8話「試す新武装」
「おはよう、リョータロー君。」
マリーネがゴーレムである俺の身体
に、ゴーレムの核を入れた事で
俺は起動した。
「おはよう、マリーネ。」
「今日は確か、昨日手に入れた
新武装を試してみるんだっけ?」
マリーネにそう聞かれた俺は、
そうだよ、と返した。
「そうだよ、早く使ってみたいな。」
そう言う訳で早速俺とマリーネは
家を飛び出し、近くの草原地帯
までやって来た。
「ところで、なんでマリーネの
家は王都の外にあるの?」
その時俺は気になってた事を
マリーネに聞いてみた。
「それはね、この家を建てたのは、
私を育ててくれたお師匠様で、その
人と私は暫くの間ここに住んでた
んだけど、お師匠様はある理由で
1部の人達から嫌われてたの。だから
王都にいるのは嫌で、ここに住む為の
家を建てたのよ。」
師匠かぁ……。
「マリーネの家族は?」
「…………。」
あ……マリーネの顔を見るに聞いちゃ
いけない事を聞いちゃったか。
「私の家族は、昔事故で皆死ん
じゃったの。その時に私はお師匠
様に拾われたのよ。」
家族皆亡くなったのか……それは
悲しい事だな。
「そんな事よりも、リョータロー
君の新武装を使ってみましょう!
先ずはフレイムナックルから
使ってみましょう、ほら!」
マリーネはその場の雰囲気を
払拭したかったようで、話を
俺のフレイムナックルに切り
変えた。
「あ、うん。……ところで、
魔術ってどうやって使うんだ
ろう……。」
俺は前に魔術を使えた。だけど
あの時は必死だったから、魔術
を使う為に必要な事はよく覚えて
いない。
「魔術を使うにはね、「この魔術
を使いたい」っていう強い意思が
大事なのよ。リョータロー君、
あの空にフレイムナックルを
突き出して。」
「う、うん……。」
俺はマリーネに言われた通り、
家のある方角とは反対の方角に
フレイムナックル(右腕)を突き
出した。
「それで、心の中で「炎」の
イメージをするの。」
炎、か……炎……フレイム……
ファイヤー……火……うーん、
これで合ってるのだろうか……。
「その炎の弾を遠くに飛ばしたい、
そうイメージしてみて。」
炎を遠くに飛ばす、ね……。
うーーーーん…………。俺は頭の中で
イメージした。炎の弾を遠くに
飛ばす自分の姿を。
その時……。
「……あ!」
突き出された俺の右手の平に、
炎の塊が作り出された。メラメラ
と燃える真っ赤な炎だ。
「そして魔術の名前を唱えるの!
フレイムバレットって!」
「フ……フレイムバレット!!」
俺は腹から声を出したつもりで
フレイムバレット、と叫んだ。
すると炎の弾は空へ向かって飛んで
いったのだった。フレイムバレット
はおよそ10メートルほど飛翔した
所で四散し、消えてなくなった。
「……やった!できた!」
俺は魔術を使えた喜びのあまり、
マリーネの方に近寄り、彼女と
ハイタッチを交わした。
「やったわね、リョータロー君!」
「うん、魔術使えた!」
人だった頃は使えるはずの無かった
魔術、それを使えるようになった
って言うのは、なんか気持ちいいな。
「次は他の魔術を試してみましょう。
フレイムバレットは威力、射程距離の
バランスの取れた魔術なの。この
他にも威力特化のフレイムランス、
射程の長いフレイムブレスっていう
魔術があるわ。」
フレイムランスにフレイムブレス
かぁ……よし、使ってみよう!
