友だろ? それにお前一人暮らしなんだし、お前以外に迷惑掛からないじゃん」

「俺に対する迷惑は無視か?」

 この馬鹿はニヤニヤ笑うだけだ。

 いつもこんな感じだ。

 四月に大学生となり一人暮らしを始めてからいつも勝手に進入してくるようになったのでいい加減慣れたのもあり、抗議するのも面倒になってきた。だが、いつもと同じようにこちらも同じ言葉を続けた。

「いい加減不法侵入やめないと通報するぞ」

「それ毎回言ってるけどしたことないじゃん」

「そういう問題じゃねえよ、(そら)。怒るぞ?」

 月島空、変わらず奴はニヤニヤ顔だ。

 本当は怒らないと思っているのだろう。実際、本気で通報したいわけでは無い。それは、お互いに認識している事だ。しかし、時々本気でイラッとさせる時があるから、一発くらいは殴っておいた方がいいかもしれない。

 樹が殴る準備をしようとした所で玄関からインターホンが鳴った。

「ういーっす、樹。遊びに来たぜ!」

 居間の扉を開け廊下を歩いていき、玄関のドアを開けるとそこには、友人の一人である西崎龍太(にしざきりゅうた)と、見知らぬ男性が一人いた。

「龍太、後ろの人誰?」

聞くと軽い調子で答えた。

「あー、この人郵便配達員だって。偶然一緒になって、心優しい俺がインターホンを代わりに押してあげたわけ。そんじゃ、後よろしくねー。こっちは、勝手に上がらせて貰うから、心配すんな」

そう言ってから、靴を脱いで勝手に上がり始めた。いろいろ、突っ込みたいところはあるが、

――お前も勝手に上がってきやがって…。

そんな事を樹は思ったが、断わりを入れる分は空よりマシなのか?とにかく、郵便配達員の相手をしなければいけないので、今回は見逃すしかない。

「ここにハンコお願いしまーす」

 郵便配達員がそう言って小さな包みと受領書を出して来た。受領書にサッとボールペンでサインをして、包みを受け取ると、受領書を手元に戻し、一礼して足早に去って行った。

 包みを持って、居間に戻ると、傍若無人な馬鹿二人が家を荒らし回っていた。一人は、冷蔵庫を漁り、一人は何を探してるのかソファーの下やマットの下などをくまなく捲っている。二人ともこちらに気付き、それぞれの勝手な作業を中断してこっちに寄ってきた。

「戻ってきたか。で? その小包の中身はなんなんだ?」

「愚民よ。この、龍太様にその小包を差し出すが良い」

 とりあえず、その場で龍太は殴り飛ばしておく。頭をごついたら、床に沈んだので良しとすることにした。

「お前らは、人の家に勝手に上がりこんできた上に何を勝手に荒らしまわってんだよ。特に龍太、何勝手に冷蔵庫漁ってんだよ」

 龍太が起き上がると親指を立てて握りこぶしをした。

「何って、飯食う以外に冷蔵庫開ける用事無いだろ?」

 もう一度、龍太は床に沈んだ。

「その馬鹿は置いといて、その小包の中身早く見せろよ」

 空が急かしてきた。というか、空も随分と失礼すぎだ。

「俺もまだ見てないからな。開けてみるか」

 そう言って、樹は手に持ってた小さな包み紙を開いた。

 するとそこには、小さな木箱があり、中に二又の鍵の形をしたアクセサリーのついたペンダントが入っており、このペンダントの名前と思われるものが書かれた紙が一緒に入っていた。そこには、世界樹の鍵(キーユグドラシル)と書かれていた。

「何だこれ? キーユグドラシル? 誰からのものなんだ?」

 心当たりの無い贈り物に樹は若干の戸惑いがあった。すると、目の前にいた空が何かに気付いたようだ。

「樹、その紙、裏に何か書かれているぞ」

 樹が手に持っていたペンダントの名前が書かれていた小さな紙を裏返してみると、そこには短い文章で、樹に宛てた手紙が書かれていた。

 樹がそれを読み上げる。

「『樹、お前にプレゼントだ。これは、家を整理していた時に物置から出てきた奴だ。埃をとったら綺麗になったからお前にやるよ。お守り代わりに首から下げておくといい――父より』……って親父からかよ!?」

