表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編集

当て馬生活も悪くない

作者:
掲載日:2015/11/03

初作品いつつめです。すごい短いです。

『ちぇるー、すきだ!』



今日も告白してきたショタ。いや、私も当時は幼女だったが。

そこへ強気なロリが来て、私にぬいぐるみをぶつけてくる。

『あんたなんかきらい!ダンくんをとらないでよ!』

『ちぇるになにするんだ!』

『だって…だって!ダンくんがすきなんだもん!ほかのことなかよくしちゃいやなんだもん!』ロリがわんわん大泣きしている。

ショタがオロオロしてあわててなぐさめている。

『ご、ごめん!しらなかったんだ。ぼくのことそんなにすきなんて気づかなくてごめんな?』

『ひっく…』

『こんなにおもってくれるなんてぼくしあわせだな!ぼくもきみがすきみたいだ!』

『ほんと?』

『あぁ!だから、おおきくなったらけっこんしよ!』

『うん!ぜったいおよめさんにしてね!』

ショタロリコンビは仲良くお手てつないで去って行った。






 そう。皆さんお分かりかもしれませんが、私は完全に最初から空気扱いです。


 前世は地球というところの記憶を持ったままチェルシーという名前でこの世界に産まれました。最初は異世界転生やっふー!とか思ってましたが、容姿が可愛いことを除けばいたって普通。普通の庶民に産まれ、普通の暮らし、普通の両親、魔法があるとか実は神の失敗でとか、チートとか全然ない。だけど小さい頃から私のまわりでカップルがインスタントラーメンのごとく次々とできあがる。三角関係かと思いきやすぐカップルができるのである、私を当て馬にして。縁結びの神様かなんかがくれた能力なんだろうか、でも自分が恋した時は他の女に取られるし困るスキルだよね。そして、年ごろになった今も目の前で、ほら…



『チェルシーは俺のもんだ!』

『何言ってんだよ!チェルシーは僕が好きに決まってる!』

『なんだと!お前のような貧弱で弱いやつを好きになるはずがないだろ!』

『お前だって野蛮で頑固なんだからな!』

私の最近の楽しみは積極的にカップルをつくることである。

『やめて!二人とも!お互いの良いところだってあるはずよ、争わないで!』

『チェルシーが言うなら…すまなかったな』

『ぼくもごめんね』

『まぁ、そのあれだよ、お前この間、怪我した鳥の手当てしてただろ?優しくて良いところあるじゃねぇか』

『君も鳥と僕をかばって野犬に立ち向かっていって追い払う姿はたくましくてかっこよかったよ』

お互い見つめあって照れたようにモジモジしている。うむ、眼福眼福。

『なぁ、俺おまえのこと好きみたいだわ、守ってやるからずっと隣にいろよ』

『ほ、ほんとに?僕男だけどいいの?』

『あぁ、お前じゃないとダメなんだ』

『嬉しい!ずっと離さないでね、アンドリュー!』

『ティンク、愛してる』

むふふふふ。成功しました!やりましたよこのチェルシー!めでたく男カップルのできあがりです!さて、エンディングです!

『二人はとても想い合ってるのね!感動したわ!お幸せにね!』

『あぁ』『うん!ありがとう』

二人は寄り添いながら帰って行った。



 今からイチャイチャするのね!見たいわーぜひとも見たいわ!でもさすがによその家をのぞくのはやめとこう。





 だが、私はいつになったら彼氏ができるのだろうか?それこそ縁結びの神様のみぞ知るって?そりゃないよ!



お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