「分かった!やってみる!」
俺はマリーネから距離を置いて、
先程と同じように、空へ向かって
魔術を放とうとした。
「フレイムランス!」
今度はフレイムランスを撃ってみた。
手元に燃える炎の槍が形成され、
その槍は空へと飛んでいった。
しかしそのフレイムランスは先程の
フレイムバレットよりも射程が
短く、3メートルほど飛んだ所で
爆散して散り散りになった。
「うん、いい調子ね!今度は
フレイムブレスを使ってみま
しょう!」
魔術を使う俺の姿を見てるマリーネ
は嬉しそうだ。今度は彼女の言う
通り、フレイムブレスを使って
みる事にした。
「フレイムブレス!」
俺は右手を突き出し、魔術の名
を叫ぶと、手のひらから、放射状
に炎が吹き出て、さっきのフレイム
バレットよりも遠くまで飛んで
いった。
「凄いわリョータロー君!
貴方魔術の才能があるかも知れない
わよ!」
マリーネは目を輝かせながら
俺に近寄りそう言った。
そ、そうかな……フレイムナックル
のお陰だと思うけど……。
「魔術を使えるって便利だと
思うから、使えると助かるな。」
俺はマリーネに思った事を喋って
みて、それを聞いた彼女は「そうね」
と頷いた。
「リョータロー君ならきっと色々な
魔術を使えるようになるわよ!
攻撃魔術とか、支援魔術とか!」
そのマリーネの言葉を聞いて、俺は
「もっと色々な魔術を使いこなして
みたいな」と思うのだった。
「次は、ホイールゴローダーを
使ってみよう。」
俺は今度は脚のホイールゴローダー
を使ってみたい、とマリーネに
言ったら、彼女はそれを了承した。
「ええ、使ってみせてちょうだい!」
「よーし、走るぞ!」
しかし……俺がホイールゴローダーの
力で走る事を決めた瞬間、両足の
底と、足の側面に付いてる計6つの
車輪が勢いよく動き出し、俺は草原
地帯を勢いよく駆け抜けていった。
「リョータロー君!?」
「うわぁぁぁぁぁぁ!!
ととと止まらないぃぃぃぃ!!」
スピードの限り走り続ける俺は
ただ叫ぶ事しか出来なかった。
マリーネもだんだん遠ざかって
いく!誰か俺を止めてくれ~!!
おまけ
Go!Go!ゴーレム
山に住み着いた盗賊ゴブリンを
退治する為に山を訪れた良太郎
とマリーネ。2人はボスゴブリンの
元に案内された。
マリーネ「単刀直入に言うわ。
山から出ていきなさい!皆が
困っているのよ!」
ボス「ホウ……シカシ!ワレワレ
ハ キラキラ シタモノヤ ウツクシイ
モノガ スキナノダ!ソレヲ ヒト
カラ ウバウノハ ワレワレノ サガ
ナノデアル!」
マ「そう……なら力づくで追い出す
わ!リョータロー君!」
良太郎「う、うん!」
ボス「マテ!ムダナ チハ ナガシタク
ナイ!イッタイイチデノ ケットウヲ
モウシデタイ!ソチラガ カッタラ
コノヤマヲ デテ ヌスミモ ヤメヨウ。」
良「本当?」
ボス「タダシ ワレワレガ カッタラ
ココカラ デナイ ダケデナク……
オマエヲ オレノ オヨメニ スル!」
マ「は、はぁー!?」
ボス「オマエハ トテモ ウツクシイ
カラナ!ガッハッハッ!」
ボスゴブリンはマリーネを指差して
自分が決闘に勝ったらマリーネを
自分の嫁にすると宣言したのだ。
ボス「タタカウノハ オレト ソコノ
ゴーレムダ!」
良「お、俺!?」
マ「あ~、こうなったら仕方ない
わね……リョータロー君!私の命運、
任せたわよ!」
良「う、うん……やるだけやって
みる……。」
こうして、良太郎対ボスゴブリンの
対決が始まるのだった。
次回へ続く。
この度はこの作品を読んでいただき
ありがとうございました!最近
異〇界お〇さんのアニメが流行っ
ていますが、僕もこのアニメは
かなり好きです。そのアニメを
見て、僕の中で作品の案を思い
つきました。その作品を今後書け
たらなーと思っています。これから
もよろしくお願いします!