 樹の父親からのものだった。あまりに唐突な贈り物に樹は驚きを隠せなかった、が目の前の馬鹿二人も何故か驚きの顔をしていた。

「お前の親父……生きていたのか!?」

「お前……"そっち"だったのか?」

 あまりにも失礼すぎる親友二人はそれぞれがありえない方向へと妄想を膨らませていた。龍太は再起不能なので空を現実へと引き戻す事にした。

「おい、空はなんで俺の親父が死んだと思ってたんだ? ……言っておくが、慎重に答えろよ?」

 脇で握りこぶしをつくる。返答次第では、邪念を討ち祓う必要があるからだ。つまり、

高確率で一人犠牲が出る事になる。

「なんで? だってお前一人暮らしじゃん。両親と死別したもんだと。今までの人生で一度も会ったことないし」

 次の瞬間、邪念は討ち祓われた。

「親は実家にいるに決まってんだろ! 大体、お前は俺の親に会ったことあるぞ! 小学校の頃にな! おい、龍太も意外そうな顔すんな、お前も会った事あるからな!」

 やっぱり面倒なので、もう一体邪念を討ち祓った。

二十秒くらいしてから馬鹿共がゆっくり、頬をさすりながら起き上がった。

「痛いなくそ。これだから冗談の通じない奴は駄目なんだ」

 空と龍太が口々にこんな事を言い出した。あまりにも笑えない冗談だ。

「お前らは冗談の限度を大幅に飛び越えているんだよ! …………ったく、今日は珍しく俺の方から相談があったのに若干萎えてきたぞ……」

樹は溜め息まじりで肩を落とした。

すると、今度は本当に意外そうな顔した空が樹に聞き返した。

「どうしたんだよ? お前が相談なんて珍しい。今年中にこの世が滅ぶのか?」

真面目に話しててもこんな感じだ。

「全くだ。今年が末世というのならば、お前が俺たちに相談なんていう以上自体も説明が付く」

龍太も龍太だ。二人とも真面目なのかボケなのか非常に分かりづらい返答しか来ない。

「お前らは、ボケてるのかボケてないのかはっきりしろ。それと、龍太はよく"末世"なんて言葉を知ってたな」

 樹が半眼で龍太を見ると、龍太は少しだけムッとしたが、樹は無視する事にした。

 一息付いて父親からのペンダントをそばのテーブルに置いてから樹が本題に入った。

「実は今日の朝、妙な夢を見てな。暗闇で誰かが声をかけてきたんだ」

話を聞いていた二人ともキョトンとしていた。『何言ってんだ急に?』とでも言いたそうな顔だ。しかし、すぐに空が表情を取り戻して、簡単に聞き返した。

「声って誰だよ?」

「それが真っ暗闇で姿は見えなくて声だけが聞こえてきたんだ。しかも、聞き覚えのない声で『おわりのときだ。さあはじまりのときだ』って。そうしたら目が覚めた。」

またしてもキョトンとしている。普通の反応だ。樹自身にも何がなんだか分からないのだから。今度はキョトンとしたまま空が質問してきた。

「なんでそんな夢を見たのかも謎だし、"声"の言っている事も意味不明だ。どういう事だよ。おわりのときではしまりのとき?」

そこまで言って、龍太も初めて口を開いた。

「俺にはよく分からないが、それってもしかして最近流行りの”霊夢”なんじゃないの?」

 龍太の言葉に空がギョッとした。同時に、なんの事か分かっていない樹がそっと口を開く。

「霊夢? 何だそれ?」

龍太に聞き返したが、空が代わりに答えた。

「”霊夢”それは、夢の中で誰かが語りかけてる現象だ。誰の声なのか? なんのためなのか? それらが一切不明なんだ。そして、霊夢にあった人は、極端に幸か不幸かになるらしい。霊夢を見たものは皆、一年以内に交通事故で死んだり、長期入院した人がいたりする一方で宝くじで億単位の金が当選したりしている人もいるらしい」

 ざっくりと話すと、空が一息付いた。

 それを聞いていた樹が何か考えながら喋り出した。

「霊夢ねえ。最近は、そういう都市伝説が流行ってるんだな。俺はあまり信じないが、自分の身に起こると気持ち悪いな。俺は、巷の噂でよく聞くルーン武器(フォース)も本当に実在しているのか怪しんでいるのに」

「ルーン武器(フォース)か……」

そう言ったのは空だ。

「世界に古代文字であるルーン文字の数、つまり24個存在し、一つあれば都市一つは焼き払えるといわれている破壊兵器。そして各国のパワーバランスを整える為に各国均等に四個ずつ所持しているといわれている戦闘兵器……」

「しかし、ルーン武器(フォース)を持っている奴は一切公表されておらず見たものもいない。国も公式には回答は無い。そして、製作理由、制作方法も一切不明の謎に包まれたものだ。巷の噂では高位の錬金術師が作って裏で高値で取引されているんだとか」

 そう付け加えたのは龍太だった。若干、樹は屈辱感を覚えた。普段、あまりの馬鹿行動に呆れることも多くそんな馬鹿共に知識教養面で劣っている部分があったことが分かりいくら自分があまり興味の無い分野だとしても樹はプライドが多少許さなかった。そして、それを表に出す事もしないが……。

「まっ、こんなのはただの噂。ルーン武器(フォース)が本当に存在するのかは置いといても、霊夢に関してはあまり気にすることも無いだろう。一応、不幸が訪れないようお守り代わりにさっき親父さんからもらったペンダントを首から下げとけば?」

