第一話:勝利への道筋
どうも始めまして、みむろんです。この度HOI4実況者のアイザックZさんのシリーズ「皇国最後の反抗」を小説にさせていただきました。もちろんご本人からの許可も頂いています。
誤字や文章がおかしいところがあれば教えていただければ幸いです。
1944年6月この月は、ノルマンディーに上陸されたドイツの敗北がほぼ決定的になった。しかしそれは、ドイツの反対の日本も同じであった。1942年6月7日この日起きたミッドウェー海戦敗北を境に日本もアメリカにジリジリと押されるようになる。
もしも日本が勝利できる一筋の希望があるのならばそれを掴むべきだ
ここからとある二人の女性がこの日本を勝利に導く物語である。
参謀総長執務室
コンコンとドアからリズミカルな音が鳴った
霊夢「どうぞ」
少し間が空きガチャとドアが開いた
???「失礼いたします。」
魔理沙「おぉこれはこれは山下将軍ではないか、」
山下将軍「戦局の解説に参りました。」
霊夢「それはありがたい」
魔理沙「しかし陸軍の人間ばかりになってしまったな」
霊夢「大丈夫!あの方もしっかりいるわけだし」
魔理沙「それもそうだな」
霊夢「それでは、場を移して状況説明を聞くとしよう」
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陸軍参謀本部会議室
霊夢「これで全員揃ったのか?」
山下将軍「いえ、海軍の代表がまだ」
霊夢「こんな時にも足並みが揃わないのか」
山下将軍「代理に永野元帥がいらしてます。」
永野元帥「今日は、よろしく頼みます。」
霊夢「代わりがいるなら良いか、それでは頼んだ」
山下将軍「はっ、現状、大日本帝国は、3つの戦線を抱えています。太平洋戦線、ビルマ戦線、そして中国戦線です。」
山下将軍「今の所我が帝国海軍が少なからず戦力を保持している事から米軍による上陸作戦は、小規模なものの今後フィリピンや沖縄などに上陸してくる可能性は、極めて高いでしょう。そしてさらなる戦線が生まれる可能性があります。」
魔理沙「満洲戦線か」
山下将軍「ノルマンディーに上陸された盟友ドイツの力は、日に日に衰えつつあり、政府は、中立条約があるため問題ないと認識しているようですが、もしドイツが降伏したときには、大規模な侵攻が予想されるでしょう、」
霊夢「もしそうなれば大日本帝国は、終わりだな」
山下将軍「つまりは、我々に残された猶予は、ドイツが降伏するまでの時間です。それまでに戦局を打開しなくてはなりません」
霊夢「兵力を集中運用して1つの戦線を抑えなくてはいけないな」
山下将軍「私としては、中国戦線の打破が現実且つ効果的だと考えます。中国戦線に約130万人の兵士が配備されておりこれは、総兵力の三分の一以上にあたります。もし中国戦線で勝利することができればそれらの兵士を新たな戦線へと配置が可能になり、太平洋における兵力不足は、解決されるでしょう、さらに、中国の抵抗勢力を制圧することで、劣悪なビルマへの補給問題解決にも繋がります。」
霊夢「そういえば、牟田口が行っていたウ号作戦はまだ実行中なのか?」
山下将軍「はい、作戦は続行しているようです。」
霊夢「あの作戦は、悪評しか聞かないあとで中止命令を出しておいてくれ」
山下将軍「了解いたしました。」
永野元帥「一ついいかね」
山下将軍「はい、なんでしょうか?」
永野元帥「確かにその意見の理論は、しっかりしているが、ではどうやって7年も突破出来なかった中国戦線を突破する。」
山下将軍「これに関しては、太平洋戦線に配置された兵士を引き抜くことで突破力を増進させることができるでしょう、」
永野元帥「その間は、その太平洋の重要拠点を誰が守る?」
山下将軍「率直な意見を申し上げると、それらは、本当に重要な拠点なのでしょうか?この際絶対国防圏を更に縮小し少ない兵力で万全な守りを固めるべきでしょう」
永野元帥「海を知らない陸軍らしい意見だな、そんな少数の負け戦など誰が担当するのだ」
コンコンとドアがノックする音がし、ガチャとゆっくりとドアが開いた
???「私が行いましょう」
霊夢「やっと来てくれたか、」
霊夢「山本五十六長官」
魔理沙「ブーゲンビルでの傷は癒えたか?」
五十六長官「はい、おかげさまで」
霊夢「あの状況を生き残るとは、強運の持ち主だな」
五十六長官「いえ、私は確かにあの時死んでいました。もはや私はこの世に未練を残した怨霊のようなものならばこそ、この現世で力尽きるまで我が日本のため力を尽くしましょうそして今まさに刻々と敗戦が近づいているときに、陸軍と貝軍で争うほど無意味なものはありません、私がその防衛を担うことで戦線が改善するな喜んで参加するまでです。」
山下将軍「山本長官殿多大なご配慮感謝いたします。」
霊夢「長官の言う通りだ。もはや内輪もめしている状況ではないそんな事で戦争に負けたとき後世の日本人は、どのように思見るか、私も山下将軍と山本長官の意見を全面的に支持する。前近代的な対立は、終わりにしよう、今日を持って陸軍と海軍の完全なる協力体制の樹立を宣言する。」
魔理沙「そうと決まれば、まずどのくらいの兵力を準備する?」
山下将軍「50万の兵力があれば、完膚なきまでに撃破できるでしょう」
魔理沙「太平洋だけじゃ足りないな本土から引き抜く必要もあるだろう」
霊夢「米国にも段取りってものがあるはずだ。全てをすっ飛ばして本土を攻撃などは、ありえないだろう、本土の部隊の移動を許可する。」
山下将軍「ありがとうございます。」
霊夢「最初の目標はどこにする?」
山下将軍「まずは、大陸打通作戦時に生まれた包囲の殲滅を行います。かなりの抵抗が予想されますが総兵力を挙げて撃破東シナ海を利用しての脱出や支援も阻止するために海軍も海上封鎖をお願いします。」
山本長官「中国沿岸など我が海軍の庭のようなものです。どうぞお任せください。」
山下将軍「この包囲殲滅後は、列車を利用して速やかに北へ移動、北京奪還を狙う敵主力の包囲を狙います。この作戦が成功すれば、中国軍は、防衛部隊を一度に失うことにな、あとは、なし崩し的に中国戦線は、崩壊するでしょう」
霊夢「作戦は理解した。陸軍は、厳しい戦いになるだろうがこの作戦は、戦線を好転させるための第一歩だ全力で容赦なく取り組んでくれ」
山下将軍「最大限の力を尽くして任務を遂行いたします。」
霊夢「そして海軍は、防衛部隊が一挙に減る厳しい戦いになるはずだ。陸軍が任務を遂行している間何としてでも耐えてくれ、」
山本長官「ぜひともこの五十六にお任せください」
霊夢「それでは諸君これより連合国に対する。反抗作戦を開始する。」
皇国の興廃この一戦にあり各員一層奮励努力せよ
最後まで読んでいただきありがとうございました。良ければコメントなどよろしくおねがいします。




