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コント「異世界転生」

作者: ゆーちゃん

なろうのテンプレにツッコミ入れてみた。

ゲラゲラコンテスト2用。

登場人物 神様(ボケ:以下神)

     男性(ツッコミ:以下男)


とある街中の交差点。

中年男性が青信号を渡っている所へ

脇見運転のトラックが突っ込んでくる。


(SE:キキィ〜ッ、ドンッ!!)

(SE:うわぁー、事故だーっ!)

(SE:ピーポーピーポーピーポー)


場面変わり一面真っ白な場所。

横たわる男と、そばで佇む金髪に白い布を纏ったような格好をした神が一柱。


男;うーん。あれ?ここどこだ?


神:あ、目が覚めましたか?


男:うわっ、びっくりした。

  なにやってんだあんた。


神:私は、あなたの世界とは異なる世界。

  いわゆる異世界で神をしている者です。


男:は?神?いきなり何言ってんの?

  あんた頭大丈夫か?


神:もう、いきなり神様に向かって失礼ですよっ。

  これでも36万…いや、1万4千年は生きてるんだからねっ。


男:いや、どうやったら36万と1万4千間違えるんだよ。

  やっぱり頭おかしいだろ。


神:あ〜また言いましたね。

  そんな事言ってると、天罰で歩く度に

  赤ちゃんサンダルの音が鳴る呪いを

  かけちゃうんだからねっ。


男:地味に悲惨じゃねーか。

  もう言わないからやめてくれよ。

  あとさっきから語尾にちょいちょい

  「〜だからねっ」て言うのやめろ。

  似合ってねーんだよ気色悪いな。


神:キャラ作りなんだからねっ。


男:だから似合わねーから。

  んで?異世界の神様だっけ?

  それが俺に何のようなんだよ。


神:えっと、私はあなた方の世界で死んだ者の

  中から条件の合う魂を集め、私の世界へ

  生まれ変わらせる事を生業としているんです。

  そしてそry

男:ちょ、ちょっとまって。


神:何でしょう?


男:何?俺死んだの?


神:ええ。覚えていないんですか?

  え?若年性ですか?(笑)


男:まだボケとらんわ。

  え?まじで?全然覚えてないんだけど。

  うわ、俺どこでどうやって死んだの?


神:死因ですか?えーと事故死ですね。

  交差点を渡っているところをトラックに

  轢かれたようです。

  死体は…ぷっ(笑)カエルみたいになってる(笑)


男:いや、こっちは笑えないからね?

  何笑ってくれちゃってんの本当に。


神:いや、でもある意味運が良かったですよ。

  事故で突っ込んできたのがトラックで。

  乗用車だったら転生出来ないかも

  しれませんからね。


男:え?何それどういう事?

  転生するのにトラックじゃなきゃ駄目なの?


神:ええ。まぁ、絶対では無いんですけど。

  転生しやすい条件ってのが色々あって、

  中でも死因がトラックでの交通事故か

  そうじゃないかで確率が結構違いますね。


男:ふーん。

  ちなみに轢かれたのが普通の乗用車だったら?

  何パーくらいで転生できるの?


神:それだと15パーセントくらいですかね。


男:へー。それじゃトラックだったら?


神:95パーセントですね。


男:いや、トラックすげぇな。

  もうそれトラックじゃなくて

  異世界への転送装置か何かだろ。

  どこ重要視してんだよ。

  この世界のトラックどうなってんだ。


神:いや〜、アニメとかラノベの世界じゃ

  お約束みたいなんですけどねぇ〜。

  ま、それで話を戻すと、今あなたは死んで、

  異世界に転生するチャンスがありますよって

  話なんですけど。どうします?

  行きますか?行きませんか?

  はいかイエスで答えてください。


男:それ断らせる気ないよね?

  行くにしても行かないにしても

  話も聞いてないのに判断つかねーよ。

  転生先の世界の情報は教えてくれないの?


神;えー、それじゃあ。

  いい情報からにする?(裏声)

  悪い情報からにする?(〃)

  そ・れ・と・も〜?(〃)


男:あぁあ、鬱陶しい。新妻か!

  じゃあいい情報!いい情報から教えてくれ!


神:いい情報は〜。魔法が使えます。


男:おお〜いいじゃん、いいじゃん。

  悪い情報は?


神:魔法が発達している世界なので、

  科学的なものがありません!


男:え〜と、それはつまり?

  パソコンとか、ゲーム機とか、スマホとか、

  車や飛行機が?


神:ありません♪


男:お疲れっした〜!

  出口どっち?


神:あれっ、いいんですか?異世界ですよ?

  魔法で空飛んだり、美人なエルフの

  奥さんとか出来ちゃうんですよ?


男:エルフいんのかよ。

  そういう事は早く言えよ。

  エルフとかいわれちゃうと

  ちょっと行ってみたくなるだろ。


神様:…まぁ、モンスターとかもいるけど(ボソッ)


男:いや、だから悪いところ!

  ばっちり聞こえてんだよ。

  さっきからメリットがデメリットを

  超えれてねーんだよ、

  そんなんで行きたくなるわけねーだろ。


神:えぇ〜?我がままですねぇ。

  あ、じゃあ今回だけ特別に、

  神の力的なやつで強くしてあげますよ。

  あなただけ魔法の威力数十倍とか、

  素手で大木をへし折れるようになるとか。


男:いや、そこまで行くと怖ぇよ。

  改造人間か俺は。

  それもう人間の皮を被った熊かなんかだよ。


神:もう、なんでそんな嫌がるんですか?


男:逆になんでそんな勧めてくるんだよ?


神:いや、ノルマ達成できなかったら

  ボーナス減らされちゃうんで。


男:サラリーマンか!

  もうやってられんわ!


神&男:どうも、ありがとうございました〜。

ゲラゲラコンテストが面白そうだったので書いてみました。

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