 空からの提案だった。空の言うとおり、こんなのはただの噂。樹はそう思いたかった。せっかく貰ったんだし、早速ペンダントを下げるというのも賛成だ。

「ああ。そうさせてもらうよ」

そう言って樹は首からペンダントを下げた。妙に生まれ変わった気分だった。新しい大神樹が始まった。

「おっ、似合ってんじゃん。なんかムカつくぞ。」

「普通友人に対してそういうこと言うか?」

空は小馬鹿にするような目で樹を見た。

「まあ、相手が樹だしな」

「こいつに言われた……こいつなんかに……!」

 樹はショックを隠しきれなかった。だが、向こうはもっとショックな顔をしていた。空だけでなく、龍太までもがショックそうな顔しながら微妙に笑い顔だ。ノリだけで空の真似をしているだけのようだ。実際、顔が段々崩れ始めた。こういう時は、樹は必ず無視することにしている。相手するだけ無駄だし、疲れるので無視が一番だ。

「『こいつに言われた……こいつなんかに……!』」

 龍太が真似してきた。龍太のほぼ崩れきった笑い顔のせいで最早、説明しようの無い変な顔と台詞になった。

 と、ここで樹はある事に気付いた。通常なら、まず一番最初に聞くべき内容だが、二人のボケの連続攻撃ですっかり忘れていた。

「そういえば、お前ら何でこんな早くから俺の部屋来てんだよ?」

樹の質問に二人は少し嘆息したように答えた。

「何言ってんだ? もう、十時なんだけど? さすがにお前が寝過ぎ。小学生なんて一時間以上前に外を走り回っているぞ」

「同意だな。お前、一人暮らし始めてからだらしなくなり過ぎ」

 二人揃って樹を説教し始めた。樹はよく二人を馬鹿にしているが、樹自身も二人以上にだらしない所があるのでよく説教されている。結局、お互いの悪い部分をお互いが注意しあっていた。しかし、三人とも注意されても一向に直らない。直す気があるのかも怪しいところではあるのだが……。

「…………そんなことはどうでもいい。何の用で来たんだよ?」

 樹は反論の余地が無かったので、話をもう一つの質問の方に移した。だが、当然のように二人から鋭くツッコミが入る。

「あっ、こいつ反論できないと思ったら話無理矢理進めやがった」

「そんなんだから、いつまで経ってもダメ人間なんだ。反省しろ反省」

 樹は反省はするが返事はしなかった。言った相手が一番のダメ人間である龍太だからだ。つまり、『お前にだけは言われたくない』と言うやつだ。そしてこの二人が正論とはいえ何かしらを指摘して話を引き延ばそうとしているのにも樹は気付いていた。理由も大体分かってしまっていた。

 つまり……

「お前ら、正論っぽいこと言って話引き伸ばしてごまかしてるつもりだろうけど、実は俺の家に来た理由なんて何も無いんだろ?だから、必死に話逸らそうとしてるだろ」

「!?」

「!?」

 二人とも目を大きく見開いた。まるで、『何で見抜かれたんだ?』とでも言いたげな表情だ。空が改めて訂正する。

「何を言っている? この俺が親友様の家に朝から理由も無しに来るとでも思ったのか?」

 樹にとって見れば、予想外の反応だ。どうやら、この男はちゃんと理由があったようだ。珍しく……。とりあえず、理由を尋ねてみる?

「思ってたけど……へえ、どんな理由だよ?」

「ふっ、君の予想通りなんも理由など無い。強いて言うなら嫌がらせに来ただけだ」

 空が床に沈んだ。

「やっぱり、何も理由無いんじゃねえか! この様子だと、龍太! お前も大した理由は無いんだろ?」

 床と寝てる空から視線を外し、もう一人の容疑者もとい馬鹿に移す。龍太は、さっと視線を逸らして樹に返事する。

「この俺が親友様の家に朝から理……ああ、俺も対した用事は無い。逆に暇だからお前の家に来た。暇潰しと嫌がらせをしてやりに」

「お前も床に寝るか? 二度ネタはつまらねえんだよ」

 樹が握り拳をするとびびったように言い直した……が、結局空と同じ事を言った。

 龍太はそっと樹から離れた。

 樹は呆れたように溜め息をつき、気分を切り替えて未だに床で寝ている馬鹿も含めてある提案をする。

「全くお前らは……。お前ら暇なら、外出るか? どっか買い物にでも出かけようぜ。今日は俺も暇なんだ」

「それいいな、賛成だ。近くにデパートもあることだし、行ってみるか。おい、起きろ空。出かけるぞ!」

龍太が倒れている空を無理矢理持ち上げて起こした。完全に持ち上げると空は自分の足で立ち、樹と龍太に向かってこう言った。

「んあ? なんだ? どっか行くのか?」

「買い物だよ買い物」

「ふ~ん。まあ、暇だしそうするか」

 空も賛成のようだ。

 こうして、三人で近くのデパートまで行く事になった。三人は勢いよく家のドアを開けた。首からペンダントをかけて……。

とりあえず、第一話。

殆ど、キャラ紹介みたいな感じで進んだ気がします。

これから、どんどん盛り上げていくぞー!おー!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