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25話「新たなる影」

私には家族がいた。とても優しい

家族だ。両親は私と弟を愛を与え、

私も両親と弟に愛を返した。そんな

どこにでもあるごく普通の家族は、

ある日突然終わりを迎えた。


「アーサー!待ってよ!」


王国アストレアの王都レガーで

暮らしていた私はある日、弟、

アーサーが街の中に秘密基地を

作ったと言うので、彼に案内され

そこに向かう事にした。


「お姉ちゃん、秘密基地まで

もうすぐだよ!」


アーサーは私よりも先を走り、私を

急かした。彼は私よりも運動神経が

あるのか、私よりも走るスピードが

速かったのを覚えている。


「あ……靴紐が。アーサー、

ちょっと待って!」


その時私は靴紐が解けた事に気づき、

弟にその場で私を待つよう言った。

私は建物と建物の間の影にいて、

弟は影を抜け出した時に私がついて

きていない事に気づいた。私が

しゃがんで靴紐を結ぼうとしたその

時、それは突然起こった。



「お姉ちゃん、遅いよ____」


次の瞬間、街の中心で謎の大爆発

が起き、王都は焦土と化した。

偶然頑丈な建物で身を守られていた

私は無傷で済んだけど、弟は……。


「嘘……嘘よ……アーサー!

大丈……夫……?」


私はアーサーがいた場所に駆け寄り、

彼の安否を確認しようとした、しかし

彼が立っていたところには、彼の靴

だけが転がっていた。


「そんな……お父さん!お母さん!

アーサーが!……誰か、誰かいない

の……?誰か返事してよ!」


私はただ叫ぶ事しかできなかった。

しかし、私の声に応える人は

私の側にはいなかった。


その後、街を彷徨う私はある女性

と出会った。


「生きてるのはお前だけか……

随分と酷い顔をしているな。」


「お父さんも、お母さんも、アーサー

も死んじゃった……私はどうすれば

いいの……?」


絶望する私を見て、その人は口を

開いた。


「大丈夫だ。お前の面倒は私が見て

やる。私はイブだ。お前の名前は?」


「……マリーネ。」


それが、私とお師匠様の出会いだった。

なんでこんな事を今思い出すのかしら

……私の本能がこの記憶を今思い出

させたの?私はこれからどうなるの

かしら_____


_________________


「マリーネ!」


「……!」


マリーネは考え事をしてたのか、

動きが一瞬止まっていたが、俺の声

を聞いて口を開いた。


「……音のした方へ行きましょう!」


俺とマリーネは先程轟音が聞こえた

場所へと向かう事にした。一体、今の

音は何だったのだろうか。


俺達は家の扉を開き、草原地帯の方へ

と向かった。どうやら人がいるみたい

だ。誰だろうあの人は……?


「あれは……トーゴとリコ!?」


そう、トーゴとリコだった。だけど

人影は全部で3つあった。残りの1人

は?


「トーゴ!リコ!何があったの!?」


2人の元に駆け寄ろうとするマリーネ。

しかしトーゴが声をあげた。


「来るなマリーネ!」


「え…?」


しかし、近づいていったマリーネ

をトーゴが止めた。一体なんで?


「オイオイオイ!!お仲間さん達が

来ちまったみたいだなぁ!!」


その時、謎の人物が声をあげた。

かなりドスの効いた声、威圧感を

感じる声だ。その人は女性なん

だけど……服装が物凄く軽装で

……なんというか……破廉恥な!


「別に俺ァ敵が何人いようが構わねぇ

けどよぉ……こんな危ねぇ所に

住んでちゃダメだろ、そんなに

殺されてぇか!!」


女性は俺達を睨んで威圧してきた。

まるで般若のような顔だ、正直

かなり怖い。 その彼女に対して

マリーネは質問をした。


「貴方何者!?トーゴとリコに

何をしたの!?まさか、影の一味

なんじゃ__」


「ごちゃごちゃとうるせぇぞ

小娘……!!」


その瞬間、俺には何が起こったのか

分からなかった。突然彼女が、自分が

いた場所から消え去り、次の瞬間

には俺の横から声が聞こえたの

だから。


「そんな……結界は!?」


彼女はマリーネの後ろに周りこんで

いた。そして拳を硬く握りしめて

いる、攻撃態勢だ。マリーネが

危ない!


「マリーネ!」


今にも拳を振り下ろそうとしている

謎の女性、しかしマリーネは混乱

しているのか動かない。こうなったら

俺がマリーネを助けなきゃ!!


「くひひッ!」


謎の女性は変わった笑い声をあげ

ながら拳を振り下ろした。

だけど……。


「ふんッ!」


俺はなんとか間に合い、謎の女性

からマリーネを守る事ができた。

しかし、彼女の拳は俺に叩きこ

まれ、俺の身体は吹っ飛んだ。


「うわっ!……なんて力だ!」


俺の身体は地面に打ち付けられ、

その衝撃で、俺の身体が叩きつけ

られた草原の下の土が露わになった。


「……!!リョータロー君!!」


ハッとして俺の名を呼ぶマリーネ。

その後ろには敵の姿が!吹っ飛ば

されたこの位置からじゃ今度は

マリーネを助けられない!


「くひひひひ!!なかなか殴りごたえ

のあるゴーレムだなァ!!お前を

殴った瞬間、脳に、神経に、内蔵に、

そして筋肉にビリっと来たぜ!!

俺を楽しませてくれよ!!くひひひ

ひひひ!!」


敵は不気味な笑みを浮かべ、俺達に

戦いをしかけてきた。


「トーゴ!!リコ!!」


俺はどうすれば良いか分からず、

咄嗟にトーゴとリコを呼んだ。


「リョータロー!!いきなりで

すまないが戦うぞ!!」


「とりあえず相手の事情を探り

ましょう!戦いながらね!」


それがトーゴとリコの答えだった。

恐るべきパワーの女戦士、彼女の

正体と目的は一体……?


この度はこの作品を読んでいただき

ありがとうございました!良太郎の

ゴーレムはどんな見た目をしている

かと言うと、脚や腕が太めで、全体

的にディテールは控えめの無骨な

感じの見た目という設定です。これ

からもよろしくお願いします!

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