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ウィンチェスターが火を吹く夜

作者: アンドレ

軍隊を辞めてからは放浪の日々。

三日月が俺を見ているような夜。

月明かりで雲が照らされ、よく見える。


雪山の近くにある町。

小さな町は狩猟と観光で成り立っている。

長閑で一人でも心地よい。


小川のせせらぎは就寝する事を妨げない。

暗い森から熊の鳴き声が聞こえるが、ここまで来ることは無いだろう。


そんな静寂を切り裂くように、

銃声と馬の鳴き声が聞こえる。


何かあったかと思い外を見てみる。

革に包まれた集団が馬小屋を襲撃している。

馬泥棒のようだ。


俺は肌着のまま、ライフルを手に取り、

窓から集団へ数発撃ち込んだ。


馬小屋強盗は驚き、逃げていった。

しかし、何頭かは持ってかれた様子である。


翌日再び奴らは現れた。

警戒を物ともしないとは肝が座った連中だ。 


俺は周りに誓っていた。

必ず、奴らを仕留めてやると。


黒い集団が密かに馬小屋に入った所で銃撃を開始。

保安官たちも手伝ってくれ、

数秒で200発以上の銃弾が強盗を襲う。


撃ち終わり、静かになった小屋を覗く。

数人の死亡を確認した。

だが、あの銃撃で何頭かの馬も死んでしまった。


俺は誓った事を成し遂げたが、

住民たちの複雑な心境を感じ取り、

翌日早朝には逃げるように町を出るしかなかった。

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