Goes on.
自分ばっかり、苦労させられてる。
自分ばっかり、損をさせられてる。
そんな風に思ったら、この詩を読んでみてください。
少し、気が楽になるかもしれませんよ。
悲しい気持ちを抱えたまま
私は夜の街を歩いてる
嫌味なくらい晴れ渡った春の日
見上げた空は黒く滲んでた
下らないことでケンカして
同じ失敗を繰り返して
気づいたらひとりぼっち
いつもの道を辿ってる
いいことなんて期待してない
真っ当な日々が送りたいだけ
なのにどうして空回りするの?
握った拳が痛かった
別に誰かのせいではない
強いて言うなら私のせい
そんなの納得できないよ
ああ神様、
せめて前向きな話題ニュースをください
願っても なにも起こらない
よろけそうな自分が怖かった
どうして 周りはみんな
どうして あんなに楽しそうに生きてるのに
どうして 私だけこんなに
悲しい気持ちでいなければいけないの?
答えなんてない
そんなのは分かってる
せめて答えっぽいものでいいから
誰か教えてよ
黒猫が前を横切った
カラスが横を飛び去った
それでも
生きていきたいんだ
みんなの期待に沿えなくても、
自分を大切にしてあげたいんだ
それってずるいのかな
無責任っていうのかな
ええ、何とでも言えばいい
私を守れるのは 私だけなんだから
でもやっぱり
ちょっとくらいは
いいことがあるといいんだけど
毎日辿る、同じ帰り道
考えることも毎日同じ
登り下りを繰り返しながら
今日も私は歩いています
※この詩集にまとめられている作品群は、以下のシリーズページからアクセスできます!
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