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26話「始まる戦い・2」

俺達の前に突然現れた女戦士は、

俺達に戦いを仕掛けてきた。ここ

には俺とマリーネの他に特級冒険者

のトーゴと2級冒険者のリコがいる。

これで勝てなかったとしたら、相手は

かなりの強敵だと言う事になる。


先程相手はマリーネを攻撃しようと

したけどそれは俺がなんとか防いだ。

次に敵はどう仕掛けてくる……?


「行くぞ!!」


そう叫ぶトーゴ、しかし……。


「無駄だ!」


敵は一言呟くと、手元に雷の塊を

作りだし、それをサッカーボール

ぐらいの大きさにまで膨れ上がらせ、

魔術の名を呼んだ。


「サンダーバレット!!」


彼女の手のひらから放たれた雷

の弾丸、サンダーバレットは俺と

トーゴ、リコのいる場所に着弾する

と、爆発を起こして電撃と共に俺達

を襲った。


「うわぁぁっ!!」


「ぐぁっ!!」


「きゃあっ!!」


電撃と爆風によって俺達3人は

ふっ飛ばされてしまった。


「皆!!」


それを見て叫ぶマリーネ。彼女

は敵に質問をした。


「なんでこんな事するの!?

貴方は何者なの!?」


自分に必死に問いかけるマリーネ

の姿を敵は見つめていた。俺は

立ち上がり敵の顔を見たのだけど

……その顔はあまりにも邪悪な笑みを

浮かべていた。


「くひひひひひっ!!お前よく

見りゃ良い女だなぁ!!殴らなくて

正解だったよ!!それに免じて

教えてやるよ!!俺の名は

センジュだ!!よろしくなぁ!!」


彼女は、センジュは声高らかに

自分の名を明かした。こいつ……

まさか……!


「お前、この国の村を襲った

影の一味か!?」


俺はそれが気になり彼女に聞いた。


「あぁ、この国の村の奴らを

殺したのは私だが……その影の

一味とやらは何だ?」


そう言えば、こいつらは自分達が

影の一味って言われてる事知らない

んだった。と俺は思った。


「あ、この名前はギルドマスターが

お前達に付けた名前で……。」


そう言いかけた俺だったが、センジュ

は不満な様子だった。


「何その名前、めっちゃダサい!!

もっとカッケェ名前付けろよな!!」


「じ、じゃあどんな名前にすれば

いいんだ?」


俺の質問に、センジュは答えよう

とした。


「そうだなぁー、俺とリーダーと

ヒョロガリとガキでぇ……うーん

……思いつかねぇやっとぉ!!」


しかし、センジュは答えを言う

ふりをして、俺に飛びかかって

きた。なんて跳躍力だ……人間の

ような姿なのに人間離れしてる!


そして彼女は俺の顔を抑えて

地面に叩きつけた。俺は仰向けに

倒されてしまった。


「まぁそんなのはどうでもいいや。

私達の目的は、この地上に存在する

人類全てを支配する事だ。」


人類の支配、それがセンジュが

明かした影の一味の目的だった。


「手始めにこの国の村を襲って

威力偵察を計ったがぁ……人間

ってぇのはつくづく殺しがいの

ねぇ連中だなぁ!!特に女子供は

一切の抵抗なく俺に殺されて

やんの!!あーいうのを殺すの

ってなんか逆に虚しさまで湧いて

くるような感覚に……。」


意気揚々と自分のやった村人の

虐殺を語るセンジュ。そんな彼女の

背中に1発のアイスバレットが

直撃した。それを撃ったのは

マリーネだった。


「虚しいですって……?そう思う

くらいなら人殺しなんてやめな

さい!!私は貴方を許さないわ!!」


マリーネは杖を構えて勇敢にセンジュ

に立ち向かう覚悟を決めたようだ。

俺も負けてられない!!


