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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 全ての柱を復活させると、自然と僕と会長の頭に新たな一節が入ってきた。どうやら冬での目的を達成したから、ご褒美がちゃんと帰ってきたみたいだ。これで得たコードは二小節分。あと二つでノームの祭壇への道が開ける筈だ。


「ふう、また一つ祝福の扱いの幅が出来たな」

「祝福の使い方を教えてくれてる感じだからね」


 全くだ。この祝福集めは祝福への理解度を深める為にあるみたいな感じ。今までは深く考えずに、使ってたわけだけど……この祝福を集めだしてから一気に祝福への理解度が上がってる。祝福は祝福だ――みたいな思考停止ではなくて、祝福の使い方に幅が出来たよね。


 今まで得た祝福は自分の中で個別に扱ってたわけだけど、自分の中にある間は祝福は一つの力と同じだ。そうなると、もっと応用が利く気がする。まあ自分の中にあるくらいの祝福はそこまで大きくはない。けど、今まではその小さな力を更に個別に使ってたわけだ。


 でもそうじゃなくていいという気づきがここではあった。ならこれからはもっと大きく強く祝福を使える。まあそれも状況によると思うけどね。だって全部の力を一つに集約すると同時に複数の祝福を使えなくなるわけだしね。


 戦術の幅が広がる代わりに考える事が増える。大変そうだが、楽しみでもあるな。復活した柱を見て冬のお姫様は僕たちにお礼を言ってくれる。そして今度は冬のお姫様もついてきてくれるらしい。こうやってお姫様が増える感じでここは進んでくのか?


 でも祭壇までついてくるって訳じゃないよね? どうなんだろう? 冬から夏の方へ行くのはちょっと遠い。なんたって正反対の位置だからね。なので一回秋を経由していくことにした。


 まあまっすぐ行った方が早いんだが、なんかお姫様が報告したいらしい。なので寄り道することになったわけだが……秋の場所に入って直ぐに何か焦げ臭いにおいを感じた。


「秋だから焼き芋でも焼いてる?」

「そんな呑気な理由ならいいわね」


 僕の発言にセラの奴がそんな冷たく返す。酷い……だって秋と言えば焼き芋だろ? そう思ってもおかしくないじゃん。けどどうやら、セラの読みの方が正しかったみたいだ。


 異変に気付いたお姫様が騎士を伴って一直線に城へと向かう。僕たちもそれを追いかけるよ。トンボは速いが、見失うほどじゃない。まあ見失っても向かう先かわかってるから問題はないんだけど。僕たちは走る。彼岸花を押しのけて向かうと、どんどんとその焦げ臭いにおいは強くなっていった。


 そして次第に武器と武器がぶつかる様な音も聞こえだす。開けた秋の城の場所に出る。そこではトンボの騎士達と蜂の騎士達が戦っていた。どうやら春と夏の混成軍が秋の城に攻めてるようだ。一体なんでこんな事を? 僕たちのせいなのか? それなら、その責任は僕たちにもある。


「やっていいよな会長?」

「無力化だけにしてね。殺すのはダメだよ」

「わかってる!」


 フラングランは抜かない。それでもきっと出来る。祝福を上手く使えば! 

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