あたまのなか30
掲載日:2026/02/01
死について
何故死が運命づけられているか今のところ誰にもわからない
鉱物のように死を克服できるようには進歩しなかった
ほぼ永遠に生きる生物もいるが多くの生物はそうなっていない
紫外線や複製により損傷されるDNAまるで作為的ではないか?
生物は死ぬことを運命づけられているようだ
死とはなんだろうか?
多くの場合それは永遠の別れだろう
人類は記憶によって人格を形成する
その記憶をコピーして完全な自分を作れたら永遠の命となるだろうか?
そうではあるまい
それは所詮自分と同じ性格の他人にしかならないだろう
意識していることを生きている間は意識できない
これは鼻が臭いに慣れることに似ている
生きいている生物は生きていることに慣れている
だから生きていない時のことを忘れてしまっているのだ
生を受ける前の状態
語り得ぬものを前にして沈黙しなければならない
その時を楽しみにしようじゃないか
それが望まない道だとしても誰も逃れられないのだから