「この……ッ!!」


俺は腕に力を込めてセンジュの

腕を握りしめ、その手を自分の

顔から除けつつ立ち上がった。


「そうかぁ……なら俺達の邪魔

する奴らは……叩き潰してやる

よ!!」


敵は俺達の顔を睨みつけ、そう

言った。その隙にトーゴとリコは

治癒魔術ヒールを使い怪我を完治

させ、マリーネの元に向かって

いた。


「ふんっ!!」


そしてセンジュは俺をマリーネ達

のいる方へ蹴り飛ばし、俺は

4人でセンジュとどう戦うかを話し

合った。


「マリーネ、どうする?」


俺の質問に、マリーネは答えた。


「トーゴとリョータロー君が

相手の気を引いて、私とリコが

背後から魔術で支援する、これで

良いわね?」


との事だ。それを聞いたトーゴと

リコ、そして俺はその作戦に乗る

事にした。


「あぁ!俺に任せろ!」


「援護は私に任せてね~!」


トーゴとリコはマリーネにそう

言い、俺も戦いへの覚悟を決めた。


「よし、やるぞ!」


「作戦会議は終わったかぁ?」


センジュは話し合いをしてた俺達

を急かしている。


「えぇ、今終わった所よ!

貴方は捕まえて牢屋に入れて

色々情報をはいてもらうわ!」


マリーネはそう宣言し、リコ共々

杖を構えた。


「さぁ……来い!!」


センジュのその一声と共に、俺達

の戦いは再開した。


「行くぞリョータロー!!」


「うん!!」


作戦通り俺とトーゴはセンジュの

元に駆け出し、挨拶代わりの

パンチを2人で放とうとした。

しかし……。


俺の身体が動かない!!何を

躊躇っているんだ俺!?相手はこの

国の人達をたくさん殺した奴だ

ぞ!?でも……女性を殴るのは

男としてどうかと……!!


「リョータロー!!」


その時、トーゴの声でハッとした。

状況を見てみると、トーゴが

放った左手のパンチはセンジュに

止められ、俺の身体は止まっていた。


「オイオイどうした!?まさか

女を攻撃するのに躊躇っている

のかぁ!?」


「……!!」


相手の言葉に何も返せない。

そして俺は攻撃する素振りをした

ままの身体を動かせなかった。


「戦う覚悟のねぇ奴は失せろ!!」


センジュは俺にそう言い、トーゴ

を軽く突き飛ばし、右脚で俺の身体

を勢いよく蹴り飛ばした。


「リョータロー君!!」


それを見て俺の名前を叫ぶマリーネ

は、自分の方へ飛んできた俺の身体

を避け、俺の方へ駆け寄ってきた。


「リョータロー君、大丈夫!?」


「う、うん……でも……。」


今の俺じゃセンジュとは戦えない

……そう言おうとしたけど、言った

らマリーネに失望されるかもしれない

その考えが頭によぎった。その時

マリーネは口を開いた。


「リョータロー君は下がってて。

センジュは私達だけでなんとか

するから。」


そうマリーネに言われた俺は、

ただその提案を受け入れるしか

無かった。


「う、うん……。」


「オイオイオイ、相手が4人から

3人に減っちまったよ!!やり応え

が無くなっちまった……。」


俺達の様子を見て残念がるセンジュ

だったが、そんな彼女にトーゴが

攻撃を仕掛ける。


獣脚(じゅうきゃく)!!」


紫色のオーラを脚に纏わせて

センジュに蹴りを叩き込むトーゴ。

相手はそれを腕でガードした。


「フンッ!」


さらにトーゴは獣脚を連発し、

センジュに猛攻を仕掛ける。


「今だ!!」


そして彼はタイミングを見計らって

攻撃の手を緩めた。その瞬間

彼の背後からリコがセンジュへ

攻撃を仕掛けた。


「フレイムバレット!!」


リコの持つ杖の先端から放たれた

炎の弾丸フレイムバレットは、

見事相手の肩に直撃した。


「……やるなぁ。」


そう呟くセンジュ。


「私は戦いに戻るから!じっと

しててね!」


一方でマリーネは俺にそう言うと、

リコの元に駆けつけた。女性とは

戦いたくない。そんな理由で自分

達を攻撃してくる敵と戦うのを

止めた俺は……嫌、とにかく今は

この戦いを見守ろう。マリーネ、

トーゴ、リコ、負けないでくれ!


この度はこの作品を読んでいただき

ありがとうございました!この作品

に登場する魔術「フレイムバレット」

「アイスバレット」などの魔術の

「バレット」の部分ですが、この

異世界でその言葉の由来になった

物は、この世界で数百年前に

モンスターの狩猟で使われて

いた、いわゆる「パチンコ」の

弾なのです。この世界には銃が

無いのでこの設定を作りました。

これからもよろしくお願いします!

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