わけわかめ
「じゃ佐々木君、寮にレッツゴー」
「はい」
「じゃあなー先生にきおつけてかえりや~」と組長
「じゃ」と金髪
「じゃぁね~」と犬耳少女
・・・ということで寮についた。
この学園の寮は6つあり、男子寮、女子寮ともに3つずつあり、どの寮の一階には小さい購買のような場所があり、パンなど売っていた。
俺はお腹がすいていたので3つほどクロワッサンを買った。
そして先生についていくと俺の部屋は一番上の階の一番端っこの部屋だった。
なんかうれしい!
「よし、これから佐々木君のスケジュールとかを発表するよ~」
そんなことを部屋の前で言われた。
「えーと今からすることは、最低限の異人とかの知識をつけること、そして組長のチームと親睦を深めること・・・・ぐらいかな?」
・・・2つだけかぁ。
「あぁそれと君の情報についても説明するね。君の名前は佐々木 日差
異世学園一年B組、チームはエントランスファイヤーに所属、そして特等生である。」
それやべぇよ。エントランスファイヤー?禿頭性?!
「それ、嘘ってばれません?」
「全然ばれないばれない!だいたい戦闘能力の面では全然推薦枠には入れるレヴェルだし、現にさっき組長との模擬戦で勝ったじゃん。」
「・・・」
「それと。無理やりにでも特等生じゃないと基本、入学式前に学校に入れないし。」
「そうなんですね。」
「うん、あと、それとプロジェクトの話は極力誰にも話さないように」
「わかりました。」
「それと、明後日入学式だから、それについて書かれてあるプリントは部屋の机においてあるから。
それと、君の部屋はシャワーとトイレが付いているよ。制服はクローゼットの中に入ってるから明日からそれらを着るようにね~そんじゃ今日はゆっくりしてねー」
「はい、ありがとうございます。」
僕はこの時とても救われた気分だった。理由は単純明快トイレが漏れそうだから〈大小共に〉。
僕は急いで部屋に入り手探りで今開けたドアの近くにある電気をつけてトイレに入った。
下半身の衣服を脱いで便座に座った瞬間電話がなる。
プルルルル。
恐らく組長だろう。そう思いながらズボンのポケットから携帯を取り出して画面をみる。
やっぱり組長だった。僕は申し訳ないとおもいながら着信を拒否した。
すると、すぐにまたかかってきた。
組長からだった、不安を覚えた僕は電話に出た。
「佐々木君大丈夫?光津子におそわれてない?!」
「襲われてませんよ!」
「おお、そうかそうかならトイレ?」
「・・・・はい」
「おお、そうかそうか・・・そうそうチームのことで話があんねんけど」
まてまてまて今、限界なんだが!今日一番のストレスだよ!
「ちょっとまってください!」
「ん?どうしたん?」
「汚いんであとでかけ直していいですか?」
「別に気にしんでええよ、うちのチームに入ったからにはかわいい後輩やねんからそれぐらい屁でもないわ!」
屁が出そうなんだよ~!!!!かんべんしてくれ~
「・・・・かんべんしてくださぃ」
「あ!佐々木君は今、一種の極限状態ってやつやろ?これはなかなか使えるからちょっとつきあってな~」
「・・・・・・」
「えーと佐々木君はうちの質問にyesかnoで答えきるまで電話切ったらあかんで~」
はよしてぇ・・・
「・・・・・」
「・・・返事がないけどyesってことやな」
「それでは、今ウンコもれそうですか?」
「yes」って何言わせんねん?!
「ははははは!」
ぶっとばすぞ?!
「えっと、佐々木君の戦闘力はもともとですか?」
「no」
「佐々木君の明日の予定は開いている」
「yes」
「ハーレムが好きだ」
「yes」
「実は中二病だ。」
「yes」
「闇が深い」
「yes」
「組長が怖い」
「yes」
「仲間は大切にするほうだ。」
「yes」
「組長のことを美人だと思う。」
「yes」
「そろそろ、電話切ってほしい」
「yes!!」
「ほんじゃ、またかけ直すわ。」
・・・・あぶなかった。
俺はトイレから出て机に置いてある明後日の入学式のプリントを見ていた。
一通り拝見して部屋全体を見渡すとまるでホテルのような部屋だということにきずいた。
すると電話がかかってきた。
「はい、もしもし。」
「どうもーようでた~?w」
「・・・」
「あ、そうそう。君新人やからチームのルールとか教えに電話したんやった。えーと我がエントランスファイヤーの特色は新人の育成に力を入れているところとチーム内のコミュニケーションを積極的にとるようにしているところです。入隊する条件はC+以上の戦闘能力と社会性、向上心、がある者。チーム独自のルールとしては、入隊試験としてチームリーダーと模擬戦をすること。ダンジョン攻略での戦利品はチームのものとする。ってところやな。」
すっげぇ真面目に説明してる!
「わかりやすかったです。」
「へへへー。そうそう明日暇って言ってたやんか、やから10時から今日模擬戦した部屋で練習とか一緒にやろー」
「わかりました、制服でいいですか?」
「あーうちのほうで体操服用意しとくからとりあえずは制服できてな~。」
「わかりました。ありがとうございます」
「ほいほい、じゃあおやすみ~」
「はい、おやすみなさいー」
やっぱり俺バカだな、電話で切る直前の会話の時に頭を下げてしまう。
それから俺はクローゼットからパジャマを取り出してはを磨いて寝た。